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暴落! 現状報告 2020/3/31「超短期などのチャートを見る」の続き 2

昨日の月曜日(2020/3/30)は上昇でこなしましてちょっと安心していて、今日の朝も上がっていたのでうまくSP500で2.750ぐらいまで行くかなと思っていたら午後徐々に下げだし最後の1時間で大きく下落しました。この前の記事に書いた2月中旬からの下降線が大きく抵抗しました。

そうなると問題はこの線を近いうちに上へ突き破ることができるかということです。結論を言うと難しいでしょう。その理由は四つ考えられます。

①下のチャートは上のと同じもののRSIとMACDをしめしたもの(SP500の1時間足チャート)ですが両方とも下落傾向にあります。また、MACDは相当はっきりしたDivergence(株価の動きと矛盾)を起こしています。前にも言いましたが、Divergenceは株価の動きの転換をよく示します。

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②この下降線で今日跳ね返されたので、この線が強くなってしまいました。抵抗線、指示線の強さはその実績によって決まるのです。

③一番上のチャートに青い丸で示しましたが、3月上旬の動きが今の動きに非常に似ています。上昇して、2回山を作って下落しています。3月上旬の場合も同じ抵抗線で跳ね返されています。(ただしここで初めてこの線は形成され、それまでは存在しなかったのですが。)このシナリオだと2,400ぐらいで少しぐずぐずしてから階段を急いで降りるようにまた大きな下落が始まるということになりますが。

④チャートには書いてありませんが今回の戻しはちょうどフィボナッチ数列の一つ38.2%なのです。2月中旬から3月23日の安値までの下落の38.2%を戻したのです。現在の状況ではブルはここまでよくやったということかな。

ブルにとってもう夢も希望もないのかというとまだあります。前に書いた逆H&S(三尊)はまだ生きているのです。このパーターンはネックライン、2,400近辺、が下に破られない限り生きるのです。このシナリオでは2,400近辺までいったん戻すが、そこから反発するというものです。ですから次の戦場は2,400近辺ということになります。

今週末にかけ全国給与水準などのマクロデータが発表されます。また4月に入ればいろいろな経済統計が出てきますが、それらに株価がどう反応するかはじっくり見ていくべきでしょう。アメリカ政府はもう次の財政支出を考え始めたと聞きます。トランプは何が何でも株価、経済を改善しようと思っていますから、自分の金でもないし、どんどん気前よく出してくるでしょう。

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