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「もうこれ以上、何も求めない」 わたしが、心から満足しているもの
友人とお題を出し合ってnoteを書く企画、第四弾。
今回のテーマは『現状で心から満足していること』
なんだろう。
ちょっと考えて、5分後には答えが、ふと頭に浮かんだ。
「家族」
これが、わたしが現状、心から満足しているもの。
現状というか、生まれたときからこれまで、ずっとかもしれない。
家族からもらったもの
思春期の頃や、学生の頃は恥ずかしくて言えなかったけれど、本当の本当は、家族が大好きである。
うちの家族は、多分、世間的に見てもちょっと珍しいくらい、仲がとても良い。
年に1、2回は家族みんなで旅行に行くし、実家にみんなが集まったときは、一人ひとり自分の部屋があるくせに、リビングで談笑するのが楽しすぎて就寝のギリギリまで全員リビングにいる。何でも話せるし相談できる。
家族仲が良い一番の理由は、うちの両親が仲良しということかもしれない。
うちの父と母は、大学の同級生で、大学生の頃から付き合い、社会人になってからそのまま結婚。仕事もプライベートもキレッキレの父と、天然で誰からも愛されキャラの母は、性格は真反対だけど、とてつもなく相性が良い。
ふたりは今年で60歳だが、お互いのことを今でも尊敬し合っていて、大好き。特に父が、母のことを大好きみたい。そして、いつも優しく頼りになる父に、母は全幅の信頼を置いている。
そんな仲良しの二人は、生まれてくる三人の子供にも、愛情をたっぷり注いでくれた。
あげればキリがないけれど、基本的に、否定をされたことは一度もない。姉妹間で比べられたことも、なかった。もちろんダメなことをしたら沢山怒られたけれど、わたしがやりたいことは全てやらせてくれたし、いつも全力で応援してくれた。小さい頃から肯定的な言葉や、褒める言葉もたくさんかけてもらってきた。
「愛」なんて言葉は、かっこつけているようで、
キザな感じで使いたくなかったけれど、
本当に、家族からたくさんの「愛」をもらった。
「家族」の存在は、これまでもずっと
わたしの心を満たしてくれていた。
バトンのように受け継がれていく
温かくて愛情たっぷりの家庭で育った私は、自然と「家族って大切だよなー」ということを強く思うようになった。
そして、いま「家族仲が深まるきっかけが作れるといいな」との想いから仕事で、家族に関する絵本を制作している。
というのも、3〜4年前に心理学を勉強しているときに
・家族仲が良くない
・母親に愛されてると思えない
・ちゃんと親子で本音で話したことがない
という人達が意外と多いということに初めて気付いたことが大きい。
一番身近な家族が、一番の「味方」でいてくれる安堵感がどれだけのものかを私は知っていたから、
親から子供へ、ちゃんと愛情が伝わるといいな。
家族が一つになれたらいいな。
そのきっかけを作りたいな。
と、思うようになり、今の仕事に行き着くことになった。
きっと、エゴといえばエゴかもしれないし、綺麗事と言われたらそうなのだと思う。けれど、人が本当に心の奥底で思っていることなんて、他人からしたら綺麗事に聞こえてしまうくらい、ピュアだったりするんだ。
それに、誰か一人でもハッピーになれるなら、それだけでいいじゃないって思う。
28年間を通して、家族からたっくさんの愛情をもらったおかげで、「家族がハッピーになれるきっかけ作り」を、これから頑張ってみようと思う他にも
両親にこれから沢山恩返ししていこう
将来は同じように家族愛たっぷりの家庭を築こう
と、決めている。
自分がやってもらって嬉しかったことは
他の人にも同じようにできるし、
自分が満たされてるものは
他の人にもお裾分けできる。
私が家族からもらった愛は、
絵本を読んでくれる人へ、大切な人たちへ
未来の両親へ、将来の自分の家庭へ
どこかで途絶えることはなく、バトンのように、
どこまでも受け継がれていくんだ。
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「ほんと、うちの家族で良かったなー」
何年か前に、家族みんなでご飯を食べているときに
ふと、呟いたことがある。
すると、
「その言葉、りかと同じくらいの年齢の時、わたしも同じように両親に言ってたなぁ」
と、両親が口を揃えて言ってきたことがあった。
両親もまた、おじいちゃん、おばあちゃんから、
惜しみないほどの愛情を注がれて育ったのだろう。やっぱり、ちゃんと受け継がれていくんだな。
28年間、家族からたっぷりもらった愛を、今度は自分の周りの人たちへ、たくさん返していこう。
「いつの日か、両親からもらったバトンを、他の誰かに渡せるといいな」
そんなことを、思っている。