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愛猫のお骨上げ
昨年の11月に、庭に住んでいた野良猫を保護して家猫にした。
庭で生まれた子で、年齢は8歳だった。
8年間の外暮らしのためか、いろいろ病気を持っていて、保護して1年で亡くなった。
地元の公営の焼き場に持ち込み、個別火葬をしてもらった。
料金は7000円。
小さなお家のような建物で、担当の市の職員が迎えてくれた。
ダンボール箱を渡すと、簡単な祭壇の横に置きフタを開けて、「どうぞゆっくりお別れしてあげてください」と頭を下げた。
私は出来る限りの言葉をかけて、撫でてあげた。
火葬が始まる時は、数珠を持ち手を合わせる私の近くで、深く頭を下げていた。
そして終わってからのお骨上げ。
全体を見て「この子は何かお腹のあたりの病気だったんですか?」と、火葬したお骨を見ればわかるらしい。
当たっている。
のど仏だけは取り分けて別に置いてあり、足元から順に「これが爪、足のスネにあたる骨…」
最後は頭蓋骨。
猫の思い出話を聞いてもらいながらのお骨上げに、悲しい気持ちが落ち着いて少し楽になった。
骨壷はいつもパイレックスの鍋。
中が見えるのでとても好き。