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老街巡りの休日

9月も末のお休みの日。と言っても平日なんだけど。家にいても心がしんどいので久しぶりにお出かけしました。
 
 
いつもこうやってよく日帰り旅行をぷらーっとするんですが、思いつきで行くんだけども一応テーマ的なものを掲げていきます。 
 

今回は【行ったことない老街に行こう】です。さらに、いわゆる大溪とか九份とか三峽とか鶯歌とかの所謂観光地!って感じじゃないところが良くて。って調べてみると、そんじょそこらに老街は存在するんですね。
 
 
調べてる時点で、ほんとに何もないことは分かったけれど、以前に行ってみようと言っていた老街にとりあえず行くことにしました。

 

 

今回は台鉄の旅。テンション上がる〜!!台鉄に乗る時は絶対にきっぷを買います。悠遊卡で乗らないの。だってきっぷが欲しいからね。
 
 

と言う訳で最初に向かった先は【雙溪站】
え?どこって?貢寮站の1つ手前です。ん?分からないって?福隆站の2つ手前です、ほら、サンドアートと駅弁で有名な福隆站。
 
 

田舎の駅なんだけど、意外とたくさんの人が降りていきました。台湾のいいところって、すぐに山に行けるし海に行けるし街に行けることだなぁってつくづく思います。 


のどかなところです。ほんとになんにもありません。

歩いて歩いて着きました!【雙溪老街】です!
見ての通り、ほんとになんにもありません。
 
この先へ進むと、、、

昔の船着場がありました。
清の時代から。この小さな100mほどの老街も宿や商店で賑わっていたそうです。台北と宜蘭を結んでいたそう。
 
 

窓も良い感じ。ポージングできる人はいい写真撮れそう。

横道にそれると、川が合流する地点が見られます。ちょうど商店のおばちゃんがいて、明らかに民家の入口みたいだったので入っていいのか見ていたら、無言で入っていきなさいとサインをもらいました。
 

行ってみると廃墟のようなものが。

祠のあともありました。よくよく見ると、さっきの商店とつながってるみたい。

ちゃんと説明文もありました。周さんのおうちだったんだって。日本統治時代は周總理って呼ばれてて雙溪の庄長だったらしい。今は林さんが買い取って修繕してるらしい。
 
 

この老街の1番老街ぽいポイントはこの薬やさん。この日は閉まってたけど。(というか、これ以外ほんとになんにもない)
 
 

近くに【東和戲院遺址】ってのがあって気になってたんだけど、入れなくなってました。残念。
 
 

ちなみに老街の入り口にはこの廟があります。道を挟んで向かいには小さな市場も。
 
 
 
さて、次の場所へと向かいます。台鉄の旅のポイントは予め時刻表をきちんと調べておくこと。散策の時間と次の電車の時間の目安を大方つけておかないと、大変不便です。事前に調べるのももちろんだけど、遅れたりするのもよくあるので、駅についたらまず時刻表を確認。
 
 

電車に乗って、再び南下します。福隆ではやっぱり沢山の人が降りました。私は今日は降りません。電車の中から海を眺めます。
 
 


次の目的地はこちら【頭城站】
ここはそこそこ有名なところ。宜蘭って結構遊びに来てて礁溪はもちろん羅東もよく行ったし、なんなら二結まで行ったというのにここは来たことないなーと思ったので。

  
 

駅からすぐに有名な【頭城老街】があります。
お腹が空いてたので先に腹ごしらえ。と言いつつ、天気も良いしそこまでお腹空いてないなー、、、。
 
 
 

結局有名なこちらへ。【老街懷舊食堂】
お店の中はレトロな感じでいい感じ。

メニューの写真撮るの忘れたけど、排骨便當食べました。
 
 

奈良町あたりを彷彿とさせるこちら。奈良ホテルの近くとかにありそうだよね。【盧纘祥公館】だって。残念ながら公開はされていません。宜蘭縣長が住んでたとかなんとか。

向かいには池塘、所謂溜池がありました。
 
 

そしてここの近くに【十三行】
平日だったからなのか、車がたくさん停まってて全貌を収めることはできず。
その昔、宜蘭の貿易の港口で、倉庫だったらしい。13棟続いてたので十三行って言うんだって。所謂長屋的なもの。
 
 

ここの老街の建物で多かったのは、ドアの外側に門扉がついてるもの。これは木製だけど金属のもありました。

【頭城鎮新長興樹記】
 
 

いろんな所でマジョリカタイルに出会えてHAPPYなこの老街。かわいいかわいい。
 

ここ!イチオシの建物でした。マジョリカタイルもさることながら、右側は見えないんだけど、上の丸窓、【Y】と【N】が施されてるんです。しかも朝ごはんやさんしてるみたいです。
 
 

うーん、老街。この通りの間には【藝術巷】とか色々細道があって展示がありました。
 
 
 

気になってて来たかった(見たかった)ここ!!

壁に魚が付いてるのが分かりますか??

