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暴落! 現状報告 2020/3/28 「超短期などのチャートを見る」の続き

こちらの勝手な予定では月曜にじっくりマーケットを見てから新しい記事を書こうと思ったのですが、金曜の下落が予想した以上にひどく、金曜の夜またチャートをじっくり見ていたら、面白いことが一つ見えてきたので、シェアした方がいいと思い、この記事を書いています。

上のチャートは前回にもお見せしたような超短期のもので、SP500の4時間足です。前回はこの数日間でH&S,三尊が構成されたといいましたが、見落としていたのはこのチャートにも書いてある2月20日あたりから降りてきている下降線です。昨日このチャートを見ていて木曜の高値が局所的高値(Local Maximum)の可能性がありきやと疑ってかかったのです。そうしたらこの線が見つかったのです。マー、新しい情報を使って分析しなおすといえば格好いいのですが、ここにチャート分析のあまり科学的でない、職人技(Skill of artist)みたいのが入ってくるわけです。別の言葉でいえば相当いい加減なところがあるということかな。まー、その話はまたにして、ここで言えることは、超短期のチャートを見ると、二つのまったく違った結論が出てくるということで、もちろん重要な件は「どっちなんだ。はっきりさせろ。」ということです。その質問に対しての答えは残念ながら「わかりません。」です。H&Sの成功確率は70-75%と統計的に出ています。このパターンが無効になるのはSP500がネックラインの2,400-2,450あたりを下に切ったときです。その場合、H&Sが示唆したのとは逆の方向へ大きく動くことが多いので気を付けてください。このネックラインで踏みとどまれればまだ上に行くチャンスはあるのですが。前から言っていたように中長期はベアなので、ここは安全を図って近いうちに株は下落すると考えた方がいいかもしれません。投資資金を守るためにはその方がいいでしょう。

くどいようですが、中長期はベアでまだまだ危ないです。ベアマーケットの恐ろしさを書いた記事が私が買っているチャート・サービスのウェッブにありましたのでシェアしましょう。

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上のチャートは1999年の終わりから2002年の9月までのNASDAQの月足チャートです。いわゆるITバブル崩壊の時のものです。夜明け前が一番暗いとよく言いますが、この記事の著者は” I believe that it's always darkest right before it gets ’more dark.’’’(私なりに訳すと「一番暗いと思ったら、すぐにもっと暗くなると私は思っている。」)このチャートからもわかるようにそれまで50%ぐらい落ちてきたので、2001年の初めにNASDAQを買ったらそこからまた50%落ちています。「だけどそんなことになるなんて、その時はわからないじゃーん。」とこのブログの読者は言うでしょう。わかることは一つあります。

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上のチャートはITバブル前後のNASDAQの月足チャートです。ここから見れるように2001年の初めの段階ではRSIはまだきつく下降していて50をきっていることです。ここには示しませんがMACDも同じような動きをしています。ですから「安くなったからと言ってこの辺で上がるはずだ。」などという思い込みは別の記事でも書きましたが肝に銘じてやらないことです。株は相当下がっても、これでもか、これでもかと思うほど下落するときは下落する慈悲のような感情を全く持たないものなのです。常にフレキシブルに新しい情報を考慮し、今までの分析に疑問を呈し、考えらえるシナリオをすべて頭の中に入れておくことが株の投資には必要です。しかしこんなことをやってたらすごく忙しくなりますよね。

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