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就職活動を通して見つめ直す、自分と人生の「未完成」という価値
就職活動は、単に将来安泰を約束してくれる企業の内定を得るための手段ではなく、
気付けば21,22になるまで義務教育を受けていた自分自身と向き合うことができるとても長ーい長ーい旅だと感じています☺️
エントリーシートを書きながら、
過去の経験や価値観を掘り下げる過程で、
普段の生活では気づけない自分自身の輪郭が浮かび上がるからです。
しかし、その過程では喜び以上に、焦りや不安が伴います。
周りが内定を取り始めてるなら尚更です🥶
選考が進むたびに、「自分とは何か」「自分は何を目指しているのか」という問いが重くのしかかります。
他人と比較してしまう瞬間も多く、
「自分は劣っているのではないか」と
感じることもしばしば。
それでも、就活は競争ではなく、
自分の軸を確立するための過程だと考えるようになりました。
多くの企業が「あなたが大切にしているものは何ですか?」と問いかけます。
そのたびに私は「価値観とは変化するものではないか」という疑問を抱きます。
20代の自分が大切にしているものと、
30代や40代での価値観は異なるかもしれません。いや、絶対そうでしょう。
それでも、今この瞬間に大切だと感じるものを素直に語ることが重要なのだと思うのです。
就職活動を通して、私は人生そのものが「未完成であること」を受け入れる大切さに気づきました。
「こうあるべき」という完成形を追い求めるのではなく、不完全さを楽しみながら、学び、成長し続ける存在でありたい。
就職は人生のゴールではなく、新たな旅の始まり。
その旅をどう歩むかは、自分の内なる声に耳を傾けることで見えてくるのだと思います。
就活を経て、人生そのものが問いと選択の連続であることを実感しました。
その問いに正解はなく、ただ自分なりの答えを探し続けることで、
私たちは「働く」を超えて「生きる」ことを学んでいくのだと信じています。