23冬:6歳と東南アジアワーケーション③〜バンコク子連れでいける絶景ルーフトップバー
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ノープランで寺院観光後、モールへ行き、屋内遊び場(豪華)で遊んでいる最中に、ふと「ルーフトップバー行ってみたいな」という考えが頭をよぎった。そもそも私はお酒が飲めないし、子連れだと行ったとて楽しめない気もするが……。だがしかし、そんなニッチな挑戦を気軽にできるのが個人旅の醍醐味だ。(付き合ってくれた息子、すまん!)
かちゃかちゃとネットを調べて、子どもが入れるルーフトップバーを発見した。バンヤンツリーの上にあるその場所は、20時までなら子供の入場が可能らしい。とはいえ、行ってみて入れら意味がないので予約リクエストをしてみる。空いているのは一番早い18時のみだったが、すぐに予約確定の返事が来た。よしよし、なんとかなりそうだ。
15時すぎの時点でそう思って予約してみたのだが……。17時になって興がのった息子がまさかの「帰りたくない」と言い出す。そんな気はしてました。
モールからバンヤンツリーまでは30分はかかる。バンコクの渋滞は酷いし、もっと時間に余裕を持っておいたほうがいいだろう。
えええ……、でもここで無理に遊びをやめると彼のストレスを溜めて後々に支障がでてししまうからまぁ仕方ない。もう少し遊んでいくことにした。
遅れる旨を伝えたく、とりあえずお店に電話したが繋がらなかったので、テキストでその時間にいけない旨を送る。直前なので誰もみてないでよね、と思いきや「来てもらえれば席を用意します」と返事がきた。
タクシーでバンヤンツリーについた時はすでに19時前。席がなくても仕方ない時間だ。まぁ、大丈夫だよって言われてるし、万が一の時は周辺にはたくさん飲食店もあるし気にしすぎずに行ってみようか。気を取り直して指定された59階に上がっていく。
エレベーターを降りて目に入ったのはYAOという中華レストランの文字。手元のメール書かれた店名は「Vertigo」とある。もしや店を間違ったのか……。しかし、さすが高級ホテル。レセプションの女性がすかさず声をかけて予約を確認してくれた。彼女がと示された先には扉があった。
中に入ると、まるで工事現場のようなスイッチがある。これをおせと……?
ポチッ
うわあああ!うごいた!
ゆるゆると競り上がる足場が到着し、扉を開ける。ほんまに大丈夫なんかいな……と思っていたら、
出た瞬間に息を呑んだ。すご! これは最高すぎないか……?
いまだに「これは場所を間違っていて追い出されないかしら?」などとソワソワしながら、ホールスタッフに予約詳細を見せてみる。
ここではないよ、と言われ一瞬ドキッとしたが、さらに上のフロアに席が用意されているらしい。
そういえばメールに書かれているルーフトップバーは61階だ。59階からリフトで上ってきたので、今は60階。さらに上があるということか!確かに、青を基調とした60階のフロアの上に赤いランプが灯るフロアが見える。
厳密にいうと、私たちが予約した「Vertigo」はrooftop diningで、さらにその半階上にrooftop barの「Moon Bar」が位置している。数段階段を上がった程度なのでほぼ同じエリアだ。Moon Barのあたりがまた素敵らしいのだが、そちらは大人ゾーンだからまたね、ということで今回はVertigoゾーンで大人しく夜景を楽しむことにした。
今日の暑さと疲労でそこまでお腹が空いていなかっため、スタッフさんに軽い天心のおすすめをピックアップしてもらった。唯一私が使える英語だ(笑)
で、気になるお料理の価格は、まぁ、ホテルのバーだからそこそこしたが、下戸の女性一人、幼児一人なので二人で5,000円いかなかった。結構お腹いっぱい食べたんだけど……!
料理が来るまでに時間がかかり、なんだかんだ、20時すぎての退店になってしまっていたのだが、特に何も言われずほっとした(子連れは20時までとなっている)
大前提として、あくまで「大人の時間に子どもがお邪魔する」なので、マナーと引き際はわきまえてが大切だ◎
余談だが、KLのバンヤンツリーのルーフトップバーも「Vertigo」らしく、同じく子どもも入れるそうなので機会があればまた行ってみたい。
Grabを呼びホテルへ引き返す。おりてすぐの場所では屋台村が展開されていた。そういえば昨晩は到着が遅かったため、こうした生活のワンシーンをみる余裕がまったくなかったと思い出す。
ホテルもショッピングセンターと一体型だし、スーパーも近かったので非常に便利な立地だったのだが、今回あまり使えなかったのが残念。機会があればまたこの周辺に泊まってみたい。
たった2日しかいないけど、すっかりくつろげるホームと化していた。ロビーに入るとホッとする。
息子の、この堂々とした態度を見ていただきたい。サワディカーかハローしか言えないけど、なんか堂々と日本語で「今日遊び場行って、屋上でご飯食べてきました」と報告している。フロントの女性はなんとなく1日の出来事を語っていると察したのか、ニコニコして相槌を打ってくれた。さすが、微笑みの国(しつこい)
1FのCoffeeClubでテイクアウトして部屋に戻る。今日1日だけでなんかすごいタイ満喫した!気持ちは満たされているが、身体は暑いとエアコンで寒いですっかり疲弊したので、ゆったりとお湯に浸かって寝ることにしよう。
明日はいよいよベトナム移動だ。移動中とんでもない出来事が起こるのだが、もちろんその時はそんなことは考えもせず、ふかふかのベッドで眠りについた。
(つづく)
今回いったルーフトップダイニング「Vertigo」