耳鼻咽頭科が楽しかった

耳鼻咽頭科に行ってみた。

いつからだろうか、人よりも耳が遠いと感じることが多かった。
営業の仕事をしているのでお客さんの言っていることが聞き取れないこともあり
適当に相槌を打ったりもしていた。

お客さんが「どうせ俺○○だしさ〜」なんて自虐をした時に
「そうですよねえ〜」なんて返事をして変な空気になったことがある。

社会人になりたてのことは、聞き返す時の「はい?」が気になると先輩に言われたことがあり、営業はこういった細部にも気を使うことが大事だと感じている部分もある。
後輩も「はいっ?」みたいな聞き返しをするので今度指摘しようと思う。

そんなこともあって耳鼻咽頭科に行くことを決意した。
結論、耳鼻咽頭科は楽しかった。

理由を簡潔に述べるのであれば、先生の人柄だろう。
誰かにおすすめしたい耳鼻咽頭科だ。
あまり耳鼻咽頭科をおすすめするのは良くわからないが、
この気持ちはきっと「あの先生いい人じゃね!?」を共感してほしいことな気がする。(なんで共感してもらいたいのか?)

なぜその耳鼻咽頭科が楽しかったのか、具体的に考えてみる。
病院は家の近くだった。Googleで見て、口コミもちらっと見て
なんか良さそうだしここでいいかくらいだった(病院は当たり外れが大きい)
行ったのは土曜日だった。店内は結構混んでいた。

それもそう、今の時期はインフルエンザが流行中である。あーぱつよりも流行っているだろう。インフルエンザっぽくなったら何科に行くのが良いのだろう?
調べたら内科だった。
咳をしている人は少ないのでそういう人は少ないかもしれないが、0ではないだろうと考えた。マスクは忘れた。受付の人はちょっと冷たかった。
そんなこんなで1時間ほど待たされて自分の番が来た。

呼ばれた時に、「お待たせしました、○○さん〜」と放送がながれてきた。

先生は第一印象が良かった。
耳のかさぶたに薬塗りますね〜と言われ
「痛いのかな…」と思っていた自分に対し
「大丈夫です、痛くないようにやります、プロですから」と言ってくれた。
自分はまるで心を読まれたような気になったが、これはみんなそうな話であり
占い師が良く使う戦法だと数ヶ月前くらいに学んだ。

顕微鏡で鼓膜を見てもらい、綺麗ですね〜と言われた。
自分は耳の中が乾燥のせいか最近汚いのでびっくりした。
褒められて少し嬉しかった。そんなことの褒め言葉で喜べるなら、
人間は何を褒められても嬉しいのだろう。
逆にそんなことだから嬉しいのだろうか?今度誰かに細かいこと褒めてみよう。

そうして鼓膜に問題がないことがわかり、聴力検査に進んだ。
定期的に聞こえるので比較的簡単だった。
左耳が少し小さい音を聞き取りにくいくらいか。

また先生と話し、聴力は問題ないですねとの結果になった。
自分が普段人の話を真面目に聞いてないだけな気がして少し恥ずかしかった。

こうして1200円を払って店を後にしたわけだが
私の気分は良かった。

これは耳に問題がなかったからか先生が優しかったからなのかはわからない。
誰かに耳鼻咽頭科を紹介したいが、紹介していってくれる友人はいないだろう。

せめてどこの耳鼻咽頭科に行こうか迷っている人に向けて
Googleマップの口コミを書いてみることにした。

これは私の人生初の口コミ投稿である。




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