フラッシュバック
夜になると時々思い出してしまう
苦しくて辛くて真っ暗だったあの頃を
思い出して あぁだめだ、もう消えてしまいたい と思う
死んでしまいたい ではなく いなくなりたい、いなかったことにしたい と願う
もう辛い と 助けてほしい と言葉にできない
でもずっと声にならずに叫んでいたあの時の
心の傷は見えないけれど確実に跡を残して
じわじわと今も広がっている ズキズキと痛む
明日にはいいことがあるかも
でも明後日にはまた思い出して苦しくなってしまうかも
だったらもう終わりにしてしまおうか
そんなふうに考えが行ったり来たり…
どうして今になってまでこんなに辛くならないといけないのか どうせあの人たちは全てを忘れてのうのうと生きているんだろう あの人たちが消えればよかったのにとか
そんなふうに考えてしまう自分もどんどん嫌いになる
あれから10年くらい経つらしい
それだけ経ってもまだ鮮明に思い出す
あの時と同じように苦しくて息が出来なくなる
まるで水の中にいるように
息が出来なくて体が動かなくなる
もうこの先もずっとそんな思いを抱えて生きていかなければならないのか…
もう限界 をギリギリのところで耐えている