Night Changes
今朝の突然のニュースを聞き、電車の中で声を出して驚いてしまった。
私の青春だった一人である彼の訃報は、本当に言葉に表すことができません。
彼へのリスペクトと追悼を込めて。彼を忘れず強く生きようと思いを込めて。
Liam Payne
彼の存在は、2010年からOne Directionとしてデビューした時から知っていました。
One Directionといえば私の青春。"1D"で知らない曲はないくらい、中学・高校時代はずっと聴いていて、
異性という存在が気になり出した私が、恥ずかしがらずに「かっこいい!!」と声に出して言えた男性アーティスト。
自由で、言葉が新しくて、かっこよくて、仲良く見えた彼らが、すごくすごく眩しかった。
リアムは中でも、優しい印象を持っていました。
声も笑顔も柔らかかった彼。
学生時代の私は彼の何も知らなかったのですが、その溶けるような丸い雰囲気をとても魅力的に、そして愛おしく感じていました。
彼のタトゥーの1つに、右腕に4つの矢印が描かれたものがある。
同じ方向(=One Direction)を向いていて、その数は自分以外のメンバーの数。
亡くなる直前に泊まっていたホテルは、元メンバーのナイルのライブに行くために泊まっていたホテル。
Invisible
芸能人・タレント・インフルエンサー。
いわゆる人に莫大な影響を与えうる人には見えない部分がある。
その見えない部分は、私たちが想像するより大きくて、壮絶で、輝かしくて、醜いものだったりしうる。
彼らは私たちと同じ人間であるはずなのに、隠さなければならなかったりする。
1Dは活動休止後、それぞれのメンバーが活躍と同時に悪いニュースも持っている。
悪いことは事実なのだが、私たちは、それらを表面だけ見て「悪い奴だ」「ヤバい奴だ」と指をさせるのだろうか。
彼の死因についてはここでは触れないが、
彼なりに生き、彼なりに歩んだ31年を、頭ごなしに「あー、これで死んだんだ」
など言いたくない。
ただ、彼が私たちファンに見せなかった"向こう側"を、
推測で思い計り弔うことしかできない。
それを"死後"の今、行うことも良いことなのか。
Night Changes
1Dでも特に大好きな曲。
彼を想いながら、大好きな歌詞を振り返りたい。
Goin’ out tonight, changes into something red
Her mother doesn’t like that kind of dress
Reminds her of
the missing piece of innocence she lost
We're only getting older, baby
and I've been thinking about it lately
Does it ever drive you crazy
Just how fast the night changes
Everything that you've ever dreamed of
Disappearing when you wake up
But there's nothing to be afraid of
even when the night changes
It will never change me and you
今夜、あの子は赤いドレスを着て出掛ける
でもあの子の母親は、そういう赤いドレスが好きじゃないらしい
それは、彼女(母親)が失った純粋さを思い出させてしまうから
僕たちはただ歳をとっていくだけで
最近それについてよく考えるけど
歳をとっていくことは君をおかしくもさせるのかな
こんなにも夜が過ぎていくのが早いのに
君が夢見たことも、目が覚めた後は消えてなくなって
それでも何も怖がることはないのさ
こんなにも夜が早く過ぎ去っても
僕と君だけは何も変わらないから
歳を重ねて、夢見たものが泡のように溶けてしまっても
こんなにも早く歳を重ねてしまうことに焦っても
あの子の母親のように、歳を重ね失うものがあっても
ずっと変わらないものはある
怖がらずに、今を(当時を)大切にすることはできる
そう解釈しています。
私の人生に置き換えて色々考えてみたりしますが、
リアムは、ずっと変わらないです。
昔から大好きなことには、彼が1Dの一部であったことには、私の青春であったことには、変わりはないのです。
リアム・ペインに再び愛と感謝とリスペクトを込めて。
どうか安らかに。