妹に甘すぎる僕と僕を好きすぎる姉

『ただいまー』

○:おかえり'理子'

理:○兄！ただいまっ！
ｷﾞｭｰ

理:学校疲れた…

○:ﾖｼﾖｼ
お疲れ様～

理:えへへ～

2つ下の妹の理子
なんてったってとにかく可愛い
自慢の妹です

理:あ…そうだ、○兄？

○:ん、なに？

急にそんな上目遣いをしてどうしたんだ我が妹よ
可愛いじゃないか

理:あのね、後でね、勉強教えて欲しくて…

○:分かんないとこあった？

理:ｺｸｯ
頑張ったんだけど解けなくて…

○:よし、後で僕の部屋おいで

理:やったーー！！○兄大好き～

…毎日の癒しです

数時間後

玲:ただいま～

理:あ、おかえり

玲:あれ、〇〇は？

理:○兄は部屋で勉強してる

玲:愛しの姉が帰ってきたというのに…

理:まあまあ…

玲:これはお仕置だな

理:（兄ちゃん、頑張れ…）

---

ｺﾝｺﾝ

玲:〇〇～入るよ

○:はーい

玲:〇〇～（思いっきり抱きしめる）

○:うぐっ
玲姉…力強い

玲:愛しのお姉ちゃんが帰ってきたというのに玄関まで来なかったお仕置～

○:分かったからとりあえず離して…

玲:しょうがないな～
じゃあ…離す代わりにいつものやるね？

○:…どうぞ

お姉ちゃんが言う'いつもの'
それは…

玲:ｷﾞｭｰ    ﾖｼﾖｼ
いひひっ
〇〇～今日も可愛いねぇ

そう、とにかくめちゃくちゃ愛でてくるんです

玲:○○がいないと私死んじゃう～

○:言い過ぎだって

玲:ホントのことです～

○:玲姉…まだやんの？

玲:私はまだくっついてたいけど？

○:夜ご飯どうすんのさ

理:そのことならご心配なく

○:いつから居たの…

理:どうせ2人がイチャつくと思って、りーが作っておきました～！

○:え、ほんと？

理:うん、ほんと

○:理子ぉ～！！

玲姉から抜け出して理子を思いっきり抱きしめる

玲:あ〜
ちょっとぉ…まだ終わってないんだけど～…

○:ﾖｼﾖｼ
よく出来たね～

理:えへへっ
りー偉い？

○:偉いぞ～

理:やったぁ！
○兄に褒められたー！！

玲:（いいな～…）

理:お腹すいたから早く食べよ！
先戻ってるね～

○:はーい
すぐ行くね？

理子がウキウキで僕の部屋を出ていった

…と同時に後ろから急に抱きつかれた

玲:○○は私の事嫌い？

なんとなく涙ぐんでいるような声

僕はそんな声を耳元で聞いて、思わず振り返って玲姉ことを抱きしめていた

○:急にどうしたの

玲:だって…理子と私とで対応が全然違うじゃん

○:それはごめんだけど…
僕は玲姉のことも大好きだよ？

玲:ほんとに…？

○:嘘なんてつかないよ

玲:○○～！！

○:うっ…

過去一レベルの強さで抱きしめてくる
シンプルにちょっとだけ苦しい…

理:ねえ、まだ～？（リビングの方から呼ぶ）

○:ごめん！今行くねー！

○:ほら、行こ？

玲:んっ

○:ん？

玲:手！

そう言って手を繋げと言わんばかりに差し出してくる

○:はいはい(笑)

玲:いひひっ
（○○と手繋いじゃったっ…）

繋いだ時の手が異常なほど暖かくなっていたのは黙っておくことにした

---

楽しい食事時間もあっという間で

いつの間にかもう寝る時間

いつもは3人それぞれの自分の部屋で寝ることがほとんどだけど…
なんとなく今日はそうならない気がする

ｺﾝｺﾝ

理:○兄～起きてる？

○:起きてるよ～

理:入っていい？

○:おいで～

ｶﾞﾁｬ

とても眠そうな理子が入ってきましたね
なんだか目がとろんとしていていつも以上に可愛い

理:あのね、りーね、今日は○兄と一緒に寝たいな～って思っちゃって…
ダメかな…

○:よし、久しぶりに一緒に寝るか！

理:やった！

喜ぶなりすぐに僕のベッドに入り抱きついてくる

ﾋﾟﾛﾝｯ

ん？LINEがきたぞ

【玲】
『今日は理子に譲るけど…明日は私と一緒に寝てもらうからね！忘れないように！おやすみ！』

【○○】
『了解。明日は部屋で待ってるね？玲姉もおやすみ！』

理:○兄、眠いぃ…

LINEを返してる間、何もせずに待っていてくれた
健気で可愛いですわ

○:よし、寝るか

理:うんっ！

仲良く2人で横になる

理:○兄からもぎゅーして…

○:もちろん

その後2人で少し話したがちょっとしたら理子から寝息が聞こえた
そんな妹の可愛い姿を確認して僕も眠りについた

…ｶｼｬｯ

玲:ふふっ
2人とも可愛いねぇ
仲良く並んで抱き合いながら寝ちゃってさ～
…壁紙にしちゃおうかな