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恋愛結婚ではうまくいかない。友情結婚のすすめ。

恋愛結婚ではうまくいかない。友情結婚のすすめ。

 はじめに、世間を見るとどのカップルもお互いに好きになって恋愛して好き同士だから結婚している。でも子どものころから疑問に思ってた。結婚している人ってたくさんいるけどそんなにみんな好きって気持ちが両想いになって奇跡みたいに結婚できるんだろうかって。

 どうやら表向きは恋愛結婚だから両想いで結婚してることになっているけど、心の中では打算的な計算があるような気がします。また、近年の離婚率の増加も含めると恋愛結婚が果たしてうまくいくかということは疑問です。

 両想いの恋愛結婚だから生じてしまう弊害はどのようなものでしょうか?


相手がこちらを好きだと思ってくれていると思っているからこそ、冷たくされると心に響く

 両思いだからこそ結婚生活は相手が好きでいてくれると思う行動をとります。夜の営みのお誘いを断られるというシーンでは「自分のことが嫌いになったのではないか」というようなネガティブに落ち込むことや、昔は自分のことを好きでいてくれたのに相手は変わってしまったという残念な思いが浮かび上がります。

 本当は嫌いになったわけじゃない。疲れてるし、眠れてないから。本当にそのような理由で断ったとしても、断られた方はネガティブな気持ちが消えません。思いのすれ違いが起きやすいのは恋愛結婚のひとつの弱点といえるでしょう。

一生涯その思いは続くのか?

 一生涯その思いは続くのかという問題もあります。いくら好きでも、10年20年と時間がたてばその思いも変わっていく可能性も高いでしょう。そんな時に両想いではなくなったと残念に思うのは言うまでもありません。結婚式で神父さんから「汝はこの方を〇○として迎え一生愛することを誓いますか?」と聞かれてみんな気軽に返事をしていますが、その思いは永久ではない場合が多いのです。

 もちろん、おじいさんおばあさんになっても手をつないで街を歩く素敵な方々もいらっしゃるでしょうが、素敵な方々は希少です。希少であるから素敵なのだと思うところを見ると、人の思いは変わっていく。変わっていっても違った形で夫婦を続けていくと納得感がでてきてこれでいいんだと自分も相手も納得して結婚生活を送ることもできますが、もう一度言います。素敵な方々は希少です。

結果的に嘘を付くことになってしまう。

 つまりは恋愛結婚というのは、結果的に相手に嘘を付いているのです。一生好き。そんな人はまれです。まれだからこそミキティを好きでいる庄司が輝いていてYouTubeなどでも注目されている。マジョリティとしてはs結婚に結び付くまでが恋愛のピークで子どもが生まれてからは恋愛ではなくママパパとしての顔を持つことになり、好きだけど恋愛のスキとは違って、必要だから一緒にいる。そんな夫婦も多く、結果的に最初に行っていたことと違うことをやってしまいます。

 ほとんどの夫婦が恋愛から打算的な必要だからという理由にシフトしているのではないでしょうか?

では、友情結婚のメリットを考えてみましょう。

感情を入れすぎなくて良い。

 大恋愛の期待感がない分、作業的な生活が期待できます。相手が自分のことを好きという過剰な期待がない分、生活に対しての期待度も低く、がっくり来ることが少ないことが考えられるでしょう。

 感情的になるとろくなことがありません。これは恋愛結婚だと感情が入った結婚になりやすくトラブルが絶えない。喧嘩が絶えないということにもなりやすいです。全く好きという気持ちがないと友情結婚もできませんから行為は抱いているとしても、感情を入れすぎないことは余計なトラブルを生むリスクを減らせます。

子どもはお互いの合意のもとで

 恋愛結婚の時は偏見ありでいえば、男の人の都合がより多く夜の営みには反映されます。それに応えるのは女性の責務だといったのは昭和初期生まれくらいのものでしょう。しかしながら、女性も男性も今日は勘弁してくれ、今日じゃなくてももう勘弁してくれというという思いも持つことはセックスレスという言葉が証明しています。

 男性主導で女性は受け身という恋愛結婚のスタンダードパターンと違い、子どもを作る時だけお互いに協力し合って行為を行うことができます。子どもができて眠れない産後の大変な時も求めてくるパートナーと違い、打算的な友情結婚では子どもが誕生した瞬間から夜の営みはルール化され最適化されていきます。

 もう、相手の気持ちを考えて夜を過ごすこともないのです。これは性欲という人間に備わった「業」とでもいうべき苦しみからの解放ができる一要因だと思います。

 まとめ

思い付きで書いてみましたが、結婚をするなら恋愛結婚。結婚生活をうまく回すとしたら友情結婚がいのかなと思います。

平民が貴族の暮らしを模したあれもこれも欲しいという昭和な考えから、令和では、あれもこれも必要ない。必要なものだけそろえようという価値観の中においては結婚に対する恋愛というものも必要なくなってくる時が迫っているのかもしれません。

 いずれにしろ、環境によって人間の行動パターンは変わっていきます。恋愛感情も性欲も人間を苦しめるものだとしたなら、変えていこうとする現代の思考もその通りだなと思いました。

ではでは~~。

追記:恋愛結婚とお見合い結婚の面白いデータがあったので張っておきます。

コロンビア大学ビジネススクール教授のシーナ・アイエンガーの研究によると、結婚後1年以内では、恋愛結婚は見合い結婚より満足度が強かった(91点満点中70点対58点)。

しかし結婚後10年を超えると、これが逆転する

見合い結婚での満足度は91点満点中68点と健闘するのに対し、恋愛結婚では40点に下がっていた。

https://r25.jp/article/723462907437437416

お見合い結婚は恋愛ではない分友情結婚の要素が含まれていますよね。長期的に見たときにはお見合い結婚の方が満足度が高いというのは興味深いですね。

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