[実録] 自己破産 〜訴訟・裁判編〜
はじめに
法人設立から自己破産まで自ら経験した実録を記事にした。訴状と裁判までを記載致します。前半は法人の訴訟、後半は個人の訴訟を記事にします。法人も個人も支払いの未納と同じ内容ですが、法人の連帯保証人となり訴訟されても個人の借入では別のものであるため訴訟されます。
裁判所からの訴状が届く(法人)
訴訟される早さは各企業で違うと考える。私の場合は滞納して5ヶ月目で訴状が届きました。私は他社への滞納もあり6ヶ月目の通知で返済のない場合は法的措置を取ると警告もありました。
裁判所からの封筒の中身は口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状、答弁書、注意事項、訴状証、拠説明書、融資の際に交わした契約書5枚が入っていました。
訴状が届いてから裁判まで1ヶ月半程度の期間がありました。
訴状の内容
原告・被告の住所や氏名、今回は融資の返済のため請求金額と最初に融資を受ける際に交わした契約書内容の抜粋で訴えられてます、払って下さいねと裁判所からの通知でした。
別紙で口頭弁論期日呼出状及び答弁書催告状と答弁書が入っていました。前者は裁判所、期日、出頭場所、裁判に対する注意事項が記載されています。後者は質問形式で原告側の言い分に対して意見があるかと言う用紙で法的な文章でなくても良いようです。簡単なQ&Aも入っており親切でした。
裁判の日(法人)
私は現地まで行くには費用もかかり遠いかったので行きませんでした。自然と敗訴となる訳です。
判決の通知が届く(法人)
判決の通知は裁判終了から2週間程度で届きます。内容は裁判官や出頭した当事者、弁論の要領等、判決文でした。
私の場合は答弁書を提出しておらず当日も欠席しているため自然と敗訴が確定する訳で原告の要求通りになりました。中身は訴状と変わらず提示した金額を払って下さいとの文章でした。読んでいると何か思うことがあり、考えてみると通知書は法人と個人に届いた訴状のコピペでした。違ったのは表のページの日付と裁判官の名前とチェックを付ける部分だけでした。
裁判所から訴状が届く(個人)
個人の訴状は滞納から7ヶ月目に郵送されました。内容は法人と変わらず注意事項の用紙、出頭先や日時、答弁書、訴状でした。訴状の内容も法人の内容と変わらずお金を返済してねということと契約内容に記載されていることが抜粋されていました。
裁判の日(個人)
法人の裁判所より近場になりましたが平日は行けないので不参加となり、法人と同様に自然と敗訴となりました。
判決の通知が届く(個人)
裁判後10日程度で通知が届きました。中身は口頭弁論調書(判決)と訴状がそのまま入っていました。
敗訴通知後
その後の私の対応は変わらず何もせずにいました。法人は3ヶ月が過ぎも個人も1ヶ月が過ぎましたが強制執行もなく生活は変わりなく可能ですが、ローンを組んだりクレジットカードは使用できないため現金もしくはWAONやPayPayなどのチャージ型のカードのみですが、クレジットカードが無くてもある物を上手く使うだけで生活に不便はありません。ただ私の場合は自宅に高価なものやブランドものが無いことや興味が無く強制執行があっても持って行かれる物が無いこともありました。もう一つは収入が給与で無かったこともあるでしょう。
まとめ
法人も個人も借入や支払い未納のため裁判内容は変わらず、裁判に出席すると金額、返済額、利息などの和解を求めるものかと思いました。私の場合は出席しませんでしたので相手の言い分となってしまいます。
財産も無く最低限暮らすのに必要な程度の生活用品のみであったため強制執行にも不安はありませんでした。独身か家族がいるかによって対応の仕方は様々あるとは思いますが、ことが予想される前や直前では無く早め早めに色々対応するのがいいと思います。先読みする力が必要です、先手先手に。
最後に借金滞納は怖く無いということです。お金を借りる場所と使い道に条件があるので注意しましょう。
税金の滞納は絶対にしないようにしましょう。自己破産しても税金は消えません。
借金や借金の返済に追われて気持ちに余裕が無くなったり命を無くすことのないようにしましょう。
ここから先は
¥ 500

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?