フェッドと争うな  1/11/22

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遅いですがあけましておめでとうございます。さて2022年、アメリカの株式事情はどうなるかはわかりませんが12月からの動きを見てある程度短中期の予測はできます。このところのテーマはいろいろありますが、たぶん重要なのはフェッドの動きでしょう。インフレ率も5%以上とひどくなり、政府、フェッドの信用問題となってきています。今年はフェッドは金利を4回上げるのではと予測されています。

ほかの記事にも書きましたが、金利の株式市場に与える影響はとても大きいです。もしかすると景気よりも大きいかもしれません。過去のデータからいえることは、金利が上がると金融株が上がり、ハイテク株が下がる確率が非常に高いです。

数年続いたフェッドの低金利政策もここで終わることになれば、それにつれて上がってきたハイテク株のブルサイクルも終わったかもしれません。上昇する金利、インフレ率を考慮し過去一か月のセクター別パーフォーマンスを示す上の表を見ると金融(XLF),エネルギー(XLE)が強く、ハイテク(XLK) が弱いことがわかります。この傾向はしばらく続くような気がします。

ここしばらくはSP500などの指標はあまり役に立たないかもしれません。各セクターのパーフォーマンスが相当異なるからです。2022年はこのセクターローテーションが今まで以上に重要になる気がします。

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