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マネージャーの僕をメンバーが奪い合っているのですが…

瞳:○○さぁ〜ん…

〇:どうしたの、瞳月

瞳:収録頑張ったから頭撫でてください

こうやって言われるのも何回目だろうか
まあ、断っても無理矢理やらされるから拒否権なんてものはもはや無いけど

〇:ナデナデ

瞳:ほわぁ…//   最高やぁ…  

愛:しー?!  〇〇さんに何させてるのよ!

瞳:今は○○さんに頭撫でてもらってんねん!
    邪魔せんといてや

愛:え〜
    私だって撫でてもらおうと思ってたのに…

瞳:うるさいっ!
     ○○さんの頭撫ではしーだけの特権や!

ほぼ毎日、何か仕事がある度に目の前で引き起こされるこの光景
この時間の僕はほぼ黙ってることしかできません

愛:○○さんも私の頭、撫でたいですよね?

〇:……

瞳:ジー

瞳月に見られてて答えにくい…

〇:まあ、皆平等に接するべきではあるかな〜と

愛:しー?○○さんが言ってるんだよ?

瞳:○○さんが言うならしゃーないな…

案外素直にどいてくれる瞳月

愛:はいっ!○○さんっ  
    私の番ですよっ

そう言って出された頭

〇:ナデナデ

愛:へへっ//
    これがいいんだよねぇ〜

………………………………………………


瞳:○○さん…
    愛季の方が撫でてる時間長くないですか…?

…と、小声で文句を言いながら愛季とは逆の隣に座ってくる

瞳:ギュッ

〇:ちょ、瞳月?何してんの

瞳:我慢できひんから〇〇さんにくっついてるだけです

左には僕の腕に抱きついている瞳月
右には僕に頭を撫でてもらってる愛季


…動けない

理:あ、2人とも見つけた!
    2人のこと、スタッフさんが呼んでたよ?

瞳:えー、今良いところ…

愛:まだ撫でられ足りない…

〇:ほら、2人とも?呼ばれてるならさすがに行かないと

瞳:…それもそうやな
    また後でくっつかせてもらうからな

愛:また頭撫でてくださいね?

渋々僕から離れ、2人揃ってスタッフの元へ
これで僕の両腕は自由だ〜!

…と、思ってた時も僕にはありました

理:2人が居なくなったってことは〜
    りーが独り占めしていいってことですね!

〇:それはまた違うんじゃ…

理:違くないですっ!
    腕貸してください〜

幸せそうに僕の右腕に抱きついてくる

理:やっぱり、○○さんに甘える時間が1番だなぁ〜





理子に腕を抱きつかれてから何分か経った
なんか寝息が聞こえるような…

理:zzz…

〇:寝てるじゃん…
    …疲れてるんだよね、毎日お疲れ様    ナデナデ



理:う〜ん…

〇:あ、起きた?

理:りー、寝ちゃってましたよね?
    抱きついたままで申し訳ないです…

〇:大丈夫、よく寝れた?

理:はいっ!元気いっぱいです!
    これ以上長く居すぎても迷惑かもなので、そろそろ戻りますね?

…また、いっぱい甘えさせてくださいっ


と言ってトコトコと戻っていく理子

同時に、なんか後ろから視線を感じる気が…

瞳:○○さん、見てたで

〇:な、何を…

瞳:りーに浮気してるとこや!

〇:浮気じゃないでしょ…

瞳:うるさいっ!
    しーが浮気だと思ったら浮気や!

…それは暴論すぎませんかね瞳月さん

瞳:ギュー

唐突に正面から抱きついてきた

瞳:別にしーがしたいわけじゃなくて、浮気した罰やからな!

ツンデレですね
分かりやすい

○:はいはい、瞳月がしたいのね〜

瞳:は、はぁ?!///
    それはちゃうって言うとるやろ!///






愛:私だって○○さんに抱きつきたいのにぃ〜
    瞳月が居なくなったら私も○○さんのところ行こうかな…///