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「第3回はるn杯」対戦記録

はじめまして、りおんと申します。
初めてカードゲームに触れたのは、小学6年生の頃。当時はただの趣味でしたが、気づけばカードゲーム歴は通算18年にもなっていました。
カードゲーム歴の長さは、私にとっては貴重な財産です。
結婚を機に一度は引退したものの、子どもたちが興味を持ちはじめたことをきっかけに、久しぶりにカードゲームの世界へ飛び込むことができました。
最初は子どもたちに教えるつもりでしたが、最新のカードや本来のルールに戸惑い、私も一緒に勉強する日々が始まりました。
結果、ジャッジの資格を取得し、地元で定期的にイベントを主催するまで、すっかりカードゲームに夢中になっていました。
現在は千葉で活動する「チームAZS」に所属し、私が主催していたイベントに参加していた子どもたちを中心に結成された「チームげっこうしゅりけん」の総監督(名前だけですが…)を任されています。
このチームは、子どもたちの頑張りのおかげで素晴らしい成績を残していて、私の数少ない自慢の一つでもあります。
子どもたちの成長は本当に早く、今では私をはるかに超える実力を持つようになりました。
そんな「チームげっこうしゅりけん」の子どもたちの成長を間近で見られるのは私にとっては大切な原動力の一つです。

先日、いつも親子で楽しく拝見している「はるnチャンネル」様が主催する「第3回はるn杯」に参加してきました。
あいにく娘は参加ができなかったものの、せっかくのレベルアップの機会ということもあり迷わずエントリーをしました。
こんなエンジョイ勢の親父プレイヤーである自分が他の参加者の方々とどの程度渡り合えるのかとても楽しみにしていました。
そんな思いで参加してきた「第3回はるn杯」での対戦の振り返りと、特に印象に残った瞬間をいくつかピックアップしてお届けします。


当日のデッキレシピ

当日のデッキレシピ

今回使用したのは、シンプルな「ピジョット&ドラパルト」デッキです。
よくXなどで見かけるレシピをベースにしつつ、自分が扱いやすいように微調整を加えました。
多くのイベントで結果を出しているタケルライコと私の周囲にいる強力なルギア使いの存在により対策を欠かせないこともあり、シンオウ神殿とポケモンリーグ本部を1枚ずつ採用しました。
特にはるn杯の後に行われた東京CLでも決勝戦でルギアVSタケルライコが熱いバトルを繰り広げていたのでこの2デッキへの対策が必須だと思っていた自分は間違っていなかったと思います。
このデッキでは比較的賛否が分かれる「ブライア」はある1試合で奇跡を起こしてくれました。
配信卓で起きた奇跡については6試合目の感想にて詳しくお話ししますが、SARの「ブライア」は、まさにこの試合のために引いたかのような感覚でした。
今後の課題として、自分が先行した試合やコントロール対面での「ボスの指令」の不足を感じました。
カウンターキャッチャーとボスの指令のバランスを考えて調整をしていきたいと思っています。

当日のマッチアップ

1戦目:運を味方につけた1勝!VSルギア

この日はじゃんけんが冴えていました。
1戦目から先攻でのスタートを勝ち取ることができ、ドラメシヤにエネルギー、2ターン目にはファントムダイブが、狙えそうな良い手札でした。
対面のルギアデッキは少し渋い動き出しで、裏にはチラーミィ、テーブルシティから呼び出されたアーケオスをかぜよみでトラッシュに送りターン終了。

2ターン目は想定通り、ドラパルトに進化して、エネルギーを貼れたことで順調なスタート。
相手はポケモンを並べられなそうと判断したので、展開を遅らせるためにテーブルシティを破壊し、ファントムダイブで前のルギアに200ダメージ、後ろのチラーミィに60ダメージを与えました。
お相手の2ターン目は、他のポケモンやポケモンにつながるカードを引き込めず、ナンジャモを使い手札をリフレッシュしましたが、必要なカードは引けず、引き続き展開ができない状態に・・・。
結局、「何もできない」ということで投了となりました。

