バレンタインのチョコレート、女性へ赤い薔薇の花束
noteを開いていただき、ありがとうございます。
凜音です。
明後日はバレンタインですね。あなたは誰かにチョコレートを贈りますか?
私には贈る人もくれる人もいないので、自分自身にチョコレート効果・72%のアーモンドとマカダミアを贈ろうかと考えています。(チョコレートはダークチョコレートに限りますからね☆)
しかし、ふとこのバレンタインにチョコレートを贈るという風習に疑問を抱きました。
そのため今回は、私がバレンタインのチョコレートや赤い薔薇の花束といった“プレゼントのテンプレート“のようなものを贈ることについて、疑問に思ったきっかけやどのように疑問なのかを詳しく書きます。
思ってしまった
勤務校にいる発語のできない生徒が、彼の世界の中で目一杯の“好き“を私に伝えてくれたことがありました。もちろん人として、教員として好かれて嬉しかったです。しかしそれ以上に、平均的な高校生よりも表現する術を知らないのに加え、言葉という伝達手段が制限されている中で一生懸命伝えてくれたのがとても嬉しかったです。
この余韻に浸りながら、ふと「自分が女性だったら、男性からもらう赤い薔薇の花束よりも、彼が目一杯伝えてくれた“好き“の方が気持ちが伝わる」と思ってしまいました。そうして、赤い薔薇の花束を贈ればいいと思っている男性は「これを渡しておけば女性はみんな喜ぶ」と思っていそうで胡散臭いと感じました。
渡せば良いというものではない
バレンタインにチョコレートを渡したり女性に赤い薔薇の花束を贈るのは、いわゆる王道です。特に薔薇には本数や色、部位ごとに様々な意味があります。これは私の偏見ですが、本気で薔薇の花束の意味に気持ちを乗せて贈る人は少ないのではないかと思います。
例えば、赤い薔薇108本の意味は「結婚してください」です。しかし、本当にプロポーズのために108本の赤い薔薇を贈る人は「これさえやっておけば合格!」と思っていそうと感じてしまいます。私なら、108本の赤い薔薇よりも「絶対に幸せにします」といった意味のある花を贈られた方が決意や覚悟を感じられ、この人と結婚しようという気になれます。
だからこそ、マニュアルに従っているだけで「これさえやっておけばいい」といったように、何も考えていないように感じます。そのため、本当に相手を喜ばせる気があるのかと疑ってしまいます。
当然、世の中にはチョコレートが嫌いな人、大して薔薇が好きでない女性がいるわけです。このような人からすれば、チョコや薔薇の花束をもらうのはありがた迷惑だと思います。
チョコレートや薔薇の花束に限らず、私も好みでないものをもらったことがあります。その際、少しありがた迷惑と思ってしまいました。また、相手の好みでないであろうものを贈ったこともあります。今思えば、相手は扱いに困ったでしょう。
お前の頭で考えろ
何が言いたいかというと、バレンタインのチョコレートや赤い薔薇の花束を贈るという事実にばかり気を取られ、相手を喜ばせることや自分の想いを伝えることが二の次になっているように思えるということです。本気で相手を喜ばせたい・自分の想いを伝えたいのであれば、頭を使って贈るものを考えた方が良いと思います。寧ろ、プレゼントを選ぶ過程で使ったエネルギーの方が喜ばれたり想いが伝わったりするのではないでしょうか。
エネルギーの費やし方は、相手の好きなものや欲しいものを本人やその周りから聞き出したり、相手との会話を遡ったり相手の持ち物を観察したりと、様々あります。もちろんプレゼントを貰うなら、自分の好きなものや欲しいものの方が嬉しいです。加えて自分宛にプレゼントを贈るために、さらにエネルギーを費やされていたらより嬉しく感じませんか?
それ故に、テンプレートだからといってバレンタインのチョコレートや薔薇の花束に縛られるのは何も考えていないように感じられるので、少しナンセンスに思えます。
また、プレゼントを選ぶエネルギーに器用・不器用は関係ないと思います。そのため、冒頭に書いた勤務校の男子生徒が伝えてくれた目一杯の“好き“よりも、伝えようとしてくれた姿勢の方が私は嬉しかったです。
今回はプレゼントに関して、私が思ったことを書きました。誰かにプレゼントを贈る際は、形あるものよりも何を贈れば相手は喜ぶか・自分は相手にどのような思いを伝えたいかといったことを大切にしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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それではまた。
りおと