
ビアズリー展に行ってきた
3/1、昨日
「ビアズリー展」行ってきました

「サロメ」という戯曲の挿絵として名を馳せたビアズリー
一回見たら忘れられない世界観が好きで、絵を目当てに「サロメ」の文庫本買って持ってたりします
場所は東京駅付近の三菱一号館美術館
ザ・東京な雰囲気と歩きやすさで、個人的には結構好きなエリア
土日どちらかで行こうと思ってて、土曜日にして正解
すっかり忘れてましたが、日曜(3/2)は東京マラソン
既にいろいろ設営されていて気づく
さてさてビアズリー展
25年6ヶ月という生涯を追っていく展示でした
結核で亡くなっているのですが、もしこの時に効果的な薬や治療法があって、もっともっと長生きしていたら…と思わずにはいられず
「サロメ」の辺りの絵だけ見ていると、何だか自己主張強そうで皮肉屋で、多分友達にはなれなそうなタイプだろうと勝手に思ってましたが(苦笑)
幼少期から結核を患い、寄宿学校を退学せざるを得なかったこと、家計が厳しく美術学校に行けず、むしろ家計を助けるために16歳から働き始め、夜に絵を描く生活をしていたこと、20歳で専業の画家になることを決めたこと…など、その人生について触れた文章や展示も多く、いろいろ考えることも多かったです
この時何を思っていたのかなとか
希望に満ちていたのか、或いは来るべき死をどこか意識していたのか
サロメ以降の絵も雰囲気が変わり、緻密なものもあったりして見応えありました
初めて見るものも多く、結構新鮮だったりして
意外だったのは、撮影OKなエリアがあったこと
(今回掲載してる作品写真は、勿論OKエリアのもの)



これまた私の好きな作品なのでテンション上がる
そして何と「18禁」エリアがあったこと!
エリアの入り口が薄い布のカーテンでちょっと笑ってしまった(レンタルビデオ屋さんを思い浮かべた私は無粋か)
入る時何か言われたらと思ったけど全スルーで(当たり前)、ちゃんと見られました
ちなみに18禁といっても、想像よりはるかに安全(?)でした
むしろこれで18禁かーと
このエリアに限らず「この絵のこの描写が当時は性的と判断され削除された」などと注釈がついてる作品もいくつかあり、でも正直「…そうなの?」と思ってしまったりして
もし当時の人が今の日本なんか来たら、卒倒するんじゃないだろうか
コンビニの雑誌売り場とか、ネットの広告とか、至る所「18禁」ばかりですよ
お土産にはやはり「サロメ」のポストカードを
図録は買おうか迷って買わなかったけど、買えば良かったかな…と今更思ったりする
いいお天気で歩いても気持ちよく、帰りは買い物がてらぶらぶら歩いて帰りましたとさ