どうしてバスケから合唱に?
こんにちは。最近めっきり暑くなりましたね。ほんとに昼間は半袖で気持ちいいくらいです。元々少し暑がりなのも相まって、汗ばむ時期に入って参りました。
今日は最初の投稿で少し触れた合唱の話をします。僕は高校生になってから合唱を始めました。中学の合唱コンの練習はサボってサッカーをして遊んでる男子の1人だったので、地元の友達に「合唱を始めた」と伝えると驚かれます。
そんな僕は中学までバスケをやっていて、高校でもバスケをするつもりでした。しかしバスケ部は毎日6時から朝練で、そんなの起きれるはずもなく断念。
路頭に迷っていた時に見つけたのが「合唱部」でした。そこで歌っていた1人の女性の先輩がすごく可愛くて、ファンになって。それで合唱部に入りました。先輩、あの時は僕を合唱部に導いてくれてありがとうございます。
そこで出会った人たちがすごく魅力的な人ばかりで、一貫校の僕は大学に上がっても仲良い先輩と一緒に歌いたくて合唱を続けています(あのかわいい先輩はもう合唱をやっていないんですけど)。
そんな少し変わった経緯で合唱を始めた僕ですが、やってみるとこれがまたすごく楽しいんです。色んな魅力がありますよ。毎年新しい曲に挑戦できて、それを完成させた達成感や一緒に歌う人たちのつながり、音の重なりの美しさ、詩の言葉ひとつひとつの綺麗さ。
#やってみて初めて気がつくってことってやっぱり多いよね
中でも僕は詩の言葉に魅力を感じて今も合唱を続けています。その言葉に音を付けて表現する作曲家の方には頭が上がりませんが、それ以上に0から自分の言葉を紡いで世界を作る詩人、作詞家の方々って本当に凄いんだなぁと思います。僕はネオンサインを見て昔好きだったガラスのビー玉を思い出すことは無いのですが、吉原幸子さんってそんな時間を超えた世界を繋いでしまうんですよね。恐ろしい。
合唱曲って、もちろん曲によりますが、元ある詩に曲を与える形で作られることが多いんですよね。そうすると、僕らが受け取る楽譜は作曲家の解釈が滲み出ていて、それを見て自分の解釈との違いを楽しむことも、合唱の魅力ですよ。「どうしてここをppで歌うんだ!」って最初は思っても「あ、そうか。溢れ出る思いを、勿体無いように歌うのも表現か。」って気がつくことがあります。
で、僕はこの魅力をまだ知らない人たちに伝えたいなと思って自分たちの演奏会を宣伝します。クラスの友達、バイト先の店長、西野サロンの方々などなど。ここに挙げたように知り合いに伝えることが僕の限界なんですよね。
プロの合唱団でもない僕たちは、駅前にビラを貼ってもおそらく集客に大きくは繋がりません。あなたが全く知らない大学のサークルのセパタクローの試合を見に行かないのと同じです。
加えて、合唱って「つまらない」ってことが認知されているので、イメージを覆すのがすごく難しいんですよね。中途半端に思春期に合唱に触れるから、当時の「人前で声を出すのが恥ずかしい」という後ろ向きな気持ちから合唱は遠ざけられています。
60人のステージなら、1人17人は友達を呼ばないと1,000人の客席は埋まりませんよね。これは恐ろしく難しいですよ。頑張らないといけませんね。これから沢山の人に恩を売って、恩返しで演奏会に来て頂けたら充分です。あとは僕たちが存分に魅力を伝えます。
それでは。
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