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1年ぶりにあのデッキが帰ってきた〜解放派サシェ(改?)〜

※普通記事は簡潔明瞭がいいのでしょうが、この記事は知らん奴がゲテモノデッキについて語っているものなので、どうしても事情の説明が長くなります、、適宜スキップ、斜め読み推奨です。


ご挨拶

はじめまして。こんいろといいます。
誰、お前?だと思うので簡単に自己紹介しますと、東京、神奈川あたりでゆるゆるとWIXOSSを楽しませてもらっている、しがないセレクターです。

一応記事のクオリティの説明のために、はじめに断りを書きますが、御託はいいから、という方は次見出しまでスキップして下さい。
まず、この記事の内容は、環境への影響は皆無です。タイトルを見て何かを感じてしまった人のみ読んで下さい。
そして私の力量ですが、去年は(主にサシェのおかげで)そこそこ勝てていましたが、アーツ環境に入ってからは入賞なしです。
なんで記事を書こうと思ったの?ということですが、とある有名もの書きのセレクターさんに、「このデッキで記事書いてみたら?」と言っていただき、おだてられて、只今うきうきで筆を取っている次第です。念のためその方のために断っておくと、中身を検証していただいたわけではなく、ねたコンセプトとして気になるから見せて、ということなんでそこは誤解のないようお願いします。

解放派サシェ

さて本題。
今回紹介させていただくのは「解放派サシェ(改?)」です。
なんで改かというと、実は元ネタがありまして、ちょうど1年前くらい?サシェ界隈のみならず、全セレクターを震撼させた、WIXOSSの全てを手にしたサシェの記事が公開されました。
それがこちら、

簡単にいうと、解放派の圧倒的序盤火力+サシェの圧倒的終盤防御力で押し切るデッキです。サシェ構築の基本的な考え方が学べる素晴らしい記事なので、万が一読んだことない方がいたら、私の記事なんて置いておいて、こちらをまず読んでください。(以降区別のためこちらを「元ネタの解放派サシェ」と呼ばせて頂きます。)

サシェの戦い方

で、やりたかったことなんでも、なこのデッキにその後出たカードを加えリメイクする訳ですが、その前にサシェとはどんなルリグなのかについて簡単に。多分これを読んでいるのは、サシェ大好き!な方か、マイナールリグ教信者だと思うので説明は不要かもですが、環境にいないルリグなので一応話しておきます。だいたい知っている方は次見出しまでスキップして下さい。

サシェのルリグとしての特徴はやはり(3、4ターン目は)硬いこと。
ゲーム1とクラフトの<白羅星姫 フルムーン>で意味不明な守り方をします。(おまけで何故か2000パンプと3エナで何でもバウンスがあります。)
今レベル4ルリグが巷では話題になっていますが、見ての通りルリグ単体で最強なのはサシェです。なので、どんな環境でも可能性はなくはない、とは思っています。

そして、この能力を生かしたサシェの戦い方は大きく分けて2通り。
1早期に硬い盤面を作り、ルリグ効果と合わせて相手に攻めあぐねさせる
2序盤から積極的に攻め、ルリグ効果で3、4ターン目の硬さで逃げ切る
(※今年は入賞ほとんどないので主に去年の話にはなります。)
1が主流で、気になる人は去年の(北海道とか?)の入賞レシピなどを見てください。過去公式コラムにもあったと思います。パートナースペルの<凶魔姫 エレシュキガル>も活躍します。
私は2の戦い方で、前述の元ネタの記事の通り、解放派サシェもこちら。今回はこの勝ち方を目指します。

ただ、今年のアーツ環境自体がサシェにとっては逆風だと感じています。
アーツ登場時、アーツとタップダウンで強化された防衛派に、リソースの乏しさゆえ、まるはだかにされました。
他のルリグ相手だと、リミットアッパーで3-3-2を作ってきて、サシェの火力とリソースでどうすんのこれ、ってなります。
なので、遂に時代においていかれたかと思っていたのですが、最近Xのおすすめで秋GPで健闘していた悪魔軸のサシェをはじめ、旧白ルリグ達のポストが色々流れてきて、(防衛派も減ったし)久しぶりに構築するかということで、考えてみました。