正直、苦手なルギア対面だったので、運が良く拾えた1勝でしたが、この勝利は大きな自信にも繋がりました。
先攻2ターン目のファントムダイブが猛威を振えた試合でした。

2戦目:ボスの指令で勝負を決めろ!VSピジョット&ドラパルト

この試合は、ミラーマッチということもあり、お互いに何をされるのが嫌なのかよく理解していました。
相手にはピジョットを作らせないまま、こちらのピジョットを活かせば有利に生かせると判断し、積極的にゲームを進めていきました。
じゃんけんで先攻をとれたうえに、初手から理想的なドローが続きます。
先攻2ターン目には、ピジョットとドラパルトを進化させ、ボスの指令で相手のドラメシヤをベンチから呼び出し、ファントムダイブで相手のドラメシヤとポッポをまとめて倒すことに成功!
相手のペースを乱し、優位に試合を進めることができました。
相手は私の攻撃に苦戦し、なかなか反撃の機会をつかめていないようでした。
私はこの隙を逃さず、着実にダメージを蓄積し、最終的に勝利を収めることができました。
今回の試合では、ボスの指令を効果的に使い、相手の戦術を封じることで勝利を手にすることができました。

3戦目:過去の経験が勝利のカギ!VS小ツキ

この試合はじゃんけんに負け、後攻スタートでした。
相手のスタートがハバタクカミだったため、「サーナイト対面かな?3戦目は落としたかなぁ。」と弱気になりました。
しかし、相手が大地の器で悪エネルギーを切り、悪エネルギーを2枚手札に加え、小ツキが出てきたことでサーナイトではないことが判明したので少しホッとしました。
小ツキが出てきたことで、ツキツキか小ツキが相手だと判断しましたが、最近はどちらのデッキとも対戦する機会が少なかったため、どのようなカードを採用しているのか不確かな部分が多く、正直どのように戦うのが正解なのか自信がありませんでした。
特に、自分の意識外にあるカードを採用している可能性も考え、慎重に試合を進めようと考えていました。
2ターン目、ドラメシヤがハバタクカミに落とされてしまいましたが、相手のトラッシュにエネルギーがないことを確認したとき、過去の小ツキとの対戦経験から、かがやくゲッコウガを倒すことが最善だと判断し、カウンターキャッチャーで呼び出してかがやくゲッコウガを倒しました。
これにより、エネルギー加速とドロー手段を減らし、トドロクツキの動きを抑制することを狙いました。
その後はドラパルトを押し付ける形で、そのまま勝利しました。

対戦後、「久しぶりの対面で戦い方が不安でした」とお相手に伝えたところ、「ドラパルトを押し付ければ大丈夫ですよ」と笑われてしまい、ちょっと恥ずかしかったです(笑)。
今後の対戦のことを踏まえて、最近対戦していない相手ほどリストの見直しや確認を怠らないようにしないといけないなと反省しました。

4戦目:ギリギリの勝利!VSサーフゴー

小ツキに引き続き、本日2回目の久しぶりのデッキタイプ(サーフゴー)です。
普段は、いわゆる「ガチ勢」と呼ばれる子どもたちの相手をしているため、Tierの上位のデッキに触れる機会は多いのですが、それ以外のデッキとの対戦経験が不足しがちです。
今回のサーフゴー戦もその一つでした。
ベンチに現れたコレクレーを見て「進化後のサーフゴーのHPっていくつだっけ?」と頭を抱えました(笑)

相手の1ターン目、かがやくゲッコウガでスタート。
そして、私のスタートはこのデッキで唯一スタートしてほしくないネオラントV。
今回の私のデッキには、ベンチへの攻撃をそのベールで包むマナフィが不在です。
そのため、水エネルギーを持ったかがやくゲッコウガを放置してしまうとげっこうしゅりけんにより、自分の盤面が崩壊する可能性がありました。
サイドを先行してしまうとカウンターキャッチャーが使えなくなり、対戦相手の手札干渉に弱くなってしまうことは認識していますが、バトル場のかがやくゲッコウガを放置できないため、2ターン目からのファントムダイブでエネルギー付きのかがやくゲッコウガとヨマワルを倒すことを優先しました。
ただ、こちらの後衛にはスタートしてしまったネオラントとポッポしか残っておらず、相手のターンでドラパルトが倒されると、一気に負けに傾く盤面でした。

