恋愛に無縁だった2人が互いに惹かれ合うお話。 #Last
ついに○○に告白
緊張する
これまでもずっと緊張してたけど、
やっぱりひと味違う緊張感
愛季:（あと一限終わったら放課後だ…）
美青:ねぇねぇ
愛季:ん？
美青:放課後、〇〇のこと呼んでるんだよね？
愛季:そうだけど…なんかあった？
美青:それの前に少しだけ〇〇と話してもいい？
愛季:もちろん！全然大丈夫だよ〜
美青:ありがとっ
放課後
美青:〇〇？
〇〇:ん？
美青:ちょっと来てもらってもいい？
愛季ちゃんには言ってるからさ
〇〇:おっけー
<空き教室>
美青:ごめんね？急に
〇〇:別に大丈夫だけど…なんかあった？
美青:…単刀直入に言うね？
〇〇:…うん
美青:私は…〇〇のことが前から好き。
〇〇:っ…！？
美青:これまで好きじゃないように振舞ってたけど
それはただ隠してただけ
本当は前から好きだったの
〇〇:…ごm
美青:分かってる！
愛季ちゃんのことが好きだってこと
だけど…伝えたかった…ずっと
〇〇:……ﾖｼﾖｼ
ごめん…もっと早く気づければよかったね…
美青:これ以上…優しくしないで…
もっと好きになっちゃう…
〇〇:美青の気持ちには答えられない…
けど、これからも仲良くすることはできる
これからも僕の'最高の幼馴染'でいてくれる？
美青:…うん！もちろん！
ありがとう…ほんとに…
〇〇:…ｷﾞｭ
美青のこと恋愛的に…とは言えない…
けど、ちゃんと大好きだから
美青:うぅ〜
〇〇ーーーー！！
ｷﾞｭｰ
美青:愛季ちゃんが待ってるよ？
行ってきな？
〇〇:美青…ありがとう！！
（教室から出て行く）
美青:これでいいんだ
愛季ちゃんとお幸せにね
〇〇、これからも好きでいさせてね…
優月:美青…ちゃん？
廊下を歩いていたら空き教室に1人でいる美青ちゃんを見つけた
優月:どうしたの？
美青:〇〇が行っちゃったなぁって…
優月:あ〜
伝えたんだ？
美青:うん…
優月:そっか
私しかいないから、我慢しなくていいんだよ？
美青:ｸﾞｽｯ
優月:おいで？
美青:うぅ〜
優"月"ちゃ"ん"〜
優月:落ち着くまでこのままでいいからね〜
優月:愛季、頑張ってね
美青ちゃんの頑張りを無駄にしちゃだめだよ
〇〇:愛季？
ごめんね、待たせちゃったね
愛季:ううん、大丈夫
美青ちゃんから話は聞いてたから
〇〇:…で、何の話？
愛季:ん〜
隠さずに言っちゃうね？
〇〇:う、うん
愛季:私は〇〇のことが好き。
初めて見たときからかっこいいなぁって…//
きっかけは一目惚れだったけど、関わるうちにもっと好きになっていって
〇〇といたら楽しいだろうな〜って思えた
だから、
…こんな私でよければ
"付き合ってください"
〇〇:…はい！よろこんで！
僕からもよろしくお願いします…！
愛季:…え、本当に？
〇〇:こんな時に嘘はつかないでしょ
愛季:……やったー！
〇〇ーーー！！
ｷﾞｭｰ
〇〇:おぉ…
ｷﾞｭｰ
愛季:〇〇はさ、いつから私の事好きなの〜？
〇〇:愛季と同じ…//
愛季:え、もしかして〇〇も一目惚れ…？
〇〇:まあ、そんな感じかな…
愛季:照れてる〜！可愛い〜
〇〇:ちょっと…もう、やめろ！//
次の日、2人には付き合えたことをしっかりと伝えた
2人ともおめでと〜っていってくれた
そこからの〇〇と過ごす日々は
何か特別で、
楽しくて、
幸せで、
あっという間に時間が過ぎていく
高校も卒業して、
4人で同じ大学へ進んだ
優月:あれ？
2人って同棲始めたんだっけ？
愛季:そうだよ～
3日前から始めてるよ
美青:いいな〜
カップルで仲良く同棲とか憧れちゃう…
優月:はいはい！
質問！！
愛季:ん？
優月:家ではどっちの方が甘える方なの！
愛季:絶対〇〇
〇〇:絶対愛季
愛季:え、〇〇の方が甘えてくるじゃん
〇〇:毎晩ギューして寝よって言ってきたの誰だったっけ？
美青:わーお… 愛季ちゃん、甘々じゃん…
愛季:……//
そ、そんなこと言ったら〇〇だってバイトから帰ってきて私に抱きついて充電してるじゃん！
優月:じゅ、充電してるの…//
美青:どっちもどっちじゃん！！
愛季:まあ、愛し合ってるので。私たち。
〇〇:……//
優月:ﾋｭｰﾋｭｰ
おアツいね〜
美青:この2人、見てて楽しい(笑)
優月:ね、分かる(笑)
〇〇:ただいまー
愛季:ただいまー
〇〇:疲れたーーー
愛季、充電
愛季:はいはい(笑)
どうぞー（腕を広げる
〇〇:んん…最高…
愛季:今日もお疲れ様〜
愛季:〇〇〜…眠い〜…
〇〇:じゃあ…寝よっか
愛季:うんっ
（寝室へ向かう）
愛季:んっ！
〇〇:はいはい(笑)
おいで〜（腕を広げる
愛季:落ち着く…
〇〇:ﾖｼﾖｼ
今日はあんま話さずに寝よっか？
お互い眠いよね
愛季:そうだね…
今日は早く寝たいかも
〇〇:じゃあ…おやすみ
愛季:うんっ おやすみ
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ…
今日も朝のアラームが鳴り響き、2人の朝が始まる