キッカイになったキッカケ ①
🔵現在の作風になったきっかけ
少し昔話をします。
皆様はBOYという漫画をご存知でしょうか?
キッズ時代の私は週刊少年ジャンプ愛読者でしたので「BOY」も毎週読んでいました。
ちなみに一番最初にジャンプを買うきっかけになったのは「るろうに剣心」の最新話を読みたかったからです。
BOYの単行本32巻。全33巻なのでほぼ終盤ですね。
主人公勢が京都旅行に行く話があります。そこで三つ目という四人組の悪役が出てくるのですが、彼らは目を付けた女の子を拉致しては車に監禁していました。ヒロインの山奈みちるも宿泊先から誘拐され、車の隠し場所へ連れて行かれました。
車のサイドドアが開くと、そこにはティーンエイジャーと思われる三人の女の子。
三人のうち一人はまだブラとスカートを着用していましたが、他二人は裸でした。鎖で乳首を隠すのは秀逸でした。
逃げ出さないように首輪をされて、ガムテープで口を塞がれてました。個人的に真ん中で体育座りになっている子が好みでした。
三つ目の悪辣ぶりを表すためのモブキャラなので名前は不明です。トイレや水分補給はどうするの?というツッコミは置いといてDID好きの方なら絶対刺さるシーンです。
当時まだキッズの私はそのシーンを見て大変衝撃を受けました。今思うと、自分の性癖を自覚した瞬間かもしれません。
時は流れて、まだガラケーが主流の時代。
当時の私はガラケーで好きなゲームの二次創作小説やエロ小説を読み漁っていました。懐かしい。
その中で、こういう話がありました。
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知らない部屋で目覚めた主人公の女性。彼女は全裸緊縛された状態で放置されていました。部屋にはもう一人、同じように縛られた女子大生がいました。
主人公と女子大生は「依頼のあった女性を拉致監禁して奴隷に調教して依頼人に売り渡す組織」に捕まったのです。
ただ本来のターゲットは女子大生一人だけでした。主人公は女子大生を攫う時に近くにいたため、口封じのために拉致されました。いわば巻き添えです。
主人公達を躾けるのは女調教師のS。Sはこれまで何人もの女性を調教してきましたが、主人公に対しては同情的で特別視します。
主人公はドレイになることを拒みますが、次第にSに惹かれていきます。調教の過程で、調教済みの女ドレイも出てきます。その女ドレイは、Sとは別の女調教師の専属ドレイをしていました。
主人公はなぜ調教師に従っているのか訊ねます。先輩ドレイは答えます。ご主人様を尊敬しているからだと。
最終的にSは主人公を逃がす選択をします。出口の鍵を開けておくからこっそり逃げるように言いました。
しかし次の日も主人公は調教部屋に現れました。脱走のチャンスをみすみす棒に振ったのです。Sは主人公になぜ逃げなかったのか訊ねます。
うろ覚えですが、主人公は以下のように答えます
「◯◯様に人生を捧げてもいいかなって思ったのです」
「私が専属奴隷では嫌ですか?」
主人公は自らSのドレイになる道を選びました。Sも主人公を受け入れ、最後は二人でベッドイン。終わりとなります。
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初めて読んだレズSМモノでした。登場人物は五人いましたが、全員の名前を今でも覚えてるぐらい好きでした。残念ながら上記の小説はもう読めません。掲載サイト自体がネットの世界から消えてしまいました。悲しい(泣)。
もちろん小説のタイトルは覚えていますが、個人様の作品なので名前は伏せます。
あのガラケー小説を読んでなかったら、拙作のフェムドムカラー、レズドムカラーは書けませんでした。