主要インディケータ1:マックデー(MACD)

MACDはMoving Average Convergence and Divergenceの頭文字をとったもので、ハンバーガー屋さんとは関係ありません。MACDはふたつの期間が異なった加重移動平均の差を計算したものです。これのある期間の単純平均をシグナルと言い、MACDをこれで引いたものをヒストグラフといいます。私も使っていますが、一番一般的なのは12日EMA と26日EMAの差をとったものでしょう。ウェッブにあるMACDはデフォルトでこれが出てきます。又一般的なシグナルは9日移動平均値を採っています。。こう書くとなんかとてつもなくめんどくさいもののようですがインターネットで計算されたものがすぐ出てきますから。文明の進歩に感謝しましょう。計算の方法も知らなくて自分で計算しなくても、使い方を知っていればいいのです。まーコンピュータがどうやって計算しているか知らなくても使い方を知っていればいいということと似ています。

多くのMACDと株価を対比して見ればすぐわかりますが多くの株価は上がっていき、停滞し、下がってくるという周期があります。又は強い株は上昇し、停滞し、また上がる傾向があります。株によってこの周期がはっきりしているもの、そうでないのがありますが、前者の売買にはMACDは強力な武器です。すなわち株価の勢い、トレンドを捕まえようとするのが目的で、モーメンタムインディケーターのもっともポピュラーなものの一つです。

実例を見ればわかりやすいと思うので、下にヒルトン(HLT)の過去2年の株価、MACD(12,26,9),MACD(100,250,50)(ここのパラメーターはMACDが最初の数、ここでは12日なり100日の加重平均を26日なり250日の加重平均値との差をとり、シグナルを計算するには三つ目の数字の日にちで平均値を出していることを表しています。)をチャートで見てみましょう。100日はあまり一般的には使われていませんが、私は株価分析に長期の動きが重要と考え、いろいろとパラメーターを変え、試したところ100日が面白いことが分かったのでここに紹介します。多くのウェッブにあるプログラムもパラメーターはユーザーが変えられるので試してください。

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上の株価の下にある二つのチャートはMACDを表すものですが、黒い線がMACD,赤い線が9日移動平均値、下にある青い棒グラフがヒストグラフです。下の100日のMACDはきれいにHLTの周期を捕らえています。2018年の終わりまでMACDは下降線をたどり、2019年から8月まで上昇しています。その後少し下がり、また上がってきています。簡単にヒストグラフが正の時上昇機運で、逆も言えますのでそれに沿って売買してもいいでしょう。多くの投資家がそうしているようです。その上にある12日のグラフはそれほどきれいではないですが、より細かい動きを捕らえています。ここには示しませんが私は50日のMACDも使っています。この二つのMACDのグラフを使えば相当株の売買はできます。私の使い方は長いほうがそろそろ底をつくなり、勢いがなくなってきたなと思ったとき、短期のものでタイミングをとります。

MACDのの使い方は投資スタイルで変えていいでしょう。長期で投資する人には100日や200日や週足のものが向いているでしょう。私は比較的短気なので長期を見ながら、短期で売買するというやり方ですが。注意しなければならないのはMACDは移動平均値がベースですから特に短期の場合。一般のMACDでは13日前に大きな変動があった場合、今日大きな変動がなくても13日前のデータが取り除かれるので、MACDの今日の値は大きく変化します。

次にはもう一つのインディケーターの王者RSIを見てみましょう。

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