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音の鳴りは断トツ!ピカイチ !! JULIUS KEILWERTH   SX90R Shadow ドイツ製🇩🇪

菅体 ニッケルシルバー
仕上げ ブラックニッケルメッキ・クリアラッカー
彫刻 個体によって、異なる。




今回は、ユリウスカイルベルトのシャドーについてご紹介するねー。

個人的にカイルベルトっていうと恩ちゃんの中のイメージとしては、東京佼成ウインドオーケストラさんの松井宏幸さんのイメージが強いかな。恩ちゃんの中では、「カイルベルトって?吹奏楽で使えんの??!?」って題名のない音楽会を見て良く感じてました!!
同じ気持ちの方もかなり、多いのでは?

あとは、クランポンの傘下のイメージです。(カイルベルト社の経営困難によって、傘下らしい。)

ということもあって、自分が愛用しているヤナギサワと比べとり、カイルベルト独自の良さなどを色々語りたいと思います。

カイルベルトを吹くまでの経緯

恩ちゃんがカイルベルトはなんだ、かんだと言っても
三回目です。一度目は、松井宏幸さんと同じモデルを
偶然吹きました。その時のレビューもまた上げます
(同行してくれたT氏ありがとう。わいのわがままなのに…)

奥の黒いサックスが例のカイルベルト
※外側が黒で中側が金色ってなんか珍しいよね。


その時は、ヤナギサワWO2と真逆のサブの楽器を探しに試奏に行っていました。それか、WO2を20にグレードアップするかとにかく考えていました。ただ、T氏と言っていたのがわざわざ同じメーカーより真逆いいのでは?と言われてハッとしたことがありました。

左 クランポン センゾ  右 カイルベルト


試奏しての感想


シャドーに関していうと、今までの試奏人生の中では一番音鳴りがする楽器でした!!これは!すごい!

アルトサックスなのに、テナーと思わせる様に低音が
響きます!!さすがですね!キャノンボールのRiven
を吹いたことあるのですが、サテンなのでまだ包み込んでくれる優しさがありました。キャノンボール以上に抜け感があるサックスを初めて触れました!

吹き比べて分かる圧倒的な響きの良さ!ジャズ・シーンはもちろん、クラシックにもマッチ。
オーケストラや吹奏楽、クラシック志向の音色を求める方にも、おすすめです。

永江楽器さん引用

永江楽器さんからすると、クラシック志向では対応可能とのこと。恩ちゃんの目線からするとコンチェルトとの様なソロの楽器としてはクラシックで使えると思いますが、吹奏楽などといった調和を求める音楽ジャンルでは
浮いてしまう気がしました。(SX90R BN(ブラックニッケル)は吹奏楽でも問題ないですね。詳細はまた、後日!)

あとはとにかく、値段が高すぎると言う点がネックですよねー。

音程は冷え冷えの試奏の中で演奏していたため半音が低かったです笑

音の鳴り:★★★★★
反応と抵抗感: ★
音色の明暗:★★★★★

★の説明
・音色の明暗は、多くなるほど明るい。
・音の鳴りは、楽器の持っているポテンシャルの馬力で星が増えるほど、馬力が高いことを示す。
・抵抗感は、星が多いほど大きく、少ないほど、小さい。小さいから悪いわけではない。

一言で言うなら、今回試奏したのは、アルトだけど、
「ライトな吹き心地とテナーの様な図太い低音」
ライト言っても、ヤナギサワのライトモデル(WO1.2.)よりもまだまだ軽いですよ。

こう言う楽器って、おそらくメタルで吹く人や開きが大きいオットーリンクとか使うんだろうけど、セルマーのS90 180で、吹いても暴れかけました笑



少し前のカイルベルト

昔のカイルベルトって指の感覚が広いらしく、音はとにかく鳴るけど指の感覚が広くて音はいいけど扱うのが難しいという話があるらしいです。

恩ちゃん的に気になる点

作りの丁寧さ…作りがもう少し、丁寧だといいな感じました。丁寧さは、ヤナギサワ触れているからこそ気になる点で、あるかもしれませんが。。。
もちろん!しっかり出ますし!、不具合は特にないのです。ただ、作りの丁寧さと平行に並ぶのも日本文化なのかも?知れないと感じました。メッキ仕上げや彫刻などの見た目と楽器の作りが=になるのも、当たり前ではないんだなと感じました。

値段が何せ!高い!この楽器って真鍮ではなく、ニッケルで菅体で作られています。その上からブラックニッケルなどがかけられています。勝手なイメージですが、昔の二桁代のヤマハのスチューデントモデルなどは、キイにニッケルが多かったですが、コストが安かったんでしょうかねー。それを考えるとなぜ、、、、こんなにカイルベルトか高いのか気になります。※カイルベルトのEXモデルなどは、カイルベルトの鳴りがあるのに関わらず中堅モデルに値するもので安くで買えるものもあります。(20万くらい?とか)

どういう人が向いているか
1本目の楽器を買って、2本目買おうとしている人
とにかく、ポップスやフュージョンなどで鳴る楽器を探している人(鳴りは、試奏してきた中でNO.1)
・金銭的に余裕がある人


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