火力を求めて

兎にも角にも、序盤の火力が欲しい。
ですが、現環境では火力のある相手でも2ターン目に普通にレベル2パワー8000とか出してくるので、これを取りたい。今までお世話になった、<小装 ローメイル>とか、<紅将 ランスロット>とか、にじさんじとか、<オーバー・パシュート>じゃ取れない。宝石軸も試したが、混ぜ物をするせいでいまいち回らない。

圧倒的火力が欲しい、、、

そんな時、なんか環境に解放派エルドラがいるらしいと聞き、解放派?昔サシェでそんなネタ記事があったぞ、ということで、作成に至る訳です。

解放派サシェ(改?)デッキレシピ(ここが本編)

長くなってごめんなさい。さて、レシピはこちら。
元ネタの頃にはなかったカードを加え、こんな感じになりました。

結論として元ネタとの比較を先に書いておくと、
・引き継いでいるのは、序盤の火力(面開け)
・ハンデス、エナ焼きはさほどできなくなった
・ルリグデッキで終盤の火力とルリグ防御を手に入れた
といった感じです。

まず、序盤の火力(面開け)。
一番の要は<羅星 サシェ//THE DOOR>。そして、こちらと組み合わせて<幻怪 ドーナ//THE DOOR><幻蟲 ミュウ//THE DOOR>。火力の出方はテキストを見ての通り。なんで効果2個もあるんでしょうかね。レベル2以下相手ならやりたい放題できます。最近レベル1はパワーライン2000もよくいるので、<ミュウ//THE DOOR>も4投しています。

(久しぶりにバーニングさせてあげたい)

で、いかに<サシェ//THE DOOR>を拾うかですが、マリガンに加え、ピース<俯瞰者からの啓示>。多分かつて使われていた頃は主に終盤、防御用だったかと思いますが、ここでは序盤、メインで使います。見られる範囲が5枚で広い。おまけに白をエナチャージできます。元ネタではおそらく気合いと人徳で補っていたセンタールリググロウコストの問題もこれで解決です。

他の解放派のカード。
<コードアンチ イオナ//THE DOOR>
<ドーナ//THE DOOR>も<ミュウ//THE DOOR>も次の相手ターンを生き残れないので、下敷きをエナ焼に使ってしまえます。

<幻蟲 アロス・ピルルク//THE DOOR><幻獣 緑子//THE DOOR>
解放派、レベル1、青エナの枚数の関係で入れています。本家解放派や元ネタ解放派サシェでは、ハンデスや欲しいカードの確保で重要なのでしょうが、今回は手札の解放派の枚数がそんなにないので、使う時は注意です。

これ以外の解放派は白シグニを入れなきゃの都合で入っていません。

その他のメインデッキ。
白エナのためにLBアップバウンスのレベル3。この構築では理想の防御盤面を作る余裕はないので、どれが盤面に欲しいというより、引いたカードでどれがいてもある程度は邪魔でしょくらいの感覚です。<聖天 ヘスチア>はゲーム1と<フルムーン>との相性で優先度高い気がしますが、他は入れ替え候補はあるかも。

<コードメイズ ユキ//メモリア>
相手のシグニ常時、自動でどうしようもない盤面をどうにかできる可能性があるので雑に入れてしまっています。
<サシェ//THE DOOR><ドーナ//THE DOOR><ミュウ//THE DOOR>以外はたぶんもっとちゃんと枚数詰められると思います。

ルリグデッキ。
ドリームピース枠は<リベレーターズフォース>ではなく<CONNECTスピニング>。序盤の安定なら間違いなく<リベレーターズフォース>なんですが、結局こういうデッキはある程度騙し討ちを入れないと勝てないんです。(たぶんトッププレイヤーさん達は初見でこういうデッキをきちんと踏みつける能力も高いんだと思います。)

次、アーツ。
アーツ環境はサシェの逆風と言いましたが、実は1個だけいい点もありまして、ルリグデッキの防御がやりやすくなりました。
ちょっとマニアックな話ですが、サシェのゲーム1と<フルムーン>の防御は、普通のシグニ防御のアシストとの相性が悪いです。アーツ前の時代、前述の戦い方1はいいんですが、戦い方2の方だと、片方のレベル2防御アシストは相手の2ターン目に使うとしても、もう片方を癖のあるものにしなければいけませんでした。
ですが、アーツ登場により、シグニではなく簡単にルリグを止めることができるようになりました。サシェは後半手札がだいたい枯れていて、サバ防御が期待できないので、ルリグを止められる方がありがたい。このアーツが元ネタの解放派サシェの当時にはなかった一番大きな点だと思います。まじレスすると元ネタでは当時の相手でもたぶん先5は回って来なく笑、(もう少しちゃんとするなら横はレイではなくタマゴとおっしゃっていたのですが、)アーツで現実的にフィニッシュターンの猶予ができました。今回はルリグ防御に後半の手札リソースor火力も併せ持つ<クリアー・マインド>と<セイクリッド・フォース>を採用しています。