しかし、相手のターンではげましのてがみやボーナスコインで手札にエネルギーを集めますが、幸運なことにエネルギーが足りなかったようで、ドラパルトが無傷のまま番が返ってきました。
このチャンスを活かすべく、先ほど拾ったサイドやナンジャモを使用し、相手の動きを妨害して、自分の展開を進めることに成功。
ピジョットが進化し、ドラメシヤも着地してエネルギーを貼ることができました。

手札には既に必要カードほぼそろっていたため、次のターンでリーサルになりうるカードを揃えつつ、ファントムダイブを使って、前のサーフゴーに200ダメージ、後ろのサーフゴーに60ダメージを与え、手札干渉さえなければ、ほぼ勝ち確定の盤面に。
相手は私が使ったナンジャモで重要なカードを失い、前のドラパルトを倒すのが限界でした。
最終的にマッハサーチで最後のパーツを揃え、4枚サイドを取って勝利。
今回も運が味方してくれた試合でした。

5戦目:戦略が裏目に・・・完敗 VSレジドラゴV

この試合は、非常に厳しい試合展開となりました。
4戦目と同様に、このデッキで最も避けたいネオラントVが登場し、後攻という不利な状況も重なりました。
相手は先攻1ターン目、キュレムとドラパルトをトラッシュに置き、トライフロストもファントムダイブも狙える状況を作りました。

私はドラメシヤ、ポッポ、ロトムVを並べ、特性「そくせきじゅうでん」により手札を補充。
相手が、トライフロストを使用してくれるならば、エネルギーが枯渇し、数ターンの猶予が生まれると期待していました。
しかし、対戦相手は冷静にドラメシヤを呼び出し、ファントムダイブでドラメシヤとポッポを倒しました。
ネジキを使用できれば、盤面を立て直すことも可能でしたが、ネオラントVがすでに場に出ていたため、ドローに頼るしかなく、状況は悪化の一途を辿りました。
結局、相手のペースでゲームが進み、なすすべなく敗北しました。
試合後、1ターン目にドラメシヤ2枚並べていれば、ゲーム展開が少し変わっていたのではないかと考えました。
しかし、ドラメシヤが1枚サイド落ちしていたため、トライフロストにより、ドラメシヤを失うリスクを恐れて、1枚だけ並べるという判断を下しました。
手札には飴とピジョットがあり、一縷の望みを託しましたが、残念ながら望みが叶うことはありませんでした。

6戦目:リーサルを見失った!?ブライアが導く奇跡の笑利VSリザードンex

この試合は私にとって忘れられない経験となりました。
「はるn杯」では、世界大会などでも活躍されるような素晴らしいゲストが参加されていることがあり、そんな選手とも対戦できる機会もあるのがうれしい点です。
私もそういう選手の胸を借りれる機会があればと思っていました。
そして、トーナメント進出がかかった予選最終戦は、対戦相手は世界大会でも活躍されていたすずはや選手との対戦でした。
うれしい驚きとともに、自分の実力をどこまで発揮できるのかという不安もぬぐえませんでした。
さらに、配信卓での試合ということもあり、普段通りのプレイができるか?という不安もよぎりましたが、後日配信動画を見るであろう子どもたちに、少しでも良いプレイを見せたいという思いも強くありました。

結果的には、リーサル(試合を決める動き)を忘れてしまうという、プレイヤーとして恥ずかしいミスを犯してしまいました。
その瞬間は、焦りと恥ずかしさが混ざって何とも言えない気持ちになり、子どもたちに見られるのがさらに恥ずかしい試合になったことはここだけの話です。

勝ちは目前だったのに、私の脳みそがサボった1枚。

試合を通じて「自分から積極的に動かない方が良い」という意識で回していたのですが、今振り返るとロトムを前にしたターンはドラメシヤの方が良かったのではないかと考えています。
HPの低いポケモンを盤面に残し続けるのが不安だったので、その選択はその時点では適切だと思っていたのですが、自信はないです…。

