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恐縮な話

私の自転車は4年放置して乗らずにいたのを、いつものお店のマスターが昨夏修理してくれた。ほぼきたないだけだったけど。
夏はとにかく暑いので、自転車に乗りたくて、ものすごく助かったのでした。
ただしチューブは古いので、変えたほうがいいかもね、まあ意外ともつかもね、なんて言ってたんだけど、数か月後、外出先でお陀仏。
仕方なく近所の自転車屋さんに持ち込んだら、取り寄せになるので預かり+6,000円くらいかかった。
それをマスターに話したら、「俺のとこに持ってくれば、実費だけなんだから半分で済んだぜ」と。

そして数か月前から、前輪がパンク状態。仏式の空気入れの扱いがよくわからないので、空気が抜けていてうまく入れられないだけなのか、本当にパンクしているのかさえわからない。
そしたらまた、「暇な日の開店直後とかに持ってくれば見るよ」と。
でも、行くタイミングがなくて、そのままになっていた。暑いのもあるし、遠出するときはコミュニティサイクル借りたりして。

それで、昨夜です。
「りこちゃんさ、自転車の鍵ここに預けてったら、俺勝手に持ってきていじるよ」(店と私の家は近いし、場所もわかっている)
(「いま鍵かけてない」って言ったらなんでだよ!と言われたけど)
お店のマスターの親切の範疇を超えている。

余談だけど、マスターの奥様も、会ったことはそう多くないのに、とてもよくしてくれて、サブカル趣味方向が合うので、いつも大量の漫画を布教してくれる。

そして今日。夕方にマスターからLINEが来た。
ざっと見たらあそこは大丈夫だったよ、こっちはダメだったよ、〇〇は交換しなきゃいけなかったからお店に持って行ったよ、と。
前輪はチューブをネットで買って作業するね、費用は1,800円だよ、と。
優しすぎ、ありがたすぎ。

お礼を言いがてら、夜お店に行ったら、空いていたので、外したチューブを見せてくれつつ説明。
「バイクのも楽しいけど、自転車の修理って楽しいんだよな♪」と言っていたのも、強ち本気なのかもしれない。
しかしありがたい…居酒屋でなく、もはや自転車屋さんじゃん。


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