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あるモンクの手記より_秘密の工房1
R6.10.13
DM ヤマタイカ様
PL NAOYA様 moto様 ジンガイ様 たこ焼きやさん様(順不同)
シナリオ『秘密の工房』と『熊が空を飛ぶ』のネタバレを含みます
うおおおお!そろそろ役に…立つぜ…!の気持ちで挑みました当ダンジョン。たぶん役立てた。
それに、攻撃が奇跡的に当たらなかったので生き延びました。
いい感じにモンクって感じのモンクな動きができて大変満足です。
攻撃した時のダメージは小さいし、基本的に紙装甲(きっと後々そう感じそう)ですが、仲間と戦った時に真価を発揮するタイプって感じでとても良いですね(語彙力)。
備忘録風な手記風な感じのリプレイです。
*補足。傍迷惑なシロップみたいな書き方してるけど私はシロップ大好きです。すごく面白いです、周囲を巻き添えに七転び八起きするって感じの人物ですね。
騎士とオーク
XXXX .XXXXの月 XX日
無事に村を荒らしていた熊を撃退し、レイアさんに依頼達成の報告を入れようと帰途についていたら、道の先から諍いあう声がした。
なんだと思ってそちらに向かえば、鎧を着込んだ騎士が3名とオークが3人、それから、何やら皮膚が膨張して毒々しくなったオークも3名ほど。
「これをレイア様の元へ!」と一人の騎士が何かをほかふたりに託し、橋の上で仁王立ちする。
ふたりは立ち去ろうとするが、ひどい怪我なので足取りもおぼつかない。
騎士の甲冑は見覚えがあったし、その右手は白い籠手(トーム神のシンボル)だった。
十中八九、ヘルライダーだろうなと思いつつも、ひとまず声をかけた。
オークは苛立った様子で今にも騎士を殺しそうだったが、話はなんとか通じて、小銭を持たせてまで俺たちを遠ざけようとする。
ここはヘルライダーの手助けをしてやるべきなんだろうけれど、事情がよくわからないのですぐには手出しできない。
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ジャハナがレイアさんの使いであることを伝えた上、騎士に助力はいるかと聞けば怪しい様子もなく助けを求められたので手助けすることにした。
オークの女
オークの中に、一際体が大きい女オークがいたんだけど、黒い爪の武器を装備していた。
黒い爪っていえば、オークの主神グルームシュの妻ルシックを連装する。信心深いのであれば、クレリックとかかもしれない。
それから、身体中が膨張したオーク。まるでたちの悪い病に冒されたみたいに全身が疱瘡だらけだった。嫌な膨れ方をしている、ビョーキ移りたくないしな・・・、というわけで気絶で済ませ、後でグレイタに弓で射抜いてもらった。
案の定、死の間際に破裂した。
その場が落ち着くと、キュアウーンズで回復した騎士たちは足早に立ち去った。
街へ帰ると宿舎に寄ってくれと言い残していったので、彼らに話を聞くのはあとにして・・・。
オークの女をぐるぐる巻きにして話を聞き出す。
理由は単純、略奪のアジトがヘルライダーにバレたので、その報告に向かうヘルライダーを殺そうとしたところだったと。
何か理由があるんじゃないかとか勘ぐった俺が悪かった。
大人しく牢屋に入ってもらうことで満場一致した。
宿舎にて
エルタレルに戻ってヘルライダーに女オークを引き渡し、宿舎に寄るとすでに話が通っていたのかすんなり中に通された。
食事や寝るところまで提供してくれた。
そこにレイアさんの姿はなく、話を聞けば会議中らしい。
どうやら、今日捕まえた女オークはそれなりに悪名のある一派のうちのひとりだったらしい。
明日、その件でレイアさんから話があるらしい。
今日のところはこれで休むか。明日からまた忙しくなるかもだし。
御前試合
XXXX .XXXXの月 XX日
ところでヘルライダーって、大きな勢力なんだね。
聖堂に通されたんだけど、すごくでかい。
ちらっと聞いた話ではこの辺りじゃ一大勢力くらいの規模らしい。宿舎も大きかった。
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聖堂にはレイアさんがいて、その後ろにシロップがいた。
バレてんなこれ。
シロップ
農村近くの森でポーションの研究を行っていた。実験の際に納屋を爆発させ、片付けを放置したものぐさな人物。
