秋も深まってきた。駅前を行き交う人もだんだんと秋の装いとなってきている。
今日も今日とて駅前広場には様々な人たちがいた。
スーツを着た男性、細身。すごくバリバリに働いていそうなイメージの人だが何かしら落ち込んだ様子である。駅前のベンチに座り、両膝に両肘をついているような体勢だ。何か仕事で失敗でもしたのだろうか…。そんなことを思いながら自分もそろそろ、将来というものについて考えねば、キャンパスライフという限られた時間の終わりが迫ってきているのであった。音楽だけでご飯が食べていけるのであれば、それ以上望むものもない。しかし現実問題、身近に音楽だけで食べていけてない人がいるので、悩ましいものである。人生設計とは難しいものだ。
~♪
道に迷っても
自分の道を探して進めばいいというけれど
今生きている世界はそう待ってはくれない
でも生きていくことは止まらない
止めてはいけない
限られた時間の中で
僕らしい道をどうにか見つけていくことが
生きるということなんだろうか
そんなことはきっと死ぬ時にしかわからない
だから正解を求めながら人は生きていくんだ
~♪
今日はそろそろ帰ろう。
明日までの課題が残ってた。あと何個か他にも課題があったな…。提出しないと卒業にも響くしな。卒業という言葉がなければこの生活をずっと続けたい。でも人生区切りがなければつまらないということも頭の片隅にはあるから悩ましい。課題が落ち着いたら、また来よう。