時間=命
『やりたいことをやる』
そんな目標を掲げることって多いと思います。と同時に
『やりたくないことはやらない』
ということも…
特に年齢を重ねてくるとその想いは強くなります。
会社に時間を奪われてる
僕がやりたくないこと…それは
『時間外手当ての付かない仕事』
です。要はタダ働き、タダ残業あるいは手当てのない早出出勤のことです。
僕は長らく勤めていた会社が閉鎖することとなり、転職するという経験をしました。
そこは始業開始の30分以上前には出社し、職場の掃除をするという暗黙のルールがありました。
そして終業後もちょっとした不具合があったり片付けなど…すぐに帰れるわけではありません。
こちらは業務ではないからという理由で時間外手当てが付きませんでした。
おまけに超パワハラワンマン体質で、自分と直接関係ないことで、何人か一緒に何時間もお説教を受けることがあり、しかも身に沁みる内容なんて全くなく、ただ言ってる人が自分に酔ってるのかと思うほど。
このお説教タイム、日付が変わる深夜にまで及んだ時、辞めよう!と心の中で決めました。
次の転職先は入社前の説明の際、残業はないとのことでした。
しかし実際は人手が足りず、皆さん犠牲を払って働いています。
ただ、ここの職場は皆さんいい人ばかりで、仕事もやりがいを感じ充実感はありました。
ちなみに前職も職場内の人間関係は良かったです。
しかしある意味、人の命を預かるという意識もあり、気を緩めることはできない職場です。
そんな中、朝から夜まで気を張り続け、お昼も15分くらいで慌てて食べるといった状態。
体力だけでなく精神的な疲れも蓄積してきます。
口内炎ができたり、夕方になると動悸がしたり、更に自分はこの職場で何の役に立てているのか、自分なんかこの仕事適していないのでは…と考えるようになりました。
一度、管理職に時間を取ってもらい、体調のことは言わずに、自分は仕事以外にも格闘技というやりたいことがあるから、きちんと定時で帰らせてほしいと伝えました。
話は理解してもらって多少の配慮があったものの、現実は人手がいません。
同僚にしわ寄せがいくことになるのです。
結局、精神的にも限界近くまで来ており、いろいろな人に相談し、退職することになりました。
正社員のメリットって何?
パートさんはきっちり時間通りに帰ります。
しかし正社員は毎日何時間も犠牲を払っている現実に、何故正社員であろうとするのか疑問が強くなりました。
社会的信用、病気の時は会社がある程度面倒を見てくれる、賞与があるなどなど正社員のメリットはあるようです。
しかし今までの大変な想いと天秤に掛けた時、どうしても正社員でいたいとは思えませんでした。
自己犠牲はしたくない
現在、僕は業務委託や非正規という立場で、複数の職場で働いています。
収入は少ないけど、それは正社員だった前職でも一緒。
時間を奪われるというストレスは軽減でき、職場の雰囲気にも恵まれています。
確かに安定性はないだろうから、今の状態が決して良いのでなく、現状に満足することなく今後をどのように生きていくのか日々模索しています。
ただ自己犠牲はせず、自分が少しでもご機嫌で快適に生きていけるよう、そんな自分らしい人生を探していきます。