見出し画像

【鳥取8月旅】大山の水と美食をめぐる旅 スピンオフ南部町・琴浦町編

6月から「地域ものがたるアンバサダー」の鳥取アンバサダーとして鳥取の美食と地質学にまつわるスポット・人をめぐる旅をしています。

今回は「大山の水と、北栄町の豊かな資源」の二つをテーマに鳥取の西〜中部を旅してきました。1日目の午後に集合し、そのままレンタカーで奥大山の木谷沢渓流とサントリーの工場見学へ。大山編のレポートは他のアンバサダーさんの記事をご覧ください。

マイナスイオンをフルチャージしたところで、本日の美食パートに行きたいと思います。せっかくなので南部町にも足を伸ばしたいと思い、南部町で人気のお蕎麦屋さん「門所」を訪ねました。

南部町ってどんなところ?

南部町観光協会より http://tottorinanbu-kanko.jp/access/

南部町は鳥取と島根との県境に位置する町。米子から車で15分ほどしか離れていないので、鳥取西部の旅と組み合わせて訪れやすい立地です。
「富有柿」、「赤梨」、「いちじく」、「ブルーベリー」などが特産品。赤梨という品種があるのかと思ったら、幸水・豊水・南水・新高など甘味が強く皮の色が褐色でザラザラしている品種のことなんだそう。(対をなす品種は20世紀梨などの「青梨」)

廃校を活用した法勝寺温泉

せっかく南部町に行くので、アンバサダーの原さんがシェアしてくださった、法勝寺温泉にも行ってみます。
この法勝寺温泉は、青年海外協力協会(JOCA)の南部が、廃校となった旧法勝寺高校の跡地を活用してオープンさせた拠点です。

ちょっと、画面が白く濁っているのは、奥大山で遊びすぎてiPhoneのカメラレンズが結露したからです。(あの時はちょっと焦りました笑)

設備は清潔だし温泉はトロトロのお湯で、大満足でした! しかも、館内のゆるーいごちゃまぜ感がオシャレ。昭和レトロ?サブカル?ジャンルが謎すぎますが、居心地が良すぎて長居してしまいました。

温泉だけでなく地域の公民館的役割もはたしている。

温泉の他に、食事処(居酒屋)や駄菓子屋、交流スペースとしても利用できるので、さまざまな世代の人が立ち寄っていました。お座敷になっているから子連れでも使いやすいのがありがたいですね。
「レンタルタオルがないので、持参してください」とのことでしたが、実はタオルの販売があったという……。「タオルは販売のみとなります」みたいな書き方の方が、物販が売れるだろうにと思いつつ、こうした素直な書き方をしちゃうのが鳥取クオリティ(褒めている)なのかもしれないとも考えてしまいました。

法勝寺温泉
住所 鳥取県西伯郡南部町法勝寺516
休み 第2・第4水曜日
時間 11:00〜21:00(最終受付20:30)

人気の蕎麦屋「門所」でスペシャルディナー

お腹が満たされたあとは、いよいよ南部町の名店「門所」さんへお邪魔します。古民家を改修した店内でゆっくりとお庭を見ながらそばが楽しめるのが売りですが、夜だったので写真がありません。すみません!

実際にお邪魔した時は夜だったので写真がなく…… 以前撮った看板の写真で失礼します。

この日は、アンバサダーだけでなく門所の三鴨さんと、ゲストハウス「てま里」の井上さんも参加くださり、楽しい夕食となりました。

三鴨さん。いつもバリバリお元気で、こんな大人になりたい。

三鴨規明さんは2018年から息子ご夫婦と門所を営まれています。お蕎麦屋さんだけにとどまらず、地域の人たちとワークショップをしたり、山に登ったりと本当にアクティブな方。私は昨年11月に息子と南部町を訪れた際に、三鴨さんのお庭で開かれたワークショップ&鍋会に参加させていただきました。

今回の食事会をコーディネートしてくださったのは、ゲストハウス「てま里」のオーナー井上可奈子さん。

てま里の井上可奈子さん(長袖ニット帽なのは私が11月に撮影したからです…!)

井上さんは地域おこし協力隊として南部町に来たのち、地元の子どもたちと旅人が交流できるようなゲストハウスを作りたい!と活動。素泊まりのゲストハウス、カフェ、寄り合い場が一緒になったてま里をオープンさせ、地元の方達と一緒に運営をしています。今はゲストハウスオーナー兼英会話の先生として活躍中です。

門所は通常はランチ営業のみですが、予約がある場合は夜も開けてくださるそうです。これは井上さんに聞いておいてよかった……!
夜はコースでの提供ということで、おまかせて作っていただきました。これが(もちろんいい意味で)予想を裏切る品ばかりだったんです。

まさかの洋風コース!

