【2010~2020年代デビュー】洋楽ぶりっ子アイドルアンケート開票結果
2ヵ月に渡って投票を呼び掛け、お陰様で56件のご回答をいただいた「洋楽ぶりっ子アイドルアンケート」。これまで1960年代デビュー編、1970年代デビュー編、1980年代デビュー編、そして1990年代~2000年代デビュー編の開票結果をご紹介しましたが、最終回の今回は2000年代及び2010年代デビュー編を発表します。
※「洋楽ぶりっ子アイドルアンケート」について詳しくはこちらをご参照ください。
(1)Ariana Grande★3票
1993年生まれ、アメリカ合衆国出身、2013年にデビューしたAriana Grandeが見事3票を獲得しました。
楽曲リリース後、手のひらに「七輪」のタトゥーを入れてしまったことでも話題となったヒット曲、「7rings」(2019年)では、昨今の自身に満ちたArianaを観ることができますね。
(2)Beabadoobee
2000年フィリピン生まれ、イギリス出身、2018年にデビューしたBeabadoobeeが1票を獲得しました。
新曲「Glue Song」(2023年)のビデオでは、Beabadoobeeの生まれ故郷のフィリピンでロケが行われていますが、終始はにかんだ笑顔で歌っていますね。ホイホイに引っ掛かったという方は是非教えてください。
(3)Rumer
1979年生まれ、パキスタン生まれ、イギリス出身、2010年にデビューしたRumerが1票を獲得しました。
ステージをご覧になったという貴重なご意見をいただきました。「Slow」(2010年)からはまさにソフトな歌声を聴くことができますね。
(4)Lana Del Ray
1985年生まれ、アメリカ合衆国出身、2010年にデビューしたLana Del Rayが1票を獲得しました。
デビューシングル「Video Games」(2011年)を聴くと、く、暗い…!いただいたコメントの通りの演出力でした。
(5)Alessia Cara
1996年生まれ、カナダ出身、2014年にデビューしたAlessia Caraが1票を獲得しました。
「Growing Pains」(2018 年)等どの楽曲を聴いても耳に残る歌声が特徴的ですね。あまり化粧っけの無い、大人びてないところも「可愛さ」と結びついているのかもしれません。
(6)Billie Eilish
2001年生まれ、アメリカ合衆国出身、2016年にデビューしたBillie Eilishが1票を獲得しました。
「Lost Cause」(2021年)のビデオでは女子会でひたすらキャピキャピするBillie Eilishを観ることができますね。
(7)Poppy
1995年生まれ、アメリカ合衆国出身、2015年にデビューしたPoppyが1票を獲得しました。
Poppyは日本の「カワイイ文化」に影響を受けているそうですが、「Lowlife」(2015年)でもその「カワイイ」を体現していますね。グラミー候補楽曲「BLOODMONEY」(2021年)も聴きごたえがありました。
(8)V
1995年生まれ、韓国出身、2013年に「BTS」としてデビューしたVが1票を獲得しました。
「Dynamite」(2021年)のビデオを観る限り、BTSの中でぶりっ子なのはVだけではないんじゃないかと思うのは私だけでしょうか。
(9)Olivia Rodrigo
2003年生まれ、アメリカ合衆国出身、2021年に歌手デビューしたOlivia Rodrigoが1票を獲得しました。
確かに2003年生まれでとにかく若いですよね。「Good 4 U」(2021年)のビデオではチアリーディングの衣装で踊りながらも、恨みをぶちまけています。
(10)Tate McRae
2003年生まれ、カナダ出身、2020年にデビューしたTate McRaeが1票を獲得しました。
確かに2003年生まれでとにかく若いですよね(2回目)。「She's All I Wanna Be」(2021年)のビデオでは、ダンスの実力を存分に発揮していますね!流石オーディション番組「アメリカン・ダンスアイドル」のファイナリストですね。
以上、2010年代デビューアイドルからは8名、2020年代アイドルからは2名がエントリーしました。
今回はAriana Grandeが3票を獲得しました。おめでとうございます!上記10名はまさに今活躍中のアーティストたちなので、どんどん応援していきたいですね!
洋楽ぶりっ子アイドルアンケートまとめ
今回、たくさんの方からご投票をいただき、56件の回答を得ることができました。また、投票されたアーティストは総勢44名でした。
44名をデビュー年代別、及び出身国別に集計した結果は以下の通りです。
年代別の集計結果では、1980年代のアーティストが優勢ではありますが、1970年代、そして2010年代デビューのアーティストも票を伸ばしました。
また、出身国別では、中間発表の際に一歩リードしていたイギリスを抜いてアメリカが最も多く票を集めました。
本企画を終えて
「ぶりっ子」か否かという視点で洋楽アイドルを眺めることを試みたことにより、洋楽アイドルの魅力により迫れたのではないかと思います。今回特に感じたのは、一見鼻につくようで、気が付くと目を離さずにはいられないのが真の「ぶりっ子アイドル」なのではないかと考察しました。このようにリスナー側の心に何かしらの引っ掛かり、爪痕を残すことこそがアイドルが存続していく条件の一つになるはずです。そうした戦略的な意味でも、アイドル像の選択肢として「ぶりっ子」というキャラクターは有効なのでしょう。
今後の課題は、日本と海外での「ぶりっ子」の捉え方の違いについてより情報を収集していきたいと考えています。今後も個人的に「ぶりっ子」というキーワードで洋楽アイドルを掘り下げていきたいです。
また、本企画にご参加いただいた皆様、並びに本企画結果発表をご覧いただき、温かいお言葉をかけてくださった皆様、ご支援いただき誠にありがとうございました。厚く御礼を申し上げます。