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大人バレエに対する先生の姿勢

大人向けはお客様レッスン?


今習っている先生の一人がものすごく基礎を大事にする(ように見える)人で、固定で来ている生徒は5-6人程度でスタジオの大人の生徒の中では動ける方の人たちが集まっていると思うのですが、とにかく5番、ターンアウト、つま先、などなど本当に基礎的なところの訓練のようなレッスンをします。アンシェヌマンは割とシンプルで、身体の使い方にフォーカスしている感じ。
4歳からバレエを習っている私はこのようなレッスンはむしろ懐かしさを感じます。

ところが一緒にこのクラスを受けている人のお友達で、同じ先生に別のスタジオでレッスンを受けている方がいるそうで、その方が先生についてお話した内容を教えてくれたのですが、レッスンのやり方が私たちに対するものとは全然違うそう。生徒はマダムたちで、先生ファンが多数。レッスンはそんなに5番とかうるさくいうこともなく、楽しむことを目的にしたマダム向けのお客様用レッスン?みたいな。

なるほど先生は意外と使い分けているんだなぁと感じました。正直私はうれしく思いました。少なくともお客様レッスンをする対象ではないと思ってガチでレッスンしてくれていると感じるので。 先生的にどっちが楽なのかは不明ですが。

子供のころから習っていてレッスン歴が長いので、大人バレエの教室ではどこにいってもある程度上のレベルになってしまいます。そんな私に気を使って??張り切って激ムズアンシェヌマンを出してくる先生も実際いたりします。でも結局それで他の人がまったくついてこれなかったりして事故の元になるのでかえってストレスたまるレッスンになるのでそういう先生のクラスにはいかなくなってしまいました。

また、大人バレエのレッスンを見ていてすごく思うのは「いかに踊った感を提供するか」が結構大事っぽいということです。じわじわタンジュするとかよりも、あれこれ組み合わせてバレエしてます感がないと「つまんない」とか言い出す大人バレエの人たちが割といるらしく、先生もそんな感じのレッスンを提供している。
結果的に、基本的な身体の使い方をわからないまま、ピルエットとか、ジャンプとか難しいことを汚いままするということになっている…。
それでも本人が楽しければいいのかもしれませんけど。

基礎大事

子供のころからやっていると結局やればやるほど基礎大事だなってなるので、そういう「踊った感」のレッスンよりも、5番やらつま先やら上体の使い方やらじっくり教えてくれる方が好きだなと思います。

このいつもは基礎重視の先生が、別の先生の代講でレッスンをした日があったので行ったのですが、生徒は普段この先生のクラスを受けない人たち。いつものガチレッスンとは明らかに違っていて、ワークショップみたいな感じでした。
人数もいつもの3倍くらいいたので一人ずつじっくりという時間もなくなんかお客様仕様だなと思ってしまった。

先生に直接こういうことを伝えたことはないですが、このまま基礎重視のクラスで行ってほしいです。

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