世の中を自分の為に回す方法①

私はお姫様になりたい。将来の夢はディズニープリンセス!
そんな風に思うようになったのは20歳を過ぎてからだと思う
成人越えた世間でいう「大人」になってからというもの
世の中が思うようにうまく回らなくなった。

東京というコンクリートジャングルに17歳で田舎の香川県から
高校を編入してまで飛び込んだのにも関わらずたった3年で
自分の人生がどうなってもいいと思っていたし
今思えば良くも悪くもどうにでもなれた。

20歳当時の私は務めていた夜のお店で
それなりのお給料を貰い、毎週飲みに歌舞伎町へいく。そんな生活。

親戚の中でも最年少、3歳で母が死に片親、
そんな私を周りが放っておく訳もなく可愛い可愛いと育てられ
磨かれていく愛嬌と上手な甘え方、怒られた時の逃げ方
それが吉となる水商売。武器になる若さ。
おかげで1番売り上げもあった。
20歳の時には磨き抜かれた「プリンセスマインド」を持っていた。

全ては私の気分次第!
甘えたいと思った時に甘えさせてくれないならいらないし
自分が思うように人が動かない時には不機嫌になり
喧嘩を吹っ掛け泣き落とした。
怒られたらだんまりを決め込み
次の日にはその人と関わらないし記憶から消す。
そんな私と一緒にいた恋人たちはさぞかし大変だったのだろう。
今思うと謝りたい事が沢山ある。
振られてもその時は落ち込むものの
数日後には私の思うようにできなった人というカテゴライズで頭のゴミ箱に捨てた。恋人なのに執事のように扱っていた。

1年近く付き合っていた人に「我慢の限界」と振られ
それでも自分の「プリンセスマインド」は捨てられずにいた
というかそれを「性格」だと決めつけ気付いてなかった
だから代わりの執事を探すべくセフレを沢山つくった
都合がよかったし気分もよかったけど
やっぱり特定の人に愛されたかったし私も特定の人を愛したくなり
何人か付き合ってみたもののすぐに破局。
どうして続かないんだろう・・・。
そう思った時「我慢の限界」と言って振られた元彼を思い出し連絡してみた。

つづく


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