Re\arise #1.5 EXHIBITION KYOTO行きました(追記版)
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ホテル アンテルーム 京都で開催されている
Re\arise #1.5 EXHIBITION KYOTOに行ってきました。
上四点は昨年6月の東京で開催されたときのものです。
今回はこれの新作追加しての巡回展でした。
従前私は個展のために東京まで行くほど米山舞さんのファンでして、
去年9月に京まふのついでにコンセプトルームも宿泊しました。
(untitled : 1という作品を所有しています)
そんな私が関西で米山舞さんの作品展示があると知れば
行くしかないわけです。
実は前日からホテル アンテルーム 京都に宿泊しており、
前日金曜日は関係者様向けの内覧会が開催されてました。
ホテルのスタッフさんは関係者様向けだけど、
別に作品を見るだけだったら問題ないと言われたのですが、
そうは言っても気を遣うのでチラ見だけで済ませました。
夕食後、戻ってきたら誰も居なかったのですが
展示スペースは開放されたままでしたので、
前日のうちに作品を堪能することができました。
タイキさん。東京で初めて絵を拝見したのですが、
すごく密度が濃い絵だなあと思いましたです。
一分のスキもないとでもいいますか。
繊細で描くのに時間かかるのだろうなあと。
これ、画像で見たら伝わらないと思いますが、
微妙な盛り上がりのディテールが施されていまして、
すごくいい絵だなあと感動しましたです。
PALOW.さん。これまた東京で初めてじっくり絵を拝見したのですが、
(虫メカ少女とさユりさんのイラストで知った)素晴らしいなと。
こういうふう数十枚の紙が重なっているわけです。
一枚一枚がどうなったいるか横に分解して展示してほしいくらいです。
(どんだけ場所いるんだ)
こういう作品は個々の作家の発想力がないとできないのだろうなと。
クリエイターの創造性すごい(小学生並みの感想)
勿論絵が素晴らしいからこそのものですが。
(どうでも良いのですが、京都ではドレスが壁際に展示されているので、
東京では後方見れたのに、今回見れないのは少し残念。せっかく後ろ側も作り込まれているのに見れないのは残念だなと思いました。)
(展示する場所の都合あるから仕方ないのはわかっていますけど)
米山舞さん。今回はインテリアとの融合ということで、
普段の立体的な絵ではなくこういう部屋に合う作品が展示されています。
長くなるので短くしますけど、コミケで半田修平さん・岩崎将大さんと出されていた本を買って、米山舞さんのファンになって過去の個展も行っていました。
一昨年縁あって作品も買うことができました。
話を戻してまして、今回の展示のお話。
東京では暗い場所での展示でしたが、今回は明るい場所ということで、
ライトのほうは少し良さが伝わりくいかな?と感じてしまいました。
ただし、タペストリー(パーティション?)のほうは
窓際だからこそ昼夜の光の当たり具合での見え方の違いがわかる
良い展示になっていると思いました。
家にあればすごく映えるのでしょうね。。。。
セブンゼルさん。単純に良いなと思います。
こういうなんと言いますか、キャラクターはよくあるといえば
ありがちなような感じもするのですけど、
そうだからこそ個性を出さないといけないのでしょう。
ありがちなものを描いてはいけないからこその難しさ。
でも親しみやすさもあるという。
(なんか上手く書けないのですけど、純粋に面白く楽しく良い作品だと思いました)
BUNBUNさん。私的には某超有名ラノベのイラストのイメージ。
あとお姉さんのこと。
実はだいぶん前(2009年12月)のコミケでサイン頂きました。
その頃からスキなイラストレーターさんです。
そう考えると長いなと思いました。
ずっとずっと第一線で作品創り続けているのはすごい。
今回はオタクTシャツの展示。
東京ではパソコンや液晶タブレットやその他趣味の品も展示していて
(上の方に画像ありますけど)今回はこれだけだからどのくらい伝わるかなあ、、と。(メインは後述する新作の方でしょうかね)
一才さん。この方も東京で初めて絵を拝見したのですが、
印象に残る絵だなというのが第一印象。
下に置いてある物語を感じさせる絵。
一枚の絵なのですけど、その前後に何があるか想像させる。
難しいことはよくわからないですけど、凄みを感じる絵でした。
NAJI柳田さん。この方も東京で初めて絵を拝見したのですが、
良い絵だなあ、と。御本人が熱心に説明されていまして、
いろいろな話を横で聞いていましたw
(この作品も実は段差がありまして、平面ではありません)
構成は当然個性が出てくるのですけど、私的には画面の構成が
特に面白いなあと思いました。
人物と背景のバランスとか段差をどう活かすとか。
ここからは京都の伝統技術とのコラボレーション
BUNBUNさんのは版画。これ三十枚以上の版木あるそうですけど、
すべて手作業で熟練の技がないとできないわけで、完成までの莫大な手間を
想像すると気が遠くなります。
今の印刷技術を使えば<版画風>のものを作るのは難しくないでしょうけど、そうではなく手作業ならではのできる表現。
米山舞さんとタイキさんのもそうですけど、敢えて手間をかけて作る。
すり合わせと試行錯誤。作家さんとコラボ先とのやり取りも大変だったでしょう。
私は完成品を見てすごいな~で済むけど、それまで過程がたくさんある。
想像が届きませんけど、頭が下がります。
米山舞さんのはからかみを使った作品。
この作品は特にLEDのON・OFFで全く異なる印象を抱かせることを意識されているなあと。全く違うように見えます。
あと当然からかみの紙質が背景の一部になっている。
難しいことは捉えきれないけど、本当に素晴らしいなと感動しました。
タイキさんのは引箔を使った作品。
これがもうほんとありきたりな言い方になるけど素晴らしいの一言。
箔の上に印刷が施されいるのですが、一つ一つの箔の組み合わせを
もうどれだけこだわって試行錯誤繰り返したのか。
これ写真では何も伝わないと言ってもいいほど。
光の当たり具合・見る角度で違う印象を抱くのは他の作品もそうだけど、
この作品が一番そう。
箔を使うからこそ、全てをコントロールできない部分もあるでしょうけど、
だからこそ意図せずできた部分もあるのではないのかなあと。
深みがすごい。
最後に。。。。
浅学非才の素人のワタシが何か語れる立場ではありませんけど、
絵は平面ではなく立体であるというのが毎回感動するところです。
油絵を想像してもらえれば伝わるかと思いますが、
そもそも絵は平面とは限らないわけです。
でも例えばpixivでも印刷物でも基本的にはどんな絵でも平面です。
それこそ原画展行っても平面の絵が展示されることが多いわけです。
でも、この展示会で展示されている作品は立体です。
特殊な印刷や工夫を施すことによって立体的な絵を展示しています。
作品の凹凸などは実際に見ないと分かりません。
そして、光の当たり具合や見る方向でまた違う印象を抱かせる。
極端な話、普通の展示会ならば図録さえ買えば事足りるのですけど、
この展示会ではそうはいきません。だから私は見に行くわけです。
今後の表現の広がりの可能性を感じるわけです。
近いうちにこういう立体的な作品こそがスタンダードになるかもしれない。
誰でもできることではないのでそうならないかもですけど、
そうなるかもしれない。と思った次第でした。
次はどう進化するのかな?