 お蕎麦をつかった料理のコースはバラエティに富んでいて、次は何が出てくるのかワクワクします。今回はノンアル旅だったので、自家製のブルーベリージュースをいただきました。三鴨さんのご自宅でとれたブルーベリーでつくったジュースは爽やかな甘みがどんな料理とも合います。

集合写真撮りそびれてこれしかなく…… 大失態!

三鴨さん、井上さん、素敵なお時間をありがとうございました!
今度はもっとゆっくり来ます!

そば 門所
所在地:鳥取県西伯郡南部町天萬1234
店休日:毎週月曜日、毎月最終週日曜日
営業時間:11:00~15:00(14:30L.O)
※お蕎麦がなくなり次第、早じまいの場合あり
※夜の時間は要予約

1日目の夜は、米子市内に宿泊。アンバサダーは全員バラバラのホテルへ散って行きます。

米子にこんな整い場があるなんて…!

私は前々から泊まりたかった「GOOD BLESS GARDEN」に宿泊しました。子連れだとサウナに泊まれませんので、ソロ行動の旨味を満喫します。あぁ……。整う……。米子駅から20分くらい歩くのがネックですが、ここにはまた来たい!米子の中心街にあるので、お店にもいろいろ寄れるし米子滞在を楽しむにはピッタリだと思います。

横は壁、入り口はカーテンで仕切られた半個室

宿泊室は半個室になっていて、ゆっくりとくつろげました。全ブース、デスクの上にヒマチの女王(米子が舞台のキャバクラマンガ)が乗せられていてさすがだと思いましたね。

4巻までは読んでるんだよなぁ、久しぶりに見かけて続き読みたくなりました。

次に米子に来たら、聖地巡礼も面白そう。明日も朝から活動だから早く寝なければいけないのに、施設が面白すぎて夜更かししてしまいました。

2日目:第一目的地の琴浦町ってどんなところ?

翌日は午後から北栄町でアポがあり、中部方面へ向かいます。その途中で琴浦町に立ち寄りました。前日訪問した南部町西伯郡(大山の西側)こちらは東伯郡(大山の東側)に位置し、日本海に面した町です。

途中立ち寄ったのは「鳴り石の浜」

朝10時前ですが既に多くの観光客が訪れていました

琴浦海岸の西に位置する、花見海岸はごろた石といわれる楕円形の石が集積した珍しい自然海岸です。海が荒れる日には打ち寄せる波によって、これらの石がぶつかり合い独特の響きが聞こえ不思議なたたずまいを感じます。

丸石が波にもまれて「カラコロ」と音をたてる珍しい浜として全国から注目されています。四季折々の表情をみせてくれる浜で、夕陽も大変キレイです。“よく鳴る”浜であることから、“良くなる”浜と験(げん)を担ぎ、縁起の良いパワースポットとして大注目されています。

砂は一切なく、丸い石ばかりの奇妙な浜です。歩くたびに石同士がぶつかって「カロカロカロ」と音が鳴ります。

丸みを帯びたフォルムが手にフィットする
意外と積みやすい石がすくないんですよ

この浜では石を積んで遊ぶのが流行っているらしく、我々も挑戦!意外と難しくて、初級しかクリアできませんでした。

積み石をながめながら、ぼんやり。日本海のちょっと灰色がかった重めのブルーがまたいいですね。

石を積んで遊んでいたら、ふとこんな看板が。

日本海の荒波が強すぎて、ほとんど聞こえませんが「チョロチョロチョロ」とかすかに水音が聞こえてきます。大山の水が流れ込んでいるのかなぁ、と思いを馳せる瞬間でした。

この日は開いていませんでしたが、素敵なカフェもあるので近くに来たらぜひ鳴り石の浜にも立ち寄ってみてくださいね。

大山乳業の絶品ソフトクリーム

このあと午後からは北栄町へいく予定があるのですが、少しだけ時間ができたので、すかさず大山乳業の工場に立ち寄ります。大山のみるくの里には行ったことがあるのですが、こちらには初めてうかがいました。

予約すれば工場見学が可能ですが、大激戦らしいのでご利用は計画的に。我々はとくに予約をするでもない気まま旅なので、直営ショップでお土産を物色してソフトクリームをいただきました。

ソフトクリーム!!やっぱり白バラ牛乳ですよね。

風が強く、受け取ったそばからボタボタとアイスが溶けてしまいそう。大慌てで食べたので、ゆっくり味わえなかったけど、味が濃くて満足度高◎
やっぱりミルクソフトは乳の味をしっかり感じられるのがよいですね!

大山乳業 本社工場/カーウィーのミルク館
住所:鳥取県東伯郡琴浦町大字保37-1
直営店(カーウィーのミルク館)営業:9:30~17:00
直営店定休日:年始
見学可能日:工場が稼働している月曜日から土曜日。

休憩後はいよいよ北栄町役場へ向かいます。

(北栄町編へ続く)

いいなと思ったら応援しよう!