最終局面では、リーサルとなり得るブライアのことが完全に頭から抜けていて、思い出したと同時にそのカードでフィニッシュに繋げた際には、喜びよりも恥ずかしさに笑ってしまいました。
勝ちは目前だったのに私の脳みそがサボった1枚。
このカードがなければ間違いなくこの試合は敗北していたので、まさに最後の切り札でした。
すずはやさんも目を丸くして驚いていたので、おそらくブライアの存在が抜けていたのかもしれません。

試合の流れは配信動画で確認できると思いますが、もし「どうしてこう動いたの?」という質問があれば喜んでお答えします。
ただし、ほとんどの回答は「テンパっていて冷静に判断できなかった!」になるかと思います(笑)。
プレイングについてのアドバイスをいただければ、大変嬉しく思います!

もしこの試合を見て、何か気づいた点があれば、ぜひ教えてください! 同じような経験をした方、ぜひコメントで教えてください! 今回の経験を活かして、次はもっと冷静に判断できるようになりたいです。

予選結果と決勝トーナメントの振り返り

予選は 5勝1敗という結果で、なんとか4位に入り決勝トーナメントに進出できました。
正直なところ、最後の試合ではリーサルを見逃すというヒヤッとする場面もありましたが、何とか勝利を収めることができ、ほっとしました。
もう少し冷静に盤面やデッキを見渡していれば、もっとスムーズに勝利できたかもしれません。
無事に決勝トーナメントに進出できたことは嬉しい成果でした。
しかし、決勝トーナメントでは予想通りの難敵が待っていました。

決勝トーナメント1回戦:盤面を埋め過ぎた代償・・・VSカビゴンLO

ドラパルトに対してカビゴンが強いことは十分に理解していました。
そして、決勝トーナメント1回戦、対戦相手の盤面は「カビゴンか…」という思いだけが飛び出てきました。
正直当たりたくなかった相手でした。
ポッポスタートからピジョットを早急に立てるものの、その後の展開で問題が発生しました。

「盤面を埋めて笛とエリカを避けるぞ!」と考えから、ピジョットで攻撃しながらアタッカーになりうるドラメシヤを引いたらベンチに、それ以外のタネポケモンやハイパーボールを引いたらマッハサーチを使ってトラッシュしようという思考に。
結果、ドラメシヤやピジョット、ドロンチを並べすぎてしまい、ハンディーサーキュレーターによりエネルギーが集中。
最終的にはエネルギー不足に陥りました。
結果、あと1枚のエネルギーが足りず、相手のカビゴンに70ダメージを与えたものの、あと80ダメージを与えられず、時間切れのタイミングで投了しました。
この試合を通して、自分の盤面管理の甘さに課題を感じました。

最終結果: 5勝2敗、予選4位、ベスト16で終了

今回の「第3回はるn杯」は、私にとって忘れられない貴重な経験となりました。
対戦相手の方々、そして大会を運営してくださった「はるnチャンネル」様をはじめとする運営・ジャッジの皆様には心から感謝しております。

今回の大会で、私は盤面管理の重要性や状況に応じた柔軟なカード選択の必要性を改めて認識しました。
日々の練習で基礎力向上に努めると共に、様々なデッキとの対戦経験を積んでいきたいと考えています。
今回の経験を活かし、さらにスキルアップを図れればと思います。
次回もぜひ参加させていただきたいと考えております。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回の記事は、先日参加させていただいた大会で学んだことや感じたことをまとめました。
もし、この記事を読んで何か意見や感想があれば、ぜひコメントでご意見ください。
今後も、カードゲームを通じて、より多くの人と交流したいと考えています。
もし、この記事を読んで共感してくださった方がいれば、ぜひ私のX(旧Twitter)アカウントをフォローしてください。
一緒にカードゲームを楽しみましょう!
また、何か機会があればnoteを書きたいと思いますので、これからもよろしくお願いします。

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