起業のためのネット インフラ

 自宅の一階に事務所(事務室)ができて、最近は朝夕すずしくなってきたこともあり、エアコンが稼働しない事務室で作業をすることが多くなってきた。
 今週はとうとうホームページ作りに着手し、今日は公式LINEも作ってみた。あちこちに協力の依頼や広報をするにあたって、いまやこれらのネット インフラは欠かせない。家を建てるのに水道管やガス管、電線を設置するのと同じくらい必須アイテムになっている。

 私と夫がこれから始める仕事は、ローカルで対象者がかなり限定されているので、多くの人にPRするとか、そういう必要はない。だけど、その限定された範囲内にいる必要な人に情報が届かないようでは意味がないし、私たちにアクセスしてもらうツールがたくさんあれば(敷居が低くなるという意味で)良いのだろうと思う。

 名刺をつくるにも、印刷物をつくるにもホームページアドレスやQRコードがあったほうがいいので、まずはネット インフラから始めてみることにした。

 やってみて感じるのは、今は本当に個人で起業しようとするのにハードルが低くなっているということだ。たとえばホームページをつくるにも、今は専門的な知識が必要なく、会議用の資料をPCで作れる程度の力量があれば簡単に作れてしまう。PC用のホームページを作れば、スマホ対応の仕様も自動的に出来てしまう。すごっ!

 ホームページに限らず、そういうプラットフォームがまずは無料で使えるというのも、ハードルを下げている。
 このnoteもまずは無料から始めて、いろいろな機能を使いたくなったら、有料オプション的に付加していけるようになっているけれど、まさにそんな感じで、標準的な機能は無料プランで試せるようになっている。

 それは何を意味しているかというと、初期投資がほとんど必要ないか、かなり少額に抑えてトライできるということ。

 うちは自宅を事務所にするので、より初期投資が抑えられるけれど、今はコワーキングオフィスやレンタルオフィスもあるので、そういう意味でも今は投じなくてはいけない資金が以前よりも少なくなっていて、トライ&エラーがしやすくなっているなぁと感じる。

 スキル マーケットのようなものもたくさんあって、自分ができないことや不得手なこと、時間をかけたくないことは、単発で依頼して揃えることもできる。うちはスキル マーケットでロゴマークを作ってもらった。こういうことは得意な人にお任せしたほうがいいと思って。
 そんな、昔なら伝手(つて)がないと誰に頼めばいいか分からなかったであろう仕事も、さくさく頼めてしまう。ついでに書くと、そこにまつわる人間関係のわずらわしさもない(紹介してくれた人にお礼として菓子折りを渡す的な・笑)。
 
 伝手(つて)を必要としないということは、私と夫が起業しようとしていることを大々的に発表しなくても、粛々と準備を進めることができるということ。なので、どこあの時点で「ああ、これは無理だな」と思えば、こっそり辞めてしまうことだって可能。つまり傷が浅くて済むってこと。

 いろいろな働き方に挑戦できるのって、いい時代だな。

 組織を飛び出してみて、そういうことを体感している。10月には広報も始める。小さいながらも、私たちの挑戦の日々がようやく始まろうとしている。

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