これは【鰲魚出水口】って言って、雨が降ったときにここから水を排出するものだそうです。雨樋的なのね。この写真が撮りたくてわざわざ望遠レンズ持っていったけど、意外と遠くてあんまりよく撮れませんでした。
たくさん雨が降ると、魚の口からピューっと水が出るところが見られます。昔のおうちにはよくあったらしいです。
 
 

かわいい鉄格子。
気になってたかき氷屋さんはまだ内用解禁してなかったので諦めました。さて、頭城に別れを告げます。
 
 
 

頭城站のホームにはなぜか鯉がいます。上から覗くと餌をもらえると思うのか集まってきました。餌、無いよ、ごめんね、

電車を待っていると目に入ってきたこれ。何かわかりますか?注音記号で【ㄊㄔ】って記されています。頭ㄊㄡˋ城ㄔㄥˊの頭文字(っていうのかな?)ですね!なんの為に記されているのかはわからなかったです。
 
 

さて、最後の目的地は【冬山站】です。
礁溪で温泉行こうかなー?でもまだコロナの影響あるかぁ、やめた!じゃあ宜蘭行く?うーん、、、久しぶりに羅東で呷冰するか!と思ったけど今日のテーマを思い出して冬山へ。
 
 

貸し切り列車を見れてラッキー!

このお月さまを見に来ました。どうせだから夜暗くなってからも見たいな。久しぶりにカフェでも行って暗くなるのを待ちましょうか。
 
 
と、散歩しながら考えていたらどうやら隣に公園があることがわかりました。

しかも船に乗れるらしい!えー!乗りたい!日没までは時間もあるしせっかくなので行くことにしました。
 
 

入場券(30元)を支払って入場したのは【冬山森林公園生態綠洲】です。

わあ!広い!広いなぁ。
鉄橋は台鉄のものです。つまり、電車が近くで見られる!?(そう、私は鐵道迷)
 
 

こんな近くで電車を見ることができます!最高やん!普悠瑪も太魯閣も見られてラッキー✨
 

こんな電車の紹介パネルが何枚も設置されていました。面白いのは「出現率」が記されていふこと。もちろん全種類写真に収めてきました(笑)
ところでこの電車、私は「ペンギン」って呼んでたんだけど、このパネルによると「小夫(スネ夫)」らしいです。勝手にスネ夫載せていいのかな、いいのか。
 
 


船に乗るべくチケットを購入。75元。30分ごとに運行していて、約15分の船旅。
 
 

ガイドさんがこの公園の説明などをいろいろしてくれます。自然生態についても触れていました。
 
ちょうど日が傾き始めた時間だったので暑くもなく夕涼みにちょうどよかったです。
 
 
 

その後も散策を続けます。クラブハリエのお店、なんだっけ?ラコリーナ?みたいな、キッズプラザの中のお城みたいな、こんな展望台もありました。天気が良いと龜山島が見えるよ!とさっきの船のガイドさんが言ってましたが、バッチリ見えました◎
 

噶瑪蘭族のお家の展示とかもありました。この民族衣装はバナナの繊維で作られていて、バナナの繊維で服を作るのは台湾で噶瑪蘭族だけだそうです。
 
 

さっきは船で通ったところもお散歩しました。
 
 
とにかく大きいこの公園。閉園時間もあったので結局全部は回る時間はありませんでした。
 
 
 

閉園時間も近づいてきたので、公園をあとにします。いやあ、こんな公園があるの知らなかったけど思いの外楽しかったなぁ。
 
 

みんなが写真撮ってたなんとか草。なんだっけな、【波波草】だそうです。コキアかなーと思ったけどなんか違うような。でもコキアみたいです。
 
 
あと、稲草の丸いやつもありました。何ていうの、名前、、、

これ。
 
 
 
 

日も暮れて来ました。さっき乗った船の最終便。

月も光り始めました!でも、、、もう少し待ちたいところ。
 
 
 

完全に日が暮れるまで30分ほど待って、たくさん写真を撮りました。満足したので帰ります。
 

駅のホームからも月が見えます。今年の冬にプチ環島したときの帰りに、電車からこの月が見えてて気になってたんです。なので今回来られて良かったです。
 
 
 

この冬山の「冬」のフォントが良き。
台北までは乗りません。羅東へ向かいます。
 
 

羅東に着いてからは寄り道せずにすぐにバスに乗りました。乗ってから気づいたけど、いつもKAMALANに乗るのに違うバスに乗ってしまった、、、。何でもいいんですけどね。
 
 
 
あっという間に台北へ到着です。首都客運は市政府へ到着します。ところで会社の福利で食べ物の補助が今月は310元あったのですがまだ使ってない!明日までにレシート出さねば!ってことをこのタイミングで思い出し(すでに20:00)、血迷って火鍋を食べて帰りました。


おいしかったけど。
せっかくならお寿司とかにすればよかったなー。
 
 

今回の旅はこれでおしまい。
この2日後にも老街へ行きましたが、それはまた気が向いたら記録にします。

おしまい。

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