見出し画像

結婚のこと

最近、デートしてるんです。
久々に、珍しく、年上。

そしてその人を紹介してくれたのが、とてもお世話になっている、家族で事業をしている韓国人一家のママ。
「結婚してるの?かれしいるの?」と聞かれ、NOと答えて、それを何とも思わないのは、彼女が韓国の人だと知っているからかもしれない。
「だめダよー!モッタイないよー!」と言われても、全然悪い気はしなかった。
それでも、こういう【紹介】は一般的にも、私に限っても、うまくいかないことのほうが多いこと、「どうにもならなかったらごめんね!」と伝え、彼女ももちろんだと頷いてはいたけれども。

会うと、どうなの?って聞かれる。それは想定内。
でもそのときに「(つき合ったら/結婚したら)帰省するときに同行したりしたら、向こうのお父さんも喜ぶと思うよ」とか。
その人のお母さんは既に鬼籍に入っているので、「りこちゃんのおかあさんが健在で嬉しいと思うよ」とか。
韓国ママのことは大好きだし、その家族という単位でいろいろなことを考えたり、決めたりするのもそれはそれで素敵だけど、ちょっとズーンと来てしまった。

ぉ…重い…

勿論韓国ママがよかれと思って、彼女の常識に基づいて言っていることはわかるけど、ちょっと怯んでしまった。
まあ、まだ告白もされてないし、つき合ってもないんですけど(爆)
まだ猫かぶりおもてなしモード期間だとしてもいい人だし、気に入られている感もひしひしと感じる。



私は子どもの頃にだって、「いつかは結婚する/したい」「子を持つかもしれない/持ちたい」と思ったことがない。漠然とさえ。
それがレアケースだということに気づいてからは、それを隠していた。
欲しくもなくても「いーなー、かれしほしー」くらい言っていた。

二十歳くらいまでは、それは昏い秘密だった。

今よりそういうことをオープンに考える世界じゃなかったから。
たぶんそう考えている人も、実際、今より少なかっただろうから。



この歳まで独身なのだから、私は生活を変化させたくないというのもあると思う。
ひとり暮らしは最高だし、まあ金持ちではないけど、生活を楽しみながら自分の口に糊することはできる。
あと、今私の周囲の人間関係に満足しているので、かれしや配偶者が担うパートが空いてない。
友達みたいに過ごせて、でもお互い拠り所でもあって、今の生活と地続きになれればいちばんいいのだけれど、と、自分は変化したくないくせに彼女にそれを強いるうんこ男みたいな我儘を考える。

まあ告白もされてないしつき合ってもないんですけど。(2回目)

いいなと思ったら応援しよう!