あと、流石に最後までリミット6は窮屈なので、アシスト。マイナールリグを握る人はなんかコスパいい奴いないかなと常に探しています。で、かつてウパで見かけたフェゾーネあきのの横にいた<牙・ミカエラ>。とにかく凶悪なシグニ自動効果が飛び交う環境に歯向かおうとする気概を感じます。
使い方が少し難しく、当初は2ターン目に乗る想定でしたが、(3ターン目はゲーム1を使うので、使えませんが、)相手と状況によっては4ターン目にフルムーンを出さずに、こちらを使う方が強いです。相手が一衣ならレベル3シグニ達の防御やリソース回収も無効化できます。
その下のレベル1アシスト<舞・ミカエラ>、なんと手札1枚コストでピーピングハンデス。元ネタから弱体化してしまったハンデスの部分を、この1点だけに絞っています。

最後、クラフト。
<フルムーン>の硬さはいわずとしれたもの。ただし、重いコスト先払いの防御なので、今回の構築では出さずに終わるというのも選択肢です。
そして、まあ<フルムーン>選択だよねというのが過去通例でしたが、おそらくloth前までは見向きもされていなかった<白羅星姫 サタン>に活躍の機会が。なんと一衣の<ジャックビーンズ>の相手ターン時の自動効果を不発にできます。あとタマとか緑姫の高いパワーライン3体みたいなときにまず1面こじ開けられます。タイミング的にサシェゲーム1と一緒に使えたらなお嬉しい。

回し方ですが、レシピ見ただけだと気づきにくい話はここまで書いたので、これを踏まえて回す感じになります。一応環境ルリグ相手想定の各ターンの動きはありますが、特に実践になったとき、プレイヤースキル的に私より上手く回せる方も多いと思うので、ここには書きません。まず<牙・ミカエラ>の使用ターン、次に<CONNECTスピニング><セイクリッド・フォース>(+<サタン>、サシェのバウンス効果)でのフィニッシュの仕方が選択肢になります。

Q. 結論、解放派サシェは強いですか?
A. 一衣、あきらに戦えなくはない?って感じかと思います。
なんせ、一人回しだと私の拙い一衣、あきらでは最大出力出てるかかなり怪しいので。実践では初見殺し、LB運込みで勝ったり負けたりです。まあ、蹂躙されずに、WIXOSSしてるなって感じを楽しむくらいはできるかなってところでしょうか。

長々とお付き合いありがとうございます。
以下は私の感想なのでスルーして頂いて全然OKです。
サシェはディーバ初登場時こそ(私は当時握っていないのでエアプですが)環境トップにいましたが、それ以降、おそらく今後も環境に返り咲くことはないかもしれません(全てのデッキが雑にエクシア2、3投すれば何もできなくなるので)。ただ、サシェに限らず、そういったルリグとともに可能性のかけらを拾い集めて、変な方向にあれやこれややってWIXOSSを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。今回の記事が誰かの極小のかけらにでもなっていたらうれしいです。(あと、熟練者さん達もこんなゲテモノデッカーなんかよりよっぽど強いゲテモノデッキを作っては自分で弱点見つけて没にしてるんでしょうが、たまに記事で垂れ流して下さるのは本当に参考になります。)
またここまで読んで思ったかと思いますが、他の記事と違って、構築とプレイングに余地を残しまくっています。正直今回のコンセプトはそれほど手応えはなくて、自分としては一旦供養のつもりです。万が一、この記事に何かを感じてしまった方がいたら、新弾まであと1ヶ月あるので、改良して大会に、、、いや、一人回しか身内で楽しんでみて下さい。

最後になりますが、今回記事を書くことを勧めて下さったKさん、ウパとかでこんなデッキの相手をして下さった方々、ありがとうございました。






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