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ルッキズムのこと

毒を吐く。
すごく。
こんなことを口にするのは人としてどうかと思われても仕方ない。
でも書く。吐く。

私は、かかわった人、言葉を交わした人の美醜(というか、その人が世の中で客観的に見てうつくしいのかみにくいのか)わからなくなる、という習性がある。
自分に容姿コンプレックスがあるからかもしれないけれど、真に不器量な人は、生まれて40年、いち度も見たことがない。
あと、これはもしかしたら幼さなのかもしれないけれど、好悪の感情と美醜のジャッジがくっついてしまっていて、好きな人はうつくしく、かわいく、かっこよく見える。嫌いな人ならその逆だ。
だから、聞いたことはあるけれど、「むかつく、けどかっこいい!」とか、「美人だけど性格わるいよねえ」とかは、私に関しては、起きない。
あ、まあ性格わるいからって嫌いになるとは限らないか。

昨年、友人だった人との関係性が変わって、彼女のことを「好き」から「好きじゃない」まで抱く気持ちが変わってしまったことがあった。
彼女は20代のとき、きれいだった。純日本人じゃないみたいなエキゾチックな顔立ちをして、化粧をしなくても肌はきれいで彫りが深く、むねがおおきくてグラマラスだった。

さあ言うぞ、毒吐くぞ。(深呼吸)

なのに今、私は彼女の見た目を、「みっともない」と思っている、とても。

これは厳密にはルッキズムじゃないのかもしれない。
そして彼女のことを好きじゃなくなったからこその、心境の変化、見え方の変化なのだと思う。

今少しこわいのは、所謂「美人」だった彼女がそう見えなくなった理由が本当は私の気持ちではなく、加齢による現実で、だとしたら所謂、世間一般では、うつくしくて、ナンパとかされちゃう系ギャルだったこの子ですら、加齢によって【みっともなく】見えているのだとしたら、ということ。

若かったことはあっても、うつくしかったことのない、十人並の平凡で地味な私は…!?

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