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NO C&A, NO LIFE no.022 ~あの日のことその5~

2014年8月25日。
Chage&ASKAのデビュー35周年記念日。
仕事を早めに切り上げてケーキとスパークリングワインでお祝いをしながらLive DVDを観る。

two-five。
一番好きなLiveだ。
電光石火の後、Liveに通い詰めていた頃。
この5年間の集大成がtwo-fiveだと思っている。

”僕は確かに呼ばれた気がした その場を離れることができなかった”
私にとってそれは、あの日Count Down TVで見たChage兄とASKAさん。
確かにあの日、私は呼ばれたのだ。
そして20年が経った。

もしも、もしも私の人生にチャゲアスがなかったら。
受験勉強はどうやって乗り切ったんだろう。
SちゃんやY氏ともめぐり逢わなかった。
ビートルズもそんなに聴かなかったし、ミリオンナイツも聞いてなかっただろうから、音楽の幅はものすごく狭くなっていたと思う。
大学時代にあんなに東京に行くこともなかったし、ましてや福岡、五島、長崎、大阪、名古屋、札幌へも行くことはなかった。
一人旅ができるようになったのも、電車や飛行機、宿の手配ができるようになったのもチャゲアスのお陰かもしれない。
他にもチャゲアスを通して出逢った大切な人たちがたくさんいる。
Chage兄とASKAさんは私の人生を豊かにしてくれた。

生きていく姿勢を教えてくれたのも2人。
1 + 1 が2以上になること。
1/2 + 1/2 = 1 ではなくて 1 + 1 であること。
1人でも立っていられる人が2人になることのエネルギー、パワー。
Liveを大切にする姿勢。
今の時代に”生”であることがいかに貴重で大切か。
人と人が面と向かった時に、同じ場所に、同じ時を共有することで生まれ育つこと。
一期一会であること。
これらはASKAさんが逮捕されたからといって否定されたり汚されたりなくなったりするものではない。

やっぱり何があっても、誰が何と言おうと、私はChage兄とASKAさんと、チャゲアスが好き。
好きなんだからしょうがない。
愛する人を愛したいだけ。
愛せる日まで愛してみる。
それだけ。

久しぶりにLiveチケットのスクラップを取り出してみた。
職場の先輩T子さんと行ったdocomo東北のイベント。
2列目だけど端のほうだったから実質は1列目。
NLの間奏のところですぐ目の前にASKAさんが来てくれた。
ほんの短い時間だったと思う。
そして全く覚えていないのだけど、隣で見ていたT子さんは、
「ASKAさんはこまちさんが一生懸命ASKAさんのことを見つめているのを見て、『自分のことをこんなに思ってくれる人がいるんだ』っていう感じで、最後に笑ってたよ」
と言ってくれた。
その日夢見心地でビールを飲んだ後、ホテルで今の気持ちをメモに綴った。
そのメモの最後には、
「どんなことがあっても、一生Chage兄とASKAさんについていく!!」
と書かれていた。
あぁ、私は10年以上前からこう思っていたんだ。
そう思ってとても嬉しい気持ちになった。
十数年後、あの時からはとても想像できないような未来に今はいるけど、やっぱり私は同じように思っている。
何があっても、一生2人についていく、って。

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