放置されたポーションはミツバチが集め、熊が食べたために大変な被害となる。
ことが発覚した時の彼女の言動は「村人には言わないでっ!!!」だった。
事件自体は解決したものだから報告は一応避けていたのだけれど、しっかりばっちりバレたらしい。そしてここまで引っ張り出されたと。
襲われた家畜の損害賠償がばかにならないらしく、しばらくは真面目に働くそう。最初からそうしてよね・・・。
レイアさんの申し出
熊退治の一件を聞いて、腕が立つと思ってくれたらしく略奪オークの討伐を依頼された。
昨日とっ捕まえた女オークからある程度の情報は聞き出せたらしく(方法は怖いから聞いてない)、幹部の首にも報奨金が設定された。
結構な大仕事じゃん。
ただでさえエルタレル周辺は治安が不安定で、ヘルライダーも人員がギリギリらしい。オークの討伐ともなるとそれなりの人員を配備する必要があって、そこまでの余力はないらしい。というか、そこに割くとエルタレルが手薄になる。
が、問題がひとつ。
昨日レイアさんが参加していた会議はオークの討伐に関してらしいのだけれど、俺たちにそれを依頼することを、、6大貴族のうち5家はは了承したらしい。
だがムーレ家がいい顔をしないという。
エルマーにゆかりの鎧をあげたのに、万が一にも負けられたらメンツに泥がつくと思っているらしい。
(『これだから貴族は』と書いて横線で消されている)
そこで、御前試合を取り行ってレイアさん相手に良い立ち回りをすることができれば依頼に参加できるというもの。
そういうことなら、受けてみるかと御前試合を承諾した。
競技場は市民の娯楽
すっっっっかり忘れてた。
こういう試合って市民の娯楽だった・・・。静かなところで生きてきたから、人の視線の集中するところって苦手なんだよな・・・。
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高台には今回の発端になったアバナシニア・ムーレもいる。
レイアさんは「いい戦いにしよう」と笑ってくれていたが、アバナシニア・・・さんは開会の宣言をした折、「ヘルライダーVS無名の冒険者」と高らかに言うのでエルマーが「腹たつな・・・」とボソリと恨み言をこぼしていた。
試合が始まると、エルマーがまずは前へ出た。
それからレイアさんに向かって「いざ神妙に勝負!」と堂々と宣戦布告した。
会場が沸き立って、レイアさんもそれに応えないわけもなく、「レイア・マントルモーン参る!」と乗騎のペガサスを喚び出してエルマーに向かっていく。
上をとられてるようなものだから、攻撃が避けにくくてエルマーが早々に沈められたのが手痛い。
しかもそのあとすぐにジャハナまで気絶させられたので笑えない。
とはいえ、それまでにふたりとグレイタがかなりレイアさんを消耗させていたので、あと一歩というところ。
なんとかレイアさんをペガサスから引きずり下ろし、膝をつかせた時のざわめきはすごかった。
最終的には熊になったシルワが止めになって、レイアさんを気絶させられた。
か、勝った・・・。
そしてそのあとのアバナシニア・ムーレは「実はかのパラディンが着ている鎧はムーレ家由来の」ウンタラカンタラ・・・(『これだから』と書いて横線が引かれてる)
そういうわけで、無事に依頼の引き受けが成立した。
レイアさんから、無事の祈祷よりもこっちの方がいいだろうと魔法の武器を頂いた。
ありがたい〜。
てか、ほんとこの人冒険者のことよく知ってんね。関わり多かったのかな。試合中にも「私もあの方たちに近づけたのなら!」とかそんな感じのこと言ってた気がする。
休憩したら早速出発だ。
Open Game License v 1.0a Copyright 2000, Wizards of the Coast, LLC.
System Reference Document 5.1 Copyright 2016, Wizards of the Coast, Inc.; Authors Mike Mearls, Jeremy Crawford, Chris Perkins, Rodney Thompson, Peter Lee, James Wyatt, Robert J. Schwalb, Bruce R. Cordell, Chris Sims, and Steve Townshend, based on original material by E. Gary Gygax and Dave Arneson.