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天国に届け彼女への手紙

高校の同級生が亡くなった。癌で3年闘病生活を送っていた。
美人で優しくて、穏やかで怒る顔は見たことなかった。
実家は裕福で両親も人徳があり、幸せそうな家庭に育った彼女
大人になっても交流があって、職場結婚して子供ができ、子育てに専念し
子どもたちも大きくなって、趣味の手芸やダンスなども楽しんでいた。
何時までもきれいで、前向きでいつも輝いていた彼女は、その人生を最後の時まで一生懸命生きていました。素晴らしい人で非の打ちどころがない私の自慢の友人でした。

喪中の葉書を受け取り、予想はしていたが、現実に晒されると、こんなに悲しいものだったなんて、自分が思っていた以上に落ち込んでしまった。
最後に会ったのは10年前、最後に電話で話したのは2年前。
SNSでは、ずっと交流をしていたので、いつも近くに居たような感覚がしていた。
彼女の夫とは面識がなく、今更、私はどうすればいいのか。そう思いながら日々の生活を送っていると、彼女は夢の中に現れた。私はめったに夢を見ないが、その夢を起きた瞬間もはっきり覚えていた。
夢の中の私は彼女と仕事上での関りがあり、私がミスしてしまい、彼女に謝りながら説明しているような内容だった。彼女は静かに私のミスに怒っていた。実際の彼女があんな風に怒る事はなかったのに。

夢から目が覚めた私は、ハッと気が付き、「彼女に手紙を書こう。」
そう決心し、彼女の夫あての手紙を書きつつ、途中から彼女宛の内容を書いて、今までの感謝の言葉をしたためました。
ご仏前に届けて下さいと、最後に書き、家族はこんな手紙に困惑するだろうと思ったけれど、私は彼女の親友だったのに、結婚式もお葬式にも出れず、亡くなった事も数か月後に知るなんて・・・と、どこにぶつけていいかわからない怒りに似た感情でした。いつも私を素通りしていく。寂しい。
寂しい、、寂しい、、っていう気持ちです。

私は激しい一面があるから、双極の気質もあるので、どこか攻撃性があるのだろうと自分ではわかっているけれど、今回の感情は、やはり気持ちの整理が必要だったから。ごめんなさい。でも仕方ない。ストレート直球。それが私だから。あなたの事が大好きだった。あなたと共有できた時間、すごく幸せっだった。天国に届けて私の手紙。

そう、こう思うのよ、私は。
何故、あなたの人生がこんなに短かかったのか。
私が居ながら、何もできず、何もできなかった。でも、何もできる事がなかった。あなたを守れなかった。守りたかったけど、守るような力も無かった。
子どもの手が離れたら、一緒にお茶したかった話したかった。会いたかった。会いたかった。悔しいな。


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