妊婦健診、そして費用のこと
りりです。
安定期と呼ばれる時期に入った今、いろんな情報も得て 少しは詳しくなってきた、はずなのだけれど…妊娠初期は特にわからないことだらけ。
そんなことのひとつについて、書いておこうかと思うのです。妊娠がわかってからは、「妊婦健診」なるものに通うことが必要になります。
当たり前だけど、 病院に通うということはお金がかかる!
わたしは制度をよくわかっていなくて なかなか衝撃を受けたりしたので…そんな自分の場合を一例としてあげておきたいな、と いうのが今回のエントリー。
1.妊婦健診とはなんぞや?
そもそも妊婦健診とは。だんだんと育っていく赤ちゃんのこと、変化していく母親自身の身体のこと、共に定期的に診ていくための定期健診のこと。
非常に大事!
妊娠 初期から23週まで▷4週間に1回 ( 1〜4回)
妊娠24週 から35週まで▷2週間に1回 (5回〜9回)
妊娠36週から出産まで(39.40周が多いみたい)▷週1回の受診 (10回〜14・15回)
計14回(15回)
受診回数の目安として、1回目を妊娠8週ごろとして 合計14 回くらいになるというのが一般的だそう。妊婦さんは病気じゃないけれど、健診はもちろん費用がかかります。
2.妊婦健診って いくらかかる?〜港区・某レディースクリニックの場合
◎初診(妊娠発覚のとき・港区クリニック)
クリニック初診、腟超音波(エコー)検査など ※保険対象
…3570円
妊婦初診 ※助成券なし/自費
…10000円
◎妊婦健診初診 (2週間後・港区クリニック)
※妊婦健康診査 1回目(水色の受診票)の助成券使用にて10,850円割引
この健診の日、財布に現金15000円位しか入っていなくて、でもまあ前回の助成券なしの検査でもそこまでいかなかったし足りるだろーとか思って会計したら…
…19000円也。
え!!! 衝撃を受ける。
わたし「…カード使えますか?」
受付の方「来週から使えるようになるんです〜(2018.12月開院、オープン半年のクリニックのため)」
ってことで…
わたし「すみません…持ち合わせがなくてお金下ろしてきて良いですか…」
すっっごい恥ずかしかった!!
と言うか、そんなするの!!助成券使ったのに!?
ちょっと、いや かなり驚いてしまって。
お会計の時にも 思わず受付で「毎回このくらいの費用がかかるんですか?」って聞いてしまった。だって、もう恥かきたくないし迷惑かけたくないし!!
今回は初回健診なので 検査も多く、その分高額だったが次回以降はそんなにかからない、という旨説明を受ける。とはいえ、クリニックを後にしてからも
やばい…妊娠って予想以上にお金かかる。
やばい… 健診の時点ですでにこのカルチャーショック。やばい…
と 半ベソになりながら(実際は泣いてないけど!気持ちとしては、動揺のあまり大げさじゃなくそんな感じ…) の帰り道。
えーこんなする?助成券適応になってないとかじゃなくて?
次回以降はそんなに、ってじゃあどのくらい??(びびって金額まで聞けなかった)
3.妊婦健診の相場とは
早速 焦ってあらためて調べてみてわかったこと。
妊婦健診は自費診療=病気や怪我扱いではないので、保険適用外。
金額設定も各医療機関によって自由に決めて良いものらしい。つまり病院、クリニックによってまちまち!検査内容も、基本のものに加えて、病院側でこの検査は必要と判断して実施することもあるようなので となるとますます金額の相場は難しそう。
医療機関によっては、HPに記載があったり事前に直接問い合わせをするのも良かったみたい!
正直言うと、ぼったくりじゃないの!?何かの間違いでは!って思ってたくらい動揺していて。(クリニックに失礼。でもうちはそんなに裕福じゃないの〜)
大体の相場でもわからないものかとあちこち費用を調べてみると…
大体 初診は5,000~10,000円程度、2回目以降からは5,000~8,000円程度に設定されていることが多いよう。もちろん、これが最低限の項目でさらに必要な検査を行った場合、加えて費用がかかるってこと。
先の相場、最低価格の5000円と想定してみると
5,000円×14回=70,000円。
概算の最低金額、でこれなので…
実際はこれに実費の血液検査とかそれ以外の保険適用内・適用外の検査も実施することが多いようなので プラス30,000円程度かかると考えると良いとか。
つまり、少なくとも 100,000円はかかるであろう、というのが相場のようで。
なかなかの金額。
4.妊婦健診の助成制度
そこで、助けてくれる 妊娠健康診査受診票 が登場します。待ってた!
妊娠届を出した際に母子手帳とともに区役所からもらった、妊婦健診の助成券。
こちらも14回分とされていますが、妊婦健診の一部費用を区が負担してくれる。
初回検査…10,850円 / 2〜14回目…5,160円
上記は世田谷区の場合なので、自治体によって金額は違うみたいですけれども。
この助成券を使うことで自費負担が大分軽くなる!というとってもありがたーい制度です。
ただ回数はあくまで目安、例えばわたしは5週めくらいという早くからの受診だったので回数増えるであろうというわけで…(オーバーした分はもちろん実費、使いきれなくても払い戻しはなし)
というか、まあ わたしの場合、この時点ですでに30000円近くの出費。妊婦健診としての初回の時に助成制度を利用した上で、この金額なので…このクリニックはお高いほうみたい。金銭的な不安を抱えつつ、向かった2週間後の健診。
◎妊婦健診2回め(2週間後・港区クリニック)
※妊婦健康診査 2回目以降(黄色の受診票)の助成券使用にて5,160円割引
…7000円
確かにこのクリニックはオープンしたてですごく綺麗だし、最新機器を揃えているし、午後の診察は16時〜19時と仕事帰りにも寄れるありがたい時間帯。完全予約制、ネット予約も可能、実名も呼ばれずモニタで管理。どうも基本検査よりも項目も多く行っているみたい。
港区という立地やそういうサービスの分の料金なんだなと…理解は出来た。
でも。
結論から言うと、わたしは転院を決めました。
理由のひとつは、もともとこのクリニックは分娩設備はないので、どちらにせよ時期に差はあれど、産むのは別の病院を探す必要がある。そこに早いうちから通っておきたかったこと。住まいは世田谷区なので、家から近いところに決めるつもりでした。(これは本当。)
そしてもうひとつは、やっぱりサービスと費用のこと。
わたしはそこまでのサービスは求めてなくて、同じお金を使うならいま費用を抑えられた分を産後のほうに回したい。いくらでもお金あったら手厚いサービス全然ウェルカムなのですが、うちはそんなに余裕がないしニーズには合いませんでした。
引き留めにはあったけれど、背に腹は帰られん…!と正直に理由もふたつとも話して、紹介状書いて頂き 産む病院に転院しました。
これはどこでもだと思いますが、紹介状 文書料として5,400円はかかりました。
そしてそこで産むことを前提に世田谷区の総合病院へと転院したわけですが…
5.妊婦健診って いくらかかる?〜世田谷区・某総合病院の場合
[世田谷区総合病院の場合]
◎転院・初診(世田谷区総合病院)
初診料・腟超音波(エコー)検査など ※保険対象
…2,440円
◎妊婦健診3回め(世田谷区総合病院)
※妊婦健康診査 2回目以降(黄色の受診票)の助成券使用にて5,160円割引
…600円
◎妊婦健診4回め(世田谷区総合病院)
※妊婦健康診査 2回目以降(黄色の受診票)の助成券使用にて5,160円割引
…1,130円
衝撃でした。
え!!!!0の数が…!
医療機関によってこんなにもかかる費用が違うのか!!本当に驚きました。
そしてかなり、ほっとしました…。
ちなみにこの総合病院も綺麗だし、主治医制ではないものの 今のところかかった2人の先生とも親切です。原則診察時間は午前中のみですが 待ち時間もクリニックとそこまで大きく変わらないし、わたしは今のところ全く不満ありません。エコー動画のクラウドサービスだとか、プライバシー保護のための名前を呼ばれず番号管理だとかはないですがそこは私の求めるところではなかったので…!
6.妊婦健診、病院選びについて
どのような基準で病院を決めるかはそれぞれですが、うちの場合は 最上級のサービス<費用 は明確な基準であったので、このような病院選びをしました。
もとのクリニックのままだったら、金銭的にも負担が大きくてひとつ悩みが増えていたかも。
この記事を書いておきたかったのは、クリニック批判でも 総合病院サイコー!って言いたいわけでもなくって。里帰り出産をする方でも、病院には健診のみであっても10回近くは通うことになると思うので、自分のニーズに合う病院をよく調べたほうが良いと思います!!と伝えたかった。わたしももっと最初から調べればよかったなーという反省を込めての覚え書き。勉強になったので!
ちなみに、確定申告における医療費控除というものもあるそうで…
年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告で医療費控除の手続きをすれば、払いすぎた税金の一部が戻ってくる可能性があります。確定申告をするには、医療機関の領収書が必要です。もらった領収書はしっかり取っておくようにしましょう。
これも覚えておかなくては!
妊娠したことで、今まで知らなかったことや必然的にかかるお金も増えてくるし、これから突発で何が起こるかもわからないし…だからこそ、できる範囲で色々やりくり調整しつつ、前向きに過ごしていきたい今日この頃です。
今週は中期スクリーニング!怖楽しみ!
【21週5日め 妊娠6ヶ月】