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現状報告 2020/4/16 上がっている株は同じ形?

前の記事でも書きましたが、NASDAQは順調に上がっていますね。今日もDOWは33ポイント(0.14%)、SP500は0.58%上がりましたが、NASDAQの上昇は1.66%でした。セクター別では、Biotechnology, 半導体、コンピュータなどがよく上がりました。その反面、エネルギー関連、銀行、航空会社はだいぶ今日も下落しました。現在の状況ではセクターや個別株の選択が非常に重要になっています。

今回は前回とは逆に超短期(1時間足)で最近上がっている株のチャートを調べてみました。すると、ナ、ナ、ナントこれらの株の1時間足チャートが非常に似ているのです。(これを昨夜発見して、ちょっと興奮しました。株はいいですよ。この年になってもエクサイティングですから。)上のチャートはアップル(AAPL)の過去3か月のものですが、3月20日に底値を付け、4月中旬に$267近辺のネックラインを下から破って、上昇しています。(ネックラインを破った後、なんか戸惑っちゃって2,3日オレほんとうに逆H&Sを形成しっちゃったのという感じでネックラインをうろうろしていました。そのあと、我に帰って上昇をもろに始めますが。)上昇への反転の典型的なパーターンである三尊(Head and Shoulders, H&S)の逆になったやつを下から破ってパターンを完成させています。このパーターンは前にも書きましたが、多分チャ―ティストの間で一番有名なやつでしょう。統計的には定説通り上がるのは70から75%です。定説は「最低、頭のトップからネックラインの距離と同じ距離だけネックラインから上へ行く。」です。

ここのところが経済学の合理的期待論と食い違うところです。すなわちこの理論ではこのようなことは起こりえないのです。合理的に考え株価が相当高い確率で上がると分かれば、みんながその株を買って、株価は上がり、瞬間的に儲けるチャンスはなくなるのです。すなわち鞘(さや)取り(Arbitrage)のようなことはできないのです。でもこの理論を突き詰めると、よく言われたジョークですが、お金が道に落ちていることなどありえないのです。瞬間的にその得する話は消えるはずですから。

次に、今回私が大分儲けさせてもらったアマゾン(AMZN)を見てみましょう。AAPLと同じようなチャートを示しますが、ここでも3月16日に底値を付け、4月の上旬にネックラインを下から破っています。こうして逆H&Sを形成してからは、これでもかーというほど一本調子で勢いよく上がりました。今日は前半はよかったのですが、後半は頑張りすぎて疲れてしまい、ちょっと休みに入ったようです。この辺で値固め(Consolidation)ですかね。

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半導体のヌヴェディア(Nvedia, NVDA)も同じような形です。これはAMZNに比べるとH&Sを形成してからまだあまり時間がたっていませんね。AMZNと同じような軌跡をたどれば、まだ相当上がる余地があるかもしれません。

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ほかにもLLY, OKTA, NTES、DXCMなどいろいろあります。興味のある人は調べてください。

前回の記事も含めて、私が言いたいことは上がっている株を狙えです。前にも言いましたが「株を高くなったところで買い、もっと高い値で売る。」です。「大分下がったからこの辺が底値だろう。」という理由で買うのはとても危険です。チャーティストは株価がちゃんと「はい。この辺が底値である確率は少なくとも60%ですよ。」と示してくれない限り買いません。

前回のチャネルも今回のH&Sも大事なポイントはうまく支持線、抵抗線を引けるかです。ちょっと訓練が必要かもしれません。私はもう何十年もやったきたので(途中中断もありましたが。)チョコ、チョコとできますが。お勧めは何回も線を引いてみて、その中で良さそうなのを残しておくのです。一本じゃなくてもいいです。マー練習してみてください。

 

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