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23冬:6歳と東南アジアワーケーション①〜だってZIP AIRが6,000円だから〜

※これは2023年冬の話です。そのためレート等の設定が24年現在と大幅に違う部分があります※

2022年の夏、日本一周がしれっと完結した。(諸事情で1泊で離れた土地もあったので大々的に言わなかったが実は区切りがついた)
ふと気づけばこの年で息子の保育園生活が終わる。この2年ほどは、1ヶ月保育園を休んで1ヶ月半登園、そしてまた旅に出るような生活をしていた。先生から「年明け頃には小学校に向けた生活訓練をしたいので、できるだけ詰めて登園してください」と言われた。そろそろ終わりが見えてきたのだ。
小学校に行くようになると、長期間学校を休むことが厳しくなるだろう。そんなことを考えていたら、どうしようもなく海外に行きたくなった。

そこまでは漠然と決まったのだが、予定が定まらず1月の出発になってしまった。向かう先はベトナムとカンボジア。トランジットでタイを挟み三カ国回る予定だ。

色々調べていると、当時就航したてのZIP AIRに目が入った。だって「6歳以下は片道6,000円〜」などというバグった価格設定で子連れに優しい。しかも、座席指定料も(保護者の隣に座る子どもに限っては)無料だった。やばい、このクオリティでしかもWi-Fi通じるし最強やん。ということで、早速ポチってみる。なんだかんだJAL系列ということで、やっぱり気が楽である。

みんな、知ってた??

https://www.zipair.net/ja/ticket/u6

ちなみに、後続で就航したANA系のLCC、AIR JAPANも6歳以下は定額料金なのだそうだ。みんな、未就学児のうちに一度は海外行っとこう?

子どもあるある、突如安全のしおりを読む。

特になんのドラマもなく、飛行機はテイクオフ。いや、強いて言えば座席がかっこいいし、タブレットをおけるスペースがあったりでそれなりに興奮していた。睡眠を取るには微妙な時間なので、動画を見たりしながらダラダラ過ごす。

スマホ置く場所、ドリンク用、テーブル、それぞれあってめちゃくちゃ使いやすい。

我々を乗せた飛行機は順調に飛び、現地時間で21:41ごろスワンナプーム国際空港に到着した。うーん、寝るには微妙だが、足がむくむには十分な時間だ笑

スワンナプームといえばイミグレに時間がかかることで名高い(悪い方に)ので覚悟していたが、その覚悟はあっさり無駄になった。小学生くらいまでの子どもが一緒であれば、係員がみつけて窓口に優先案内してくれる。日本だと3歳くらいまでの子どもは優先搭乗だなんだと気を遣ってもらえるが、小学生くらいになってくると、一般客と同じ扱いをされることが多い。

いまさらだけど、東南アジアは子連れにめちゃくちゃ優しいな?

空港の、このどこにいっても一緒な感じに安心する。

意外とサクサクイミグレを通過してしまい、スマホの電源を入れる暇もなかった。まずはスマホの電源を入れて、フライト中の連絡やニュースを確認する。最近のスマホは賢いので電波さえあれば、現在地を計測しスッと時刻修正をしてくれる。便利になったもんだ……。むしろ使う人間の方が時差修正に追いついていない。手元の時刻は22:30あのスワンナプームを降機から荷物まで受け取って1時間以内に出られるなんて、まだまだコロナの影響はあるようだ(当時は2023年1月なので、ようやく国交が開出したあたりだった)夜には変わりないが、日本時間よりもバックスピンが掛かっているのでなんだか得した気分になる。

当時はなかったが、最近はGrab用のミーティングポイントができたらしい

いやでも、日本時間だともう0時過ぎなので、息子のことを考えると1秒でも早くホテルにいきたい。ここはGrab一択だ。出口がたくさんあるので、わかりづらいが、なんとか呼んだタクシーと合流し、ホテルへと向かった。
あとは寝るだけ…!

が、ドライバーが「ここだ」と下ろして行ったホテルは全く違うホテルだったのである。強いていえば「モールに隣接している」くらいしか共通点がなく、ホテル同士の距離も車で10分ほどある。どうやって間違えたんだ……。
市街地に入ったと思い油断してスマホをみていたから、タクシーがルートを逸れたことに全く気づいていなかった。現在地を確認せずそのまま降りて車を返してしまったので、まぁ自業自得だなと落ち着くことにする。
とりあえず近くのコンビニで変な味のオレンジジュースを買って、もう一度タクシーを呼ぶことにした。トラブルは続くもの。さっき行ったばっかりなのに息子が「トイレに行きたい」と突如言い出しす。
申し訳ないと思いつつ、間違えて降ろされたホテルのトイレを使わせていただいた。コンシェルジュのなんと親切なことか……タクシー待ちの間、予約を放棄して、いま目の前にあるホテルに泊まろうかと、何度も悩んだ。

15分ほど待ってようやく新しいタクシーが到着。今度の運転手は気さくで、英語がそこそこ話せるらしく、色々話しかけてくれる。そして、無事に目的地のホテルに到着した。その時、現地時間で0:30、つまり日本時間2:30だ。私だって眠い。

私がバンコクでの2泊に手配したのはAVANI SUKHUMVIT BANGKOKという、BTSの駅そばのホテルだ。空港から電車で行けるかなぁ……、と漠然と思っていたが、子連れ×大荷物を持った状態だったし結局タクシーを使った。東南アジアのタクシー価格なら、しのごの言わずにタクったほうが全然コスパいいと思う。HafHで当時は1泊280コインだった。観光客量の回復やら円安の影響だろうか、いまはもう1泊450コインを超えているので、いいタイミングで旅ができたなぁと思う。(※予約サイトのほうが全然安い時もあるので、比較しながら使うのをおすすめする)

ホテルのロビー。東南アジアのホテルって甘い、いい香りがするよね。

ホテルでは遅い到着にもかかわらずとても丁寧に対応してくれた。さすが微笑みの国、タイである。しかも、ちょうど部屋に余裕があったのか彼(息子)へのプレゼントだよ、と部屋をアップグレードしてくれた。ホテルをキャンセルしなくて、本当によかった…!!!

レセプションのスタッフに最大級の感謝を示して、ウキウキしながら部屋に上がる。

デラックススカイなんとかルーム!

こ、これは一番いい部屋では……?!
折角のいい部屋だから写真を撮りたかったが、体力の限界だ。
でも明日どこか行きたいから、もうちょっと調べようかな……。眠気の限界と戦いつつ調べ物に挑むも、すぐに寝たようで顔面にスマホが降ってきたから諦めた。だめだ、顔痛い。痛いのにもう意識が保てない(ガクっ)

(続く)


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