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現状分析 2020/6/25 NASDAQどこまで?

今日の株価の動きも激しかったですね。昨日DOWで700ポイント以上下げ、今日もはじめのうちは250ポイント程度下落して始めたのですが、午後から上がり始め、終値は300ポイント近く上げました。また小さなSelling Climaxの様な形をしていて、短期では上昇機運に入る可能性が高いです。NASDAQの50日移動平均値は200日のそれをもうすでに上回っています。SP500 も加重平均値では同じことが起こっていますが、単純移動平均値ではもう少しです。

悪いニュースはアメリカの幾つかの州でコロナ感染者が急増していること。それからIMFが日米の株はバブル的になっているという報告書を発表したこと。IMFのスタッフから見れば世界の経済がこれだけ悪化しているのに株価が上がるなどとはとんでもないことだというのでしょう。私も過去仕事上IMFのスタッフとだいぶ付き合いましたが、彼ら、彼女らに株のアドバイスを求めるのは少しお門違いかもしれません。

アメリカの株はあがっているのですが、主にTechnology ,とHealth Care, 特にBiotechnologyです。ほかの株はそれらにつられて上がっているのでしょう。私の解釈では現在アメリカの経済構造が大きく変化しているところです。セクターローテーション(セクター別の株価の動きの変化)はこの経済構造変化の反映ではないでしょうか。5Gの導入もあり一層デジタル化へ進むでしょう。株価はその動きを先取りしているようです。マーケットはポストコロナを見ているのでしょう。ただ、コロナはアメリカではまだまだ収まっていませんから、マーケットは少し先走っているようです。

上のチャートは最近のNASDAQの日足ですが、前話した8,900をネックラインとした逆H&Sがわかります。このチャートパターンからするとターゲットはリニアで11,000、ログで11,820あたりです。この辺が月足チャネルの上限にあたるので、私は今回のブルランはその辺までと思っていますが。

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