暴落! 現状報告 2020/3/26 超短期などのチャートを見る
今日(2020/3/26)の上昇も随分派手でしたね。DOWで1352、SP500で155上昇。私の方もこの頃は忙しくて、ろくに好きな音楽も聞けません。今日は私の目についた興味あるチャートを示します。
私が買っているチャート・サービスのチャートは1分、2分、5分などと超短期のチャートも見れます。(興味ある方はStochchart.comですから、日本からでも見れます。チャートを見るだけならタダだと思います。)上のチャートはSP500の1時間足のものです。DOWやNASDAQも同じような形をしています。ここから過去7日間の時間足チャートは三尊(Head and Shoulders)の変形、右肩があまりないので、がひっくり返ったやつを形成し昨日ネックラインを破っていますね。教科書的に言うとこれはとてもブルで2,800近くいくと示唆しています。株価は6から9か月先を見て動くといわれていますから、それまでに薬も出てきて、コロナも落ち着き、金融、財政政策も期待される効果を出し、世界も正常に戻っていくとマーケットは見ているのかもしれません。トランプも今日この問題はイースター(4月12日)までにかたず ける(Wrap it up)と言っていますし。しかし、一月もそういう風に楽観的に見て2月にひどい目にあっていますから、?マークを付けてこの動きを見るべきでしょう。
二つばかり面白いチャートがあるのでシェアします。最初のはアップル(AAPL)の月足チャートです。AAPLを引き出したのは、これが時価総額で世界最大の株であるだけでなく、この株価をファンドを含む多くの投資家が常に注目していて、世界の株価との相関関係が非常に強いからです。
黒いジグザグしている線はSP500です。このチャートでまず目を引いたのは2011年ぐらいから線が引いてあるチャネルがいまだ下に破られていないどころか、現在の株価はチャネルの上の方にあることです。これは英語でいうGood News and Bad News at the same time の状況にあります。いいニュースはAAPLの長期チャートは依然よく、チャネルは破られていないということ。悪いニュースは現在短期で上昇機運にあるので、AAPLも上がるでしょうが、すぐにチャネルの上限に達してしまい、このチャネルの上限の抵抗線を破ることは難しいということ。
次にこの3日間のSP500の上昇に伴って大きく上げた半導体株を見てみましょう。下にフィラデルフィア半導体指数のETF、SOXX、の月足チャートを示しますが、これも基本的には長期チャネルは健在です。また現在の株価はチャネルの下の方にあるのでマーケット全体が少しの間でも上がり続ければ、上がる余地がまだあるかもしれません。
気づいたかもしれませんがAAPLもSOXXも月足のRSI(14)は50以上が長い間続いています。ざっと見た印象だけですが、暴落以前強かった株は回復するときも強く、大きく上がると思います。これらの株価の動きを見るもう一つの重要な理由は、これらの強い株までチャネルなどを破られたら、大変だということです。これらはブルの精鋭部隊で現在反撃に出て頑張っていますが、この部隊までもやられると、ブルは大きく後退せざるをえなくなり、次の反撃ができるまで時間がかかるでしょう。
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