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飯沼一家に謝罪します#考察兼感想


TVerで配信中の番組「飯沼一家に謝罪します」の考察感想になります。
フェイクドキュメンタリーを見るのは初めてではないんですが
「ここで終わり!?」って毎回のように思ってます。
オカルトブームでフェイクドキュメンタリーホラーとか増えましたから
だいぶ慣れてきましたけど昔からのホラー好きからしたら
個人的には明確なオチ(正解?)が欲しいと思ってしまう。
別に「飯沼一家に謝罪します」の終わり方が嫌なわけではないですが。
この番組はドキュメンタリー仕立てなわけで情報の出され方が
何と言うかいい意味でいやらしい感じ。次は?って思わせる。
だからこそ「え?終わり!?」ってなったわけです。
実際(4)まで見てもイチ視聴者の自分が納得できる答えがない。
ドキュメンタリー何だから考えろってことでしょうね。
まあ、考えます。斜め上方向でも自分がある種納得できる正解を求めて。
荒いですし拙い考察ですが、よろしくお願いします。
では、始めます。


・・Xに投稿した分まとめ・・

・・ここまで・・



ここからは今までの考察とかを踏まえて考えていこうと思います。

・謝罪番組・

色々ありますが矢代誠太郎の「飯沼一家に謝罪します」番組。
これは岸本悠美子が矢代誠太郎に謝罪をさせるために計画制作した。
池田IC食品という会社まで作った。行動力がすごい。
撮影された場所は岸本家。矢代が最後に登った階段や木戸が岸本家と同じ。
テレ東取材の良樹の部屋は暗すぎてよくわからなかったが
有志の方がXに輝度を上げた画像を投稿していたのでそれで見ました。
1人の体にしては足が多い、ような気がする。
「49日の裁き」がなにかはわからないですが
自分の考えでは矢代誠太郎は岸本家の2階にまだ「いる」んだろうな。
独自の儀式の謝罪に独自の儀式をするな。
岸本悠美子も「あれじゃあねぇ」の言い方が物語っているような。
後、あまり気にしてなかったんですが
番組制作に関わったスタッフが寝たきりとか、保険のセールスとか
なんかあまりいい目にあっていない感がすごいある。
そもそも矢代誠太郎の発言で「謝罪します」はあったけど
「すみませんでした」とか「ごめんなさい」とかは言ってない気がする。
矢代誠太郎は謝罪の言葉を言ってないため「謝罪」になっていないのでは?

そこら辺は岸本悠美子は気にならなかったのか。不思議。

・飯沼一家・

4人家族。
父は飯沼電気工業の社長。経営は苦しい。印象は頼りなさそう。火事で死亡
母は和菓子屋でパート。儀式の依頼をする。火事で死亡。
長男明正は引きこもり。オカルトに傾倒?現在は妻息子と北海道で生活中。
娘は小学生?特に印象なし。火事で死亡。
「幸せ家族王」に出演していたのは父母娘と岸本良樹(明正の替え玉)。
番組スタッフを騙して出演し100万円ゲットしている。
矢代誠太郎の儀式を受けたのは父母娘と岸本良樹。
おかしくなったのも父母娘と岸本良樹。
曰く付き旅行に行ったのも父母娘と岸本良樹。
何かこう書くとすべては矢代の儀式のせいみたいに見える。
儀式を実行したのは飯沼家。つまり明正(真)は儀式の内容を聞いていた。

荒れた引きこもりで家族に疎まれていた事は知っていそう。
「自分の中にある、不運や悪い感情を思い浮かべ
 思い浮かべたものを書いてください。」
「この影を今ここに閉じ込め家族全員の運気を浄化します
 私たちの家族から離れ、再び戻る事なかれ」
これを自室で聞いた明正は自分自身が排除されると思った。
オカルトに傾倒していた明正は呪われたと思い呪いを返した?
そのせいですべての儀式が歪んでしまった?
写真だけ顔の部分が歪むのかと思った。映像は普通なのに。
「幸せ家族王」のときも所々変だったけど。
あの時の飯沼一家(偽)はまだ普通だったんだろうか。
儀式は1999年7月25日、旅行は1999年8月20日から9月1日。
良樹が映っているのは8月26日の映像まで9月1日には映ってない。
曰く付きの場所旅行は6日間。旅行後に良樹は徳島の自宅に帰った。
9月1日の映像は何をしているのか、何故撮影したのか。
9月18日に明正がビデオカメラで撮影。完全におかしくなってる。
「向こう側に行くために」必要な謎の輪も完成していた。
火事は10月4日午後9時すぎ。
1ヶ月以上おかしくなった家族と暮らしていた、すごいな明正。
耐えきれなくなった明正が放火。1人だけ生き残る。
曰く付きの場所とか謎の輪とかがノイズになるけど
たぶん話にはあまり関係ないと思う。
飯沼明正そのものが主軸のような気がするから。
矢代の儀式に対して何かをした、何かわからないが成功した。
だから歪んだ形で一家(偽)の願いがかなった。
父母娘は悪い感情で不運の明正と死亡した事により離れることができた。
良樹は動けなくなり数学の成績を気にする必要がなくなった。

明正は良樹の末路に悪いと思ってそう、りんご送ってるし。
なんかそこら辺は疑いたくないな。なけなしの良心は持っててくれ。
岸本良樹が死亡してないなら飯沼家(3人)も本来なら死亡はしない。
不運はそこまで大きいものではなかったと考える。
「不運」「儀式の失敗」イコール「火事」ではない。
岸本家は「火事」になっていない。
飯沼家の「火事」は「故意に起こされた事件」である。

と、いうかんじの考察になります。

・現在の明正・

明正の住んでるところは北海道。
あまり詳しくないのでよくわからないのですが
札幌なのか。人里離れた場所っぽいのに。
そこは置いておこう。
家の玄関に金属のヒトガタっぽいものあるなと思ってたんですが
何か違うっぽい?形が一番近いの「ファティマの手」っぽい。
幸運のお守りだけど、あれ。オカルトに傾倒していたなら知ってるか。
まあ、呪いよけに使っているとして何に呪われると思っているのか。
普通の人生を送っていれば誰かに呪いの儀式なんてされるはずない。
何か心当たりがあるのか。
知らないと言っていた矢代の「飯沼一家に謝罪します」番組を知っていた。
都市伝説になるほど有名でネットで調べれば出てくる。
まして後ろめたいことがあるなら尚更調べそう。
そして謝罪番組映像を見つける。
謝罪番組をみた明正は撮影場所が岸本家と気付いた。
そこから岸本悠美子が番組を制作依頼したのではと推測。
矢代の儀式を失敗させたのが自分とバレたら、と危惧。
りんごを毎年送りつつ悠美子の様子を観察していた。
テレ東の取材により誤魔化そうとしていたが諸々バレる。
さまざまな証拠のようなものが出てきた。
「スイマセン」の一言につながった。
という考察。

番組通して謝罪の言葉を言ったのは明正。
大森時生氏のコメント
「謝罪をすれば、罪を償ったことになるのでしょうか」

これに関しては自分は償いではないと思っています。
明正は償いをしていない。25年間隠していたんだから。
バレてしまった、同仕様もない、出てきたのが謝罪の言葉。
なんとも言えない、どんな感情で言ったのか。わからない。
近藤亮太氏のコメント
「『罪』とは『正しくない行いをした結果として、問題にされるもの』
だそうです。ぜひ、何が正しくなかったのか、を見届けてください」

正しくない事だらけだと思いますが。
明正が引きこもったのは「罪」ではない。
明正を疎ましく思った家族は「罪」か、違う気がする。
番組に出演するための替え玉、これは「罪」でいい。
運気を上げる儀式をしたことは「罪」ではない気がする。
独自の儀式を行ったのは「罪」でいい。
と、まあ出てくる出てくる。
でも「正しくない事」ってなんだ?ってなりませんか。
言うなれば全員正しくない事をしている。
つまりは誰もが「罪」を持っている。
明正も岸本悠美子も。
でも償いってどうしたらいいんでしょうね。
25年たったらもう時効は成立してるんですよ。
法に則って罪を償う機会は失われている。

だからこそ明正の謝罪の言葉はどこへ行くのだろうか。


これが全体像を見ての考察と感想になります。
何かとっ散らかってますが、まとめました。
気になる部分(矢代の儀式とか明正の行動とか)はたぶん
あまり主題に関係ないのかと思いました。
矢代の謝罪番組は儀式めいたものだと思いましたが。
儀式の内容とか考えないほうがわかりやすくなったというか。
輪っかとかも。何となく自分にとってはノイズでした。
いかんせんオカルト好きなので意識がそっちに言ってしまう。
インタビューを見ると「謝罪」がテーマですから。
当時の行動や感情を考えたほうがいいのかなと。

不気味だし後味が悪いしね、でもとても楽しかったです。
考えるのは好きなので。まとめるのは苦手ですけど。
ま、思ったのは「飯沼一家に謝罪します」ってタイトルは
テレ東スタッフから「飯沼明正一家に謝罪します」もあると思います。
今後の明正一家に何かしら起こるんだろうなって。

つらつらと思いつくまま書きましたがこの辺で終わります。
楽しかったし、面白かったです。

では、また。

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宇津呂 直
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