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NO C&A, NO LIFE no.023 ~あの日のことその6~

2014年9月11日。
Chage Live Tour 2014 ~equal~ 初日@仙台Rensa。

チャーリーの格好でステージ中央に立ったChage兄の顔を見て、始まったばかりなのに思わず泣いてしまった。
上手く表現できないけど、安心したというか、何だか子どもみたいに泣いてしまった。
あの日以来うまく泣けずにいたけれど、ようやく泣けた。
MCでも「歌って踊って泣いて…ガマンしなくていいから今日は思いっきりやんなさい」みたいなことを言っていて、それでまた泣いてしまった。
Liveの前半はめそめそ泣いてばかりだった。

本編最後の曲、equal。
6月に松井五郎さんが「chageとファンのみんなのために」と言って持ってきた詞、と言っていた。
でも、私にはそれが、ファンのみんなではなくASKAさんのような気がしてならない。
”僕が君を選んだ 君が僕を選んだ まだまだ終わっちゃいないさ”
というような歌詞。
Chage兄とASKAさんのことを言っていると思うのは、深読みしすぎなんだろうか?

ASKAさんの事件があって、さっと切り替えるようにMULTI MAXの25周年だとかDVD発売だとかツアーがあって、その切り替えの早さにどこか納得できないところがあった。
手のひらを反すように、ASKAさんを切り捨てるように感じている部分がどこかにあった。
でも、今日のLiveに参加して、Chage兄が私たちに会いたがっていたこと、元気づけたい、励ましたいと思っていたことがよく分かった。

Chage兄が最後に言っていた言葉。
「僕たちは前に進んでいかなくちゃならない」
進む先にどんな景色があるのか。
そこにASKAさんはいるのか。


翌12日。
ASKAさんに判決が降りた。
ひとつの区切りがついた。
まだまだ道のりは長いけど。

昨日のequalの歌詞、今日のChage兄のコメント。
Chage兄からASKAさんへの”待ってる”っていうメッセージに感じた。


(あの日のこと編・完)

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