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移りゆくこれまでいた世界
光り輝く煌びやかなネオンが
夜の街を繁栄させる偽りの光が
少しずつ消えてゆくよう
賑わった街も 寂しい喧騒も
夜の風もそんなに嫌いじゃなかったけれど
今は少し距離ができたみたいだ
テレビからの音声も
誰かの不安を掻き立てる言葉も
少しずつ遠のいているね
まるで無重力の中にいるみたいに
不可思議な感覚に包まれているよう
うちの周りはすぐ側に繁華街があってさ
昔は汚いところもあったけど
街並みは変貌しつつあるよ
もう少し緑を増やして
自然に目を向けるようになるといいよね
まぁそんなぼくも生粋の都会っ子だから
もっと自然を大切にしないと駄目とか
もっと植物を育てましょうとか
ぜんぜん人に偉そうなことなんて言えなくて
誰かのつくったものを
たくさん与えられて生きている
やっぱり生まれ育った故郷は好きだからさ
緩やかに変化していけばいいなって思ってるよ
いくらか時間稼ぎができるといいんだけど
急激な変化は 大切なものまで
壊してしまうかもしれないからさ
君が身を置きたい居場所は何処?
ぼくは
一通りのことが終わるまでは
ここに居るよ