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映画『ふたりで終わらせる』を観た

映画『ふたりで終わらせる(原題:It Ends with Us)』を観ました。

ふたりで終わらせるの"ふたり"が誰を指すのかが終盤に分かった時に、この表題に込められたとても切実な思いを感じました。

※以下ネタバレあり
DVって、もっと日常的な暴力のことを指すのかと思っていたけれど、カッとなった時の1.2回であっても目を瞑ってはいけないのだと学んだ。
そういう一面には寛容になってはいけないんだ。

ライルはカウンセリングを受ける意思を示していたし、変わるかもしれないけど、彼の中に潜む暴力的な部分は毎日一緒に隣で寝るには恐ろしすぎる。
ライルも、自分のそういう自制できない一面を認めて抱えて生きて行くのはとてつもなく苦しいだろうなと思ったし、そういう人の立場の苦しさも伝わってきて、加害者側の人生についても考えさせられた。

2人の幸せな時間がある中での愛する人からの暴力に、はっきり別れを選べたリリーを尊敬する。
自分の身近には今まで無かった問題を、映画を通じて考えるきっかけになりました。

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