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【洋楽聖地】マーク・ボランの命日にお墓参り
本ブログでは、現在イギリスに長期滞在中であり、洋楽ファンである私が、洋楽に関するあらゆる聖地に赴いてレポートしています。
今回はT. Rex マーク・ボランの命日9月16日にお墓参りに行くため、ロンドンにある火葬場「Golders Green Crematorium」に行ってきました。
マーク・ボランの死
1970年代のグラムロックシーンを代表するT. Rexのフロントマン、マーク・ボランは、2週間後に控えた30歳の誕生日を目前に、1977年9月16日、痛ましい事故で帰らぬ人となりました。
マークは恋人のグロリア・ジョーンズが運転する車の助手席に乗っていましたが、ロンドン南西部バーンズにて、二人の乗る車はフェンスの支柱と木に衝突し、マークはその場で死亡、グロリアは重傷を負いました。2人とも酒気を帯びていたと言われています。
9月20日、今回私が訪れた「Golders Green Crematorium」にて葬儀が執り行われ、デヴィッド・ボウイ、ロッド・スチュワート、トニー・ヴィスコンティらが参列しました。
後にマークの遺灰はこの火葬場敷地内のバラの苗の下に埋葬され、また記念碑やメモリアル・ベンチも作られました。
「Golders Green Crematorium」へ
今回はノーザン線に乗って、最寄り駅「Golders Green」から目的地を目指します。
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駅を出て右手へぐるっと回ると、高架下が見えます。この道(Finchley Road)を真っ直ぐ進んでいきます。
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しばらく歩くと「Golders Green Crematorium」を示す標識が出現します。ここを右に曲がります。
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少し歩くと、左側に墓石等が並ぶ霊園が見えてきますが、反対の右手にあるメモリアル・ガーデンの門をくぐり中に入りましょう。
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「メモリアル・ガーデン」の中に入りました。美しく整備されたお庭が広がっています。
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メモリアル・ベンチ
入場すると中央に大きな芝生が広がっていますが、その右手側にある小道を真っ直ぐ進んでいきましょう。
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奥の方まで進むと、右手に見えてきたのはマーク・ボランのメモリアル・ベンチです。「Ride A White Swan」にちなんで、白鳥がデザインされた立派なベンチです。
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ベンチとその両脇にあるプランターにはそれぞれマーク・ボランを追悼する言葉が記されていました。
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遺灰埋葬場所
続いて、メモリアル・ベンチに背を向けて、芝生側を向きましょう。この手前のバラの苗の下に、マーク・ボランの遺灰が埋められています。
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マークの遺灰は、彼の両親の遺灰と共に埋葬されています。
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記念碑
そして、最後に記念碑を見に行きましょう。
先ほど来た小道をUターンし、見えてきた左手突き当りにある池の奥のスペースに進みます。
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奥まで進むと、記念碑が二つありました。想いが強く込められたメッセージが記され、マーク・ボランがファンからいかに愛されているかがよくわかります。
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ファンによるメモリアル・サービス
この日、午後2時より「マーク・ボラン没後47周年のメモリアル・サービス」が開催されると案内が表示されていました。私もこの追悼式にお邪魔してみることにしました。
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マーク・ボランのメモリアル・ベンチや記念碑維持のための募金箱も設置されていました。私も寸志ではありますが、寄付させていただきました。
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午後2時を回り、会場にはたくさんのファンたちが集まり始めました。みなさん、“ボラン・Tシャツ”を着たり、グラム・ロックらしい派手な服装を纏ったり、それぞれの追悼スタイルで来場しています。
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メモリアル・サービスはファン代表の方3名によるスピーチ、及び祈りの言葉が捧げられました。スピーカーはそれぞれ、自分がどのようにしてT.REXに出会ったのか、さらにT.REXの功績、マーク・ボランの素晴らしさを説いていました。中にはオランダからのファンもスピーカーとして参加していました。
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メモリアル・サービスが終わると、一人の男性が私に声をかけてきてくれました。その方はマーク・ボランとご自身の2ショット写真を私に見せながら、「彼は本当に素晴らしい人だった」「この命日には世界からファンが集まるんだ」などと、フレンドリーに話してくれたのでした。この後、この火葬場があるGolders Greenからほど近いHendonにてT.REX楽曲を聴くパーティーがファンたちの間で開催されることも教えてくれました。
29歳という若さでこの世を去ったマーク・ボラン。死後47年が経過した今もなお、彼がファンから”熱く”愛され続けていることを改めて確認することができました。
R.I.P. Marc!!
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