見出し画像

現状分析 2020/5/17 強い株のチャート

今週の株価の動きもワイルドでしたね。5月12日、13日と大きく下げたのでそのまま下落していくのかと思いきや、14日には安定し、15日には反発しました。前の記事で書きましたが、チャート上短期では現在非常にCriticalなところにあり、ここから下がるのか上がるのか判断するのは難しいです。このような場合、私は一歩下がって長期のチャートを見ることにしています。今回は少なくとも私が一番興味がある強い株のチャートを少し分析してみようと思います。

現状分析 2020/5/10 新しい経済状況?」の記事で強い株について多少話しましたが、これらのいくつかの株価の動きを少し分析しましょう。上のチャートはこのところ非常に強い動きをしているNFLXの週足チャートです。ネットフリックスは映画をストリーミングしている会社で、コロナで自宅監禁されている人たちはテレビで映画を見るだろうというので人気がある株です。2016年の終わりから一年半で株価は3倍になり、この2年ほど休んでいました。ただコロナ発生から元気づき最近では上場来高値を付けています。

次にゲームソフトのTTWOの週足チャートを下に示します。この株は 2017年秋から約3年かけて大きな逆H&Sを形成していて、今年の4月にネックラインを破っています。

画像1

下のチャートはアマゾン(AMZN)の週足チャートですが、これも2年半かけて変形逆H&Sを形成し、今年の4月にネックラインを破っています。

画像2

このような形をしたチャートはFB, NVDAなどにも見られます。つまり多くのTechnology 関連株は大きく上がった後、過去2,3年停滞して、この春に重要な抵抗線を破って上昇しているのです。そのうえ上場来高値を付けています。上昇する大きさはベースの長さによることを考慮すると、2,3年のベースは相当長いので、上昇する力は強いでしょう。このような株が主要コンポーネントとしてあるので、NASDAQが強いのでしょう。

これらのチャートが示唆することは、短期ではガタガタするかもしれませんが、中長期では大きく上がる可能性が高いということです。新聞、テレビを見ていると世の終わりが近いような気分になるので、これらの株が上がるというシナリオは感覚的に受け付けにくいのですが、チャートは上がる可能性は高いぞと言っているのです。マー、どちらが正しいか、数か月後にはわかりますが。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?