株投資:宝くじ、カジノ戦略?
今回はいろいろある株投資方法について少し話しましょう。私の分け方ではまず宝くじ手法とカジノ戦略があります。
私から見ると驚くほど多くの人が株を宝くじを買うようなつもりで買っています。このアプローチの背景にはいくつかの株への考え方があると思いますが、ランダムに挙げると (1)どうせ株価は予測できないから人気がありそうな株を買う。(2)うまくいけば短期間で大きく儲かる。(3)だいぶ下がってきたからこの辺が底だろうと信じる。
上のチャートはGE の過去5年間の週足ですが2017年の半ばから2018年の終わりまでで4分の1以下になってます。私も高いところで買いましたがすぐに売りました。2017年頃にはGEはDOW30にも入っていて(その後はずされました。)優良会社と思われていてある程度人気がありました。こんな株を買っていたらちょっと大変ですよね。
宝くじ手法はまさに宝くじで当たればいいのですが、当たる確率はあまり高くない、またリピートをあまりできない手法です。
私が用いていて、おすすめの株投資法はカジノ営業からヒントを得ています。さてカジノがもうける確率は意外と低いのです。あまり高いと客が来なくなるということがあります。いろいろと調べてみるとHouseの勝つ確率は52,3%のようです。しかし客が多く来て何千万、何十億と金をかけてくれれば儲けは確実で大きいのです。
この手法は株で勝つ確率が少しでも高くなる投資方法を作ることです。どんな優秀な投資家でも私の知る限り、100%勝つということはありません。あの有名なBuffet氏でもアップルを買わずにGEを買っていたこともあり、損を相当長期にわたってこうむっていたこともあります。私は買った株が60%勝てばよいと思っています。ただ負けた40%の株の損害が買った株のもうけより小さくなければなりません。ここがうまくいけば勝率は50%でもいいのです。いつも私が頭に入れていることは40%ぐらいは負けるということです。
後で徐々に書いていきますが、カジノがそうであるように一定のルールに沿った投資法を自分なりに確立しなければなりません。ある投資法を作ったらそれに沿って株の売買をしなければ、宝くじ戦法になってしまいます。成功した投資家がみんな強調しているのはDiscipline、自己規律というような意味かな、です。ただ自分の経験からその投資法もいつも改良、または変化するようにしなければなりません。マーケット、経済、投資状況は常に変わっていくのでそれに沿った投資法が必要になります。状況によっていくつかの投資法を持っているのもいいかもしれません。また投資法はそれぞれの人によって変わるでしょう。重要な点は、株投資にどれだけ時間をさけるか、短期なのか長期で投資するのかなどです。
次は私が使っている投資法を徐々に説明